ユーロ問題

またまたごぶさたしておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は自分が2週間くらいずっと風邪をひいていたのと、その間に一度メイルチェックしたら、友人の間でウィルスが発生していたので感染チェックをする必要があり、こちらからメイルできずにいました。一応、今回は感染していなさそうなのですが、何か問題がありましたらほんとうにごめんなさい。人間もパソコンも、ウィルス、ほんとに困り者です。

いよいよ!

さて。イタリアでは、というより、欧州12カ国ではというべきでしょうか、この12月は、クリスマス商戦とともに、ユーロへの移行へ向けて本格的に準備が始まりました(ちなみにイタリア語では「エウロ」)。今年に入ってから、ほそぼそと政府広報みたいなCMなどはやっていたし、スーパーマーケットなどではリラ、ユーロと両方表示されていましたが、実際使わないものは見ないもの。さすがに11月後半ぐらいから新聞や雑誌などでもユーロQ&Aみたいな小冊子がおまけについていたりして、「実践」ユーロ情報が氾濫(?)しています。それでもみんな、「混乱は必須」と思っているらしく、政府広報も「お金が変わっても、生活(人生)は変わりません。」とか、なんだかなだめ調みたいなコピーになっています。そもそも、お金の単位が変わるというのは、いろいろ大変なことだと思いますが、イタリア・リラはもともとの桁が大きく、1ユーロ=1936.27リラ、と桁が大きく変わるので、単位だけでなく、この少ない桁に「慣れる」のが大変。そして、混乱はもちろん、庶民の心配は便乗値上げ。
たとえば、私が毎日通う、校舎の前のバールのパニーノ(Panino=イタリア風サンドイッチ、注文してから専用ホットプレートではさみ焼きするので、周りがパリパリになり中のチーズなどが溶けて、とてもおいしい)。いや、おいしいのはいいのですが、10月の初めにはすべて5000リラ(約285円)で、それでもいわゆる「ヴェネツィア価格」、ちょっと高めかなーという感じだったのに、11月中旬、大学の第2期が始まって初日、行ってみたら表示が全部ユーロに変わっていて、「パニーノ各種3ユーロ」。待てよ、5000リラ=約2.5ユーロなのに、さては1月から値上げ・・・許せん!!!と思っていたら、すぐ翌日、ユーロとリラの対照表が新しくできていて、3ユーロ=5800リラとの表示。そしてちゃっかりその日から5800リラになっていました。これだけみれば、たかだか数十円の違いなのだけど、子の調子で全部ちょっとずつ上がっていくと、結構違ってきます。問題は、単なる桁の違いだけでなく、数字自体への慣れ。今は500リラ以下というとかなり小さく、硬貨も50リラ以下は流通していないので、たとえばグラム売りのものなども50リラ以下は四捨五入というよりはわりと適当で、細かいのがないと、まあいいや、みたいな感じだったわけです。スーパーマーケットなどで買い物をしても、レシートとおつりがぴっちり合わないのは、ほぼ当たり前だったのに、今度は、たとえば5000リラは、正確には2.58ユーロなのに、なんとなくこの.58が気持ち悪いのか、えいや、と切り上げてしまう。それにしても3ユーロまで持ってくのはかなり大胆だと思うけど、たぶん、2.6でもまだ気持ち悪い感じがしてしまう。例えば、日本のスーパーマーケットでは1980円とか、498円とか、”98”をつけて、ひとつ上の単位を少し切る、というのがなんとなく定番で、2003円、とかいうのはとても気持ち悪いように、この数字自体の、心理的影響というのは案外大きいのではないでしょうか。気持ち悪さを利用して、金額の大きいものはともかく、細かいものが全体に底上げになるのでは、と思っています。私自身も、もはや「まあいいや」に慣れているので、最後までぴっちり合わせるのはストレスですが・・・。
もっとも、外国人の私にとっては、ユーロ対円の為替レートの変動のほうが、影響莫大。ユーロが高騰はしないまでも、急落もしないと思うし、しばらく高値が続くと困るな〜と心配しています。日本円、がんばれ!!!!!!!!!
楽しいクリスマスシーズンに、生活臭のにじみ出る細かい話題ですみません。(ちょっと反省、でも切実)
ではまた。
Fumie