こんにちは。
8月最後の夜、まるで、これで夏休みは終わりと言わんばかりに、暗くなってから激しい夕立になりました。翌朝はぐっと涼しくなり、ああ9月なんだ、などと、納得したりしていたのですが・・・いえいえ秋はまだまだ、太陽の照りつける、夏に戻っています。前回も食べる話だったのですが、おいしいことは、やはり忘れないうちに。
アジアの味、万歳!
イタリアに来る前の、私の食嗜好をよくご存知の友人の皆さんは、ひょっとして「イタリアンばかり食べているのだろう」とお思いかもしれません。ですが、ほとんど自炊ということもあり、確かにパスタ率は高いかもしれませんが、和食、ニッポンの洋食、中華風お惣菜・・・とレパートリーの都合により取り混ぜて食べているのというのが実情です。そうやって、食べたいものはたいてい自分でなんとかしているので、普段あまり「どうしても○×が恋しい」というのはあまりないし、もちろん、相変わらずイタリア料理は好きで、たまに外食するときは、やっぱりおいしいイタリアンが食べたい、と思ってしまう。
ところが、時々、むしょうに食べたくなるのが、エスニック。おいしい中華はもちろんですが、タイ、ヴェトナム、インド・・・と、東京で仕事をしていた時にはよりどりみどりだった、そんな味が、たまらなくなつかしくなることがあります。
先日、友人の家に、ちょっと物を届けるのに立ち寄ったつもりが、久しぶりだったのでついつい上がりこんで、おしゃべりに花を咲かせていました。気がつくと、あっと言う間に1時間以上、そろそろお暇しようと立ち上がると、そこに同居する韓国人の友人が、「7時に夕食にするから、一緒に食べっていって」と言うのです。1時間で長居を気にして慌てて立ちあがる私に、2時間後の夕食を誘ってくれる、その豪快さになんとも嬉しく思いながらも、「いやいや、今日はほんとに寄っただけだから・・・」「予定があるの?ないならいいじゃない、ビビンバにするけど、どう?おいしいよ」「ビビンバ!?」イタリアに来てからというもの、まったく口にしていない・・・そりゃ、おいしいでしょうねえ・・・ああ!そのビビンバという響きにひかれ、結局勧められるまま、居残ってしまいました。
それが、そのビビンバのほんとにおいしかったこと!しかも、ご馳走になっておいて失礼ですが、見ていたら本当に簡単。しかも、野菜たっぷり、ボリュームもたっぷり・・・なにしろ、作る前に「実はこれで食べるの」と言われて出てきたのが、たらい?洗面器?というほど、大きな、鉢といってよいほどの深皿。その豪快さに再びぎょっとしましたが、案外ぺろりと食べてしましました。何はともあれ、コツはともかくコチュジャンひとつのよう。私も早速、コチュジャンを仕入れて、家でやってみようと思っています。
以下、レシピを紹介します。分量はすべて、「目分量」です。
1)
ひき肉をいためる。全体に火が通った頃に、コチュジャンをぼたっと足していましたが、先に軽く塩・胡椒をしておいてもいいかもしれません。
2)
にんじん、ズッキーニなどの野菜を千切りにして、軽くゆでる。
3)
きゅうりを、やはり千切りにしておく。レタスを洗っておく。
4)
ひき肉をいためた後のフライパンで、人数分の目玉焼きを作る。半熟くらいで火を止める。
5)
炊きたての白いご飯の上に、レタス、目玉焼きの順にのせ、後は、その他全ての材料をのせ、コチュジャンをのせる。
・・と一応、盛りつけるのですが、実際は食べる前に、各自、スプーンで、ご飯ごとよくよく、混ぜあわせます。
ビビンバといえば、韓国では本来、手軽な家庭料理というか、冷蔵庫の、ありあわせの野菜を全部使いきるための料理なのだそうで、のせるものは何でもいいのだそうです。確かに、ほうれん草や、かぼちゃなども意外といけるかもしれません。
暑い時に、辛い辛いと汗をかきながら食べるのも最高でしたが、冬も体が温まってよさそうです。付け合わせに、何かスープものがあると尚いいでしょう。この日はお味噌汁でしたが、韓国風冷たいスープもいいそうですし、わかめスープなどもいいのでは、と思います。ボリューム・ランチにも、あるいは短時間でぱぱっと用意したい夕食、どちらでもいけそうです。家で作らなくても、近くでいくらでもおいしいビビンバが食べられるから・・・といわれてしまいそうですが、騙されたと思って、ぜひ一度お試しください。一人で用意するにもよし、また、こうやって数人でワイワイしゃべりながら作るのも楽しいです。
Bounapetito!
では、また。
Fumie
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