季節外れ


近所の公園に降り積もった、ポプラの綿毛

こんにちは、お元気ですか。前回、W杯についてイタリアではそれなりの盛り上がり、と書いたのですが、テレビや新聞の世界ではだんぜん盛り上がっていました。訂正です。面白いのは、相変わらずの日本ブームというのか、便乗ものも多いこと。フィアットまで「全編日本語、イタリア語字幕つきヤクザ仕立て」なコマーシャルを放映し始めました。(強いていえば役者?は韓国人か中国人に見えるのですが、せりふは完全に日本人による日本語。)ガンバレニッポン、フォルツァ・イタリア!いよいよ、注目です。

雪景色?

こちらは、突然夏になりました。少し前まで、半袖・短パンのアメリカ人、ドイツ人観光客を見て目を疑っていたのが、イタリア人もタンクトップにサンダル、のスタイルになりました。異常気象なのか、もともとこういうものなのか、日本の、東京近郊の気候に比べると、春と秋がずいぶん短くて、突然夏から冬、冬から夏になるような気がします。
雨がちだった4月のあと、5月に入ってある日きっぱりと青空になって、夏とともにやってきたのは、大花粉攻撃。といっても、杉やら松やらの、ほんとに粉状の花粉ではなく、ポプラってご存知でしょうか、ふわふわの綿毛を飛ばすのです。たんぽぽの綿毛よりはもう少し存在感があって、真っ白で、でも綿あめというよりは、まさに綿ぼこり・・・。
この辺りでは街路樹に多く使われていて、また大きく大きくなるものらしく、4-5階だての建物を超えるくらい大きいものも。それが風にゆさゆさと枝をゆすって、にぎりこぶしを開くように、わっさわっさと綿毛を飛ばします。枝を離れた綿毛は、これまた風に乗って大気中に舞いながら、ゆらゆらと「降って」くる。そして、人、車、建物、道路・・・と降り積もったところから、再び風によって舞いあがる・・・。一番ひどかった3日間くらいは、あたり一面に積もって真っ白になっているだけでなく、大気中にもまんべんなく降り続けていて、見た目だけはほんとに雪景色のようになっていました。かんかん照りの青空で暑かったのを除けば。ほんとうは、夏というよりは春を告げる風物詩なのだと思うのですが、今年は一度暖かくなった後雨がちでタイミングを逸し、晴れたとたん、自然の摂理というのか、それっという勢いでより一斉にこの綿毛を飛ばしたのかもしれません。実際、一カ月くらい前に急に暖かくなったとき、確かに一度綿毛が舞うのを見たのですが、前回のは、「がく」というのか、枝に実際くっついていた部分が少し緑がかっていたのに対し、今回のはほとんど、そういう核みたいな部分がないし、なにしろ量がはんぱじゃない。何か違う種類だったのでしょう。
軽すぎて、家の中でもふわふわ待ってしまい、掃除も一苦労。花粉のみならず、ほこりアレルギーを認定されている私には、形状がほこり、実態が花粉(?)というこの綿毛はまさにダブル効果。やはりアレルギーを持つ同居人と、くしゃみを連発、鼻をかみつづけ、頭はぼーっとするわ、肌は荒れるはで大変な騒ぎでした。

5月末に「ビザンティン美術史」の課外授業で、イスタンブールに行きます。苦手な団体旅行(しかもイタリア人と!!!)は不安ですが、やっぱり楽しみです。
ではまた。
Fumie