ヤセ願望

 夕暮れのコンコルド広場から、エッフェル塔

こんにちは。

31日(金)の朝、パリから帰ってきました。初日と4日めに小雨がぱらついた他は、まずまずのお天気、何よりも暑すぎず、寒すぎず、おかげで中5日間で美術館6つ、教会2つ、と強行日程もなんとかこなすことができました。
今回の旅行は、3月から始まったFondazione sociale europea (あえて訳せば、欧州社会基金でしょうか)によるプログラムの一環で、美術史を中心に専攻する女子学生20人を対象に行われたものです。この研修旅行と引き換えに、というわけでもないのですが10カ月で420時間の指定の授業に出席することが義務付けられています。2月に募集があった際、国籍などの規制がなかったので応募してみたら運良くそのうちの一人に選ばれて、やっとこさっとこ、何とか参加しています。
旅行に参加したのは、実際15人、私を除くと26-7歳の学生が一人いるほかは、後は全員20-21歳。それに引率の(50代?)の教授が二人、という構成でした。

隣の芝生は青くない

同じ釜の飯、というのでしょうか、一緒に旅をすると、ふだん大学の授業で会って、ちょっとしゃべっているくらいではやはりわからない、友人たちのいろいろな面を見ることになります。去年、イスタンブールに行ったときに、意外と皆おとなしい、とか、時間厳守だ、とか既に「発見」済みでしたが、彼女たちの食習慣にはあらためて驚かされました。
食通の国、フランスもなにしろ彼女たちにかかるとコテンパンです。もちろん、毎日の夕食を食べたレストランは、とてもおいしいとは言いがたかったけど、予算の限られたツアーで、ホテルや、往復の寝台列車のレベルからするとこんなものだろう、という程度。むしろ、皆が3日目のために注文したのがなんとピッツァ、それは絶対においしくないだろう、と思ったら案の定・・・。パリで、おいしいピッツァがないとは思わないけど、この状況で、しかも、素材の味が命のトマトとモッツツァレッラ・チーズだけのマルゲリータなんて、私なら絶対頼まないけど。
もうひとつ、彼女たちの文句の対象になったのは、毎日お肉の付け合わせが山盛りのポテトだったこと。イタリアでも、付け合わせに食べないことはないけど、たぶん毎日ではないし、特にこの季節は、生サラダを食べるのが普通。増してフライドポテトなんて脂っこいもの・・・、というわけです。
夕食には始めからさほど期待していなかった私が、実は楽しみにしていたのはお昼に食べるバゲット・サンド。イタリアのパニーノもおいしいけど、パリパリのフランスパンのサンドイッチもまた格別。ところが、これも彼女たちにかかると、「サンドイッチにバターを塗るなんて、信じられない!!!なんて脂っこいの!」というわけです。ああ、こんなにおいしいのに・・・。結局、毎日しつこく大満足で食べていたのは私だけでした。他の人は何を食べていたかというと、リンゴ2個とクラッカー、とか、あんず10個とか。イタリア人は豊満、というイメージとは違い、今時の、彼女たちは小柄でほっそり痩せているけれども、ほんとに食が細いのにびっくりしました。あんずだけで、どうやってこのハード・スケジュールについていけるのでしょうか。
それでも、「あ〜家に帰ったら山盛りのパスタを食べたい!」とか言っているのは微笑ましい限り。でも、実際、痩せすぎというほどでもなく、いいカンジのスタイルを保っているのですから、うまくバランスがとれているのでしょう。
いきなり昼食をフルーツだけ、というのは無理なので、まずは間食をフルーツにするところから真似てみようかと思っています。

帰ってきたら、ヴェネツィアはまだまだ猛暑です。
ではまた。
Fumie