9月のイタリア

こんにちは。ごぶさたしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。いろいろなことが起きているような、そうでもないような、イタリアです。

雨後の筍ならず

夜明けに雷と大雨が降ったりして、だいぶ涼しくなってきたかな、などとのんきに構えていたら、今度はトリノなどイタリア北西部から、エルバ島を含むトスカーナ、ペルージャのあるウンブリア、ローマから南部まで各地で大雨が続いて、イタリアでも洪水などの被害が出ています。コワイことに、だんだん洪水の風景にも慣れて、「ああ、また・・・」とだんだんびっくりしなくなってきている気がしますが、イタリアでは8月の長雨に続いてのこの雨、農産物へのダメージがまた一段と拡大するようです。新鮮な野菜や果物はもちろん、今年のワインは相当難しいでしょうね。
8月にも言われたことですが、イタリア人の大好きなキノコ類は、早くから収穫されはじめただけでなく、大豊作。もちろん、トリュフも例年にない収穫だそうです。タダではおきないというのか・・・あくまでも食い意地がはっているというのか・・・まあこれがイタリアらしい、いいところだと思いますが。ともかく、この秋・冬は、キノコです。

マフィアもびっくり?

そして今朝(9月6日)は、午前3時20分にシチリアのパレルモ沖で大きな地震。不幸中の幸い、お年よりが2名ショックでなくなっただけだそうですが、パレルモの町を直接襲っただけに、住宅や公共建築物で、落下、ひび割れなどの被害続出。まだ余震による被害も予想されるとのこと。
ところが、テレビのニュースを見ていてびっくり仰天したのは、驚いた市民たちとやらが、皆一家揃って車で(車に?)避難していること。日本では「地震の際は、速やかに車を捨て・・・」が鉄則では???基本的に石を積み上げた構造の建築のイタリアでは、家には怖くていられない気持ちはわかるけど、車???それこそ上から石材が一塊落ちてきただけで、諸共にぺっしゃんこでは?と思うのですが・・・。
イタリアは、いくつか地震地帯といわれているところがあるし、今回の震源地もアフリカ大陸とヨーロッパ大陸がぶつかり合う帯域にあたり、いわゆる震源地帯のうちなのだそうです。それでも、過去地震があったのが、1600何年と何年と、とか言っているくらいなので、やはり地震というものにあまり慣れていないのでしょう。
いまだシチリア未踏の私にとってパレルモは、この春ビザンティン美術にどっぷりはまって以来、今最も行きたい町の一つ。倒壊などこれ以上の被害が出ないことを祈ります。

それでも・・・

なんだかボロボロのようなイタリアですが、昨晩より恒例の「ミス・イタリア」本選が始まりました。毎年9月、毎晩2-3時間、1週間かけて、全国から選りすぐられた100人の中から、最後一人「ミス」を選ぶというもので、NHK総合テレビにあたる、RAI1(ライ・ウノ)で生放送されます。内容そのものが、おそらくアメリカなどでは全面的に問題視されるものだと思いますが、それを除いても、何か冗長の感のあるイタリアのTV番組の中でもまた一段と展開が遅く、3分たりとも耐え切れません。まあ、テンポの速い日本なら、頑張って全部で2時間番組でしょう。
ヴェネツィアは、というと現在映画祭で、盛りあがっています。といっても、私もTVのニュースを見ているだけですが。私自身は、今年度最後の試験を受ける合間に、引越しを目指して家探し中、9月1日(日)にあった市民のお祭り、「歴史的レガッタ」も逃してしまい、なんだか世の中から取り残されているような気分です。
ではまた。
Fumie