こんにちは。
ごぶさたしております。いかがお過ごしでしょうか。
こちらは、ほんとうにようやく、涼しくなりました。ちょうど1週間前、月曜日の早朝に大雨が降って、ああ、空気が変わったというか、さすがに朝晩は多少は過ごしやすくなったものの、それでも昼間の直射日光は相変わらず肌にささるほどの暑さ。週の後半はむしろ蒸し暑さが戻り、辟易としていました。
8月31日(日)も、昼間は確かに日向を避けて歩いていたのに、夜になって急に風が冷たくなり、今朝起きたら、外は長袖でも寒く感じるくらい。昨日までは汗をだらだらかいていたのに、今日は一転して手足は冷たく、肌は突然つっぱってがさがさになるし、見るのもイヤだったセーターや靴下をひっぱり出したり、保湿クリームを塗ったり、大慌て。9月1日(月)から、まるで新学期、新学年に合わせるかのように、きっちり秋が始まったようです。
でも、ヴェネツィアで、一番秋を感じるのは、気温でもお天気でもなく、やはり、水。先週あたりから、まだ8月だというのに、秋にピークを迎えるはずの「アックア・アルタ」(高潮)になっているではありませんか。専用すのこや、長靴がいるほどではないにしても、午前、午後のおよそ1-2時頃、水位がずいぶん高く、場所によってはうっすらと水がついているのです。外を歩いていても、運河の水位が、ともかく最近しばらく見たことないくらい高い。今年はあんなに雨が少なかったのに、いったいどこからこの水がやってくるのか、それにしても、ああ、季節が変わっているらしい、と実感します。
このまま、ほんとうに秋になってしまうのか、あの暑かった夏を名残惜しむひまもないほどです。夏は夏らしく暑いほうがいいけれども、5月の後半からずっとずっと暑かった今年はどうでしょうか。それでもあと一月もすると、暑さが恋しくなるのでしょうか。
映画祭の楽しみ方
ヴェネツィアは現在、映画祭のまっただなか。といっても、映画祭の会場はすべてリド島の中、毎日、朝晩のニュースで「今日は誰が到着」と見るくらい。本島にいる限り、いくつかのポスターをみる以外は、映画祭を実感することはあまりありません。
これがミーハーや、大ファン、ともなると、会場となるホテルの前に張り込んで、ひたすら待ったりするのでしょうが・・・。もちろん、ガードは固いとはいえ、この映画祭は「生」で俳優を見られる、絶好のチャンスなのだそうです。運がいいと、町をぶらぶらする、俳優や有名人に出会えたりすることもあるそうですし。
そんなミーハーな友人の一人が、数年前に映画祭期間中にやったいたずら。何人かで連れ立って歩いていたら、なんとなく周りの視線を感じる。ちょっと考えて、仲間の男性の一人、黒皮に鋲をうったようなハードロック風の衣装を着た彼が注目されているらしい、ということに気付いたのだそうです。それで、彼だけを少し離れて歩かせ、しばらくいったところで、仲間内の女の子たちで、彼をふりかえって「!!!キャ〜〜〜!!!」と黄色い声をあげてみたのだそうです。案の定、その声に反応して他の女の子たちが、「誰?」「誰?」と言いながらも、ともかく追っかけ始め、そこからはちょっとした逃走劇のはじまり。もちろん、ほんとは有名人でも売れない歌手でも何でもない「彼」だったのですが、つかまったところで適当に「誰それの・・・何々」とか答えたら、なんとサインもせがまれ、もちろん、ちゃんとサインしてあげた、と。本気でそこまで騙しきるほうもすごいですが、騙されるほうもまた・・・。スター気分を味わいたい方、一度いかがでしょう?
私も、のんびりしてしまった夏休みも終わり、そろそろ現実に戻ります。
では、また。
Fumie
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