ヴェネツィアで(おいしく)食べる

 いつかこんな大型客船で旅に出たい

こんにちは。
大変ごぶさたしております。いかがお過ごしでしょうか?

ヴェネツィアは連日、ほとんど雲一つないといっていい青空。昼間は、強い陽射しが容赦なく照りつけてもちろん暑いのですが、日影や、建物の中に入るとふっと涼しく、ほっとします。蒸し暑くてどうにもならなかった去年などに比べると、今年はずいぶん過ごしやすい、本来のイタリアらしい夏なようです。

凶と出るか、吉と出るか

ここのところ、旧友、知人、家族、と、ヴェネツィア来訪が続いてます。7月に母親、親友が来てくれたのに続き、今月はツアーでイタリア旅行の旧友と半日の逢瀬。9,10月とやはり思いがけず旧友の来訪が続く予定で、今から楽しみに待っています。普段こうして、メイルで随時やりとりしていても、実際に会えるとなると嬉しいものです。
ヴェネツィアは、イタリアの首都ではないし、またイタリアの場合は首都のローマにいても、例えば日本含め外国からイタリアに来る場合、必ず通過するというわけではありません。ミラノ経由もありますし、フィレンツェなどの中部を旅行される場合は、パリやフランクフルト経由の方が多いくらい。
なので、「ヴェネツィアに遊びに行きたい」とか、「ヴェネツィアに寄ります」とか、メイルなどで連絡を頂くと、うきうき、すぐに手帳を繰って、予定を確認します。その時点から、頭はパズル状態。日本からの旅行者なら、たいていは長くて2-3日、短いと数時間の猶予しかないのが普通。どこで会おうか・・・どこを案内しようか・・・ただでさえ、イタリアの場合、美術館やお店、レストランでも、週末は休みだったり、昼休みが長かったり。おまけに、7-8月は、夏休みで長期休暇、なんてこともあるので、散歩のついでに覗きに行って、該当日がお休みでないか、確認したり。さらに水の上にあるヴェネツィアの場合、「ええーい、時間短縮でここはタクシー」などという手が使えません。やむを得ず、ほとんどが徒歩の移動になるのですが、歩いていると、思わぬところでウィンドウに引かれて、ついつい立ち止まったり。そういうわけで、移動の時間や、歩きすぎによる疲れ具合も考慮に入れる必要があります。
実は、いつも頭を悩ませるのが、「ガイドブックに載ってない、地元ならではのレストランで食事を」というリクエスト。ごもっともです。私だって、最近はローマに行くときはそれこそガイドも持たず、現地の友人のお勧めや案内に頼りっきり。ですが、普段、貧乏学生の身では、そうそう食べ歩いてもいられないし、しかもヴェネツィアはもともと、ちょっとお高め。学生仲間ではせいぜいがピッツェリア、周りはヴェネツィア外から来ている学生ばかり、情報もあてになりません。地元の人で賑わっていそう、と思いきって入ってみても、塩味がうんときつかったり、うーん、そうかしら?という程度だったり。
それに引き換え、日本のガイドは、何しろ毎年更新されるし、情報がきめ細やか。相変わらずイタリアブームなのか、雑誌も相次いでイタリア特集が組まれているようですが、そういう情報が、ほんとにお役立ちなのです。それでも、ヴェネツィアに関しては、いつも写真は見事ながら、紹介されるレストランは案外似たりよったり。つまり、ヴェネツィアでは、掘り出し物は存在しないのかも、と最近は半ばあきらめ、半ば、だからこそ発掘したいと思ったり。
なので、友人・知人の来訪はまさにその発掘のチャンス。全く、案内役になっていませんが、気になっていた未踏のお店にお付き合いいただいたり・・・うまく行けばラッキー、そうでなければ・・・翌日は無難に、ガイドの通り、あるいはそれ以上によかった、特に選りすぐり、というところに改めてご案内させていただいきます・・・。
せっかく、はるばるヴェネツィアまで来たのだから、一番いいヴェネツィアを満喫して欲しい、と以前は思っていたのですが、でも、そうして、行きたいお店が休みだったり、案外がっかりだった、なんていうのも、これが本当のヴェネツィアだと、100%じゃない、そういうところを味わっていただくのがいいんじゃないか、と最近は思うようにしています。

では、また。夏ばてなどにお気をつけください。

追記

来訪ラッシュに気を良くして、これから秋にかけてのヴェネツィアの主な行事予定など。もちろん、ヴェネツィアは行事がなくとも、いつもお祭りみたいなところなのですが。

9月2日(木)〜12日(日);ヴェネツィア国際映画祭
9月3日(金)〜12月5日(日);「ティエポロ〜アイロニーとコミックの間で」展
9月5日(日);歴史的レガッタ
9月5日(日)〜11月7日(日);建築ビエンナーレ
11月12日(金);フェニーチェ劇場2004-05シーズン開幕
11月21日(日);サルーテ教会お祭り

以上
Fumie