こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
イタリアでは、Aprile non ti scoprire,
maggio vai adagio. (4月は脱がないで、5月はゆっくり)というのだそうです。確かに、この5月、急に暑くなったかと思ったら、青空のまま、びゅーびゅー風が吹いて肌寒くなったり。さわやかな晴天に戻ってこれぞ5月!と思ったら、今日の午後は雷雨と、ちょっぴり雹が降りました。
ソムリエ
そんな変わりやすいお天気ですが、太陽が照っていると欲しくなるのがジェラート。あちらこちらに分かれた教室と、家とを行き来する合間、ぽっかりあいた空き時間などのささやかな楽しみです。
何でも観光客値段のヴェネツィアでも、ジェラートは比較的良心的。というか、逆にフィレンツェなどで見聞きするような、望みもしないのに無理矢理大盛りにして1000円近くとるような悪徳商法(?)は見かけません。住宅街の中でも、町の中心サン・マルコ広場でも、ちゃんとした手作りジェラートが2色でたいてい1.5-1.6ユーロ。でも、同じ値段でも、ジェラート自体の味、コーンの味、盛りつけの量が違います。そして、たいては10種類以上あるフレーバーも、うんと暑いと体が欲するのはレモン+他のフルーツですが、さわやかな気候だと、ティラミスやチョコチップなどのクリーム系もおいしい。
横浜高島屋に、日本で初めてのイタリアン・ジェラート屋ができたときに、ガラス張りのキッチンでオレンジやレモンを絞っているのを、「さすがイタリア」などと思いつつ観察していました。が、実は本場のジェラートは、「手作り・自家製」の看板を出している店でも、残念ながら果物から絞っているところは少なく、たいていは、業務用の「フレーバー・ミックス」を使っているようです。(もしかしたらシチリアや、ナポリに行けば普通だったりするのかもしれませんが)。
では、「自家製」は偽りで、どこも同じ味かというとそうではなく、全ての味の、ジェラートそのものの基礎となるのが、牛乳・卵・砂糖で、これら新鮮でおいしいかどうか、ジェラート自体がいかに作りたてに近いかどうかというのが、味の分かれ目のようです。
現在の私の課題は、業務用フレーバーを使っているか否かを、見分けること。といっても、ジェラート自体は新鮮だし、フレーバーもフルーツ・ジュースやジャムなどの老舗メーカーが作っていたりで、そう簡単ではないのです。ジェラート道の課題はつきません。
そんな冗談はともかく、イタリアにお出での際はぜひ、artigianale(職人製)、またはproduzione
proprio
(自家製)の看板に注意して、ジェラートをお楽しみください。
ああ、ジェラート研究家になりたい。それでは、また。
Fumie
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