9月は突然の寒さに震えていたのに、10月に入って季節が逆戻り。朝は霧に包まれていて、もしかしたら寒いのかも・・・と思って着こんででかけると、蒸し暑かったり、かんかん照りになったりしています。
さて、私は今月より、ヴェネツィアに移りました。去年まで、大学は11月から新学期だったので、一カ月は部屋を探した後、ちょっとのんびり休暇・・・というつもりでいたのに、国立大学全体で機構改革があり、突然9月下旬から始まってしまい、大学側も生徒も大混乱。私は「EU圏外の国民」、つまり「外国人」扱いなので登録の手続きがちょっと違うのですが、それをわかっている担当者を探し、手続きを終えたのが10月9日。それよりも何よりもアパート探しに難航し、実はまだ居候中。同居するイタリア人の女の子と二人、情報誌、大学の張り紙、彼女のつて、不動産屋、賃貸専門紹介所、ありとあらゆる手段を試し、電話し、足を棒にして周り、ようやく一軒予算ぎりぎりで見つけることができました。ヴェネツィアの島の中ではありませんが、島までバスで15分。ごくふつうの住宅街です。ヴェネツィアらしさはまったくありませんが、まあ、きれいといえばきれいだし、静かで生活には便利そうな所です。
もともと私たちはコスト、便利さを考えて陸側で探していたのですが、なんでも、このあたり一帯、移民を含め労働者の流入が爆発的に多く、賃貸物件の需要が増大していること、もともとは住民の移動が少ない土地柄で、賃貸という概念になれていないため、空きがあっても市場に出回りにくいこと、そして、労働者とはいってもある程度の会社に採用された社員である場合、住宅は会社側が契約するなど信用度が高いため、(金銭の保証がない上、又貸しなどの危険性の高い)学生はお断り、というところが多いんだそうです。一方でヴェネツィアの島の中の中心地は、観光客目当てに短期で高く貸すのが当たり前になってきていて、高騰。ちなみに、ヴェネツィア本島内、リド島などは5月末までの賃貸希望というところも多数、夏の間はうんと高く貸そうという魂胆ですね。もうひとつ私たちを悩ませたのは、通学向け部屋貸し、というのか、週末は出ていってね、というタイプ。近郊に実家があり、週末は洗濯物を持ちかえり、ママのご飯を食べるために家に帰るという学生を対象としたものと思われます。これは一体家主にとってどんなメリットがあるのか、よくわかりませんが、たくさん存在します。週末は自分の息子が帰ってくるのか???まあその場合、キッチンも使用禁止のことが多いし、禁止でなくてもあまり使わないだろう、という見こみ、家具が最低限でいいからかもしれません。
そうそう、こちらでは、たいてい学生、および私のようなさすらいの外国人の場合、ふつうは「家具付き」アパート、もしくは部屋を借ります。私は、お鍋もお皿も、ふとんもハンガーも、どうしても必要なものは一通り持っているので、多少のものはなくてもなんとかするか、小物なら長くいることを考えて買ってもいいのですが、絶対に不可欠なのが、ベッド、冷蔵庫、テーブルといす。今回、ほとんどの不動産屋で、「家具付きはない」といわれました。学生お断りということでしょう。
さて、これだけの大騒動で見つけたアパートの家賃はいったいいくらでしょうか?答え、広さの正確な数値はわかりませんが、日当たり良好、2DKで、月1,200,000リラ(=約70,000円)、光熱費別。なーんだーーー都心(???)まで15分で7万円なんて、日本に比べれば・・・と非難ゴウゴウ飛んできそうですが、こちらの物価感覚からするととんでもない金額です。張り紙を見たところによると、だいたい学生側の希望は、シングル・ルームで月450,000リラ、ダブル・ルームで一人あたり350,000リラが上限、しかも大半がヴェネツィア本島内希望。私がみたところの相場は、本島内だと、小さいワンルームで1,200,000リラから、2部屋以上だと、1,500,000リラぐらいから、かなりのギャップを感じました。
15日に引越しの予定です。とり急ぎご連絡まで。
ではまた。
Fumie
|