| 先日の日曜日、3月31日が今年は復活祭にあたり、大学は前後一週間お休みとなりました。うそのように暖かい日が続いていて、すでに藤の花も開きかけています。 同じ先週末、イタリアを含む欧州大陸は夏時間、日本との時差が現在7時間になりました。日本と欧州を往復しても、いわゆる時差ぼけというものにならないのに、この夏時間になるときの変化が、なぜかとても苦しい。土曜日から日曜日にかけて、一時間時計を早めるので、そもそも週末の睡眠時間が一時間不足する気がするのに加え、今年は復活祭の休暇に重なっていたので、お休みもちょっと損した感じ。もともと寝起きがいいほうではないけど、人工的な時計についていけず、太陽の位置で時間を把握する、原始的な体質なのでしょう。体内時計がすっかり狂ってしまっているようで、日中もまた強烈な眠気と戦っています。
パリのイタリア人
さて、私は、試験も近いのであまりうかれてはいられないのですが、全国のバカンス気分につられ、4日間パリに行ってきました。久しぶりにイタリアと日本以外の国で、しかもパリは期待通り、イタリアにはない都会!幸いお天気もよく、あちらもかなり暖かくて絶好のお散歩日和。ぶらぶらこじゃれたお店をのぞいたり、おいしいものを食べたり、もちろん美術館にも行って、満喫してきました。
ところが、一つだけ計算違いだったのが、なんとイタリア人でいっぱい。そこそこ近くて、一応外国、そしてユーロ導入の効果を実際に味わおう、ということなのか・・・確かにこの連休は、イタリアからチャーター便によるパックツアーもたくさんあったっけ。ともかく、行く先々イタリア人であふれかえっていて、しかも、彼らは目立つ。
まず、ルーブル美術館。ガラスのピラミッド下、切符売り場では、さすがに英語、フランス語、日本語・・・といろいろな言語を耳にしましたが、なぜかイタリア語率が猛烈に高い。人数が実際に多いのか、声が大きいのか・・・その両方か。入場し、「イタリア絵画」コーナーに向かうと、そこはもうイタリア人の天下。ガイドつきグループ、家族、カップル、90%くらいイタリア人、という状態で、「ああ、これこれ」という感じで確認したり批評しあったりしている。なぜパリに来て、フランス絵画その他ではなく、相変わらずイタリア絵画を見るのか・・・。馴染みがあるし勉強もした、とかいろいろ理由があるのでしょうが、何より「偉大なイタリア人の作品」という誇りが勝っているようにも思えます。
美術館もさることながら、エッフェル塔近辺、気軽なレストランが集まるカルチェ・ラタン(=ラテン地区)など、いわゆる代表的観光地はやっぱり言うに及ばず、ほぼ彼らに占拠された状態。まあ、ルーブルの「モナリザ」も含め、超初心者的観光客コースをたどっている、といえるのかもしれません。
圧巻は、日曜日。せっかくパリにいるんだし、と物見遊山半分でノートルダム寺院の復活祭のミサに行ってみると、予想通り観光客でいっぱいなのだけどこれがまた大半がイタリア人?という状況。さすがに小声とはいえ、ごちゃごちゃしゃべっていたり、もぞもぞしたり、ちっとも神聖な気分とはいいがたい。ミサが終わって、目の前の広場に出ると、これまた皆一斉に携帯電話で家族やら友達やらに電話し「復活祭おめでとう!今ノートルダムのミサから出てきたところ」とかやっているのです。いつもは行かないけどクリスマスと復活祭くらいは一応ミサには行っておこうかな、と、まさに平均的イタリア人の行動パターン。

ノートルダムでのミサ、観光客でいっぱい
そしてイタリア人は同郷の人が好き。旅先で同じ日本人を見ると、なんとなく目をそらしてしまう日本人と違い、イタリア人は、イタリア人を見ると嬉しくて声を掛け合い、寄り集まる。これが、同じイタリアでも、ほんとに地域的に近いほど同郷感が増し、うれしさも増すらしい。ただでさえ人数が多い上、こうしてイタリア人の和が増強していくのです。
こうして、なんだかほっとするような、ちっとも気分転換にならないような小旅行をして帰ってきたら、いつものバス停がフランス人でいっぱい、ヴェネツィアは彼らに占拠されていたようです。
最新パリ情報についてはまた、別途メイルか、ホームページに直接載せていきたいと思っています。
ではまた。
Fumie
|