続・ユーロ&寒さ情報

Buon Natale! (Happy Cristmas!) いかがお過ごしでしょうか。
 寒波がいつまでたってもイタリア半島に居座り、零下の日々が続いています。一週間予報によると、今年は、ここ20年で一番寒いクリスマスになるとか。私のこれまでの人生3X年の中でも、一番寒いクリスマスになることは間違いありません。昼間、今日はちょっとあったかいな、と思ったら寒暖計の表示が5℃になっているのを見て、だんだん慣れてきた自分にびっくりしてしまいました。ここしばらく、お昼すぎでも1℃とか-1℃とかいうのを、冗談でしょ、と思いつつも見慣れていたので・・・。ともかく、ありったけのものをすべて着込んで、不本意にもほとんど着たきりスズメです。
今回は、雪が凍りついたサンマルコ広場の写真を添付しました。
 
スケート・リンクと化したサン・マルコ広場

カウントダウン

とうとう、郵便局で15日(土)から、銀行では17日(月)から、いよいよ本物の「ユーロ」交換が始まりました。なんとその名も「両替」ではなく、「ミニ・キット」(mini kit、英語そのまま)の販売!1キット25000リラ=12.91ユーロで、なんと一人3キットまで、もちろんどこも行列、整理券等々のさわぎ。うまいな、と思ったのは、この小出し作戦。このイタリアにおいて英語名というのは、日本でのカタカナ名よりもまだまだずっと「なんとなくインターナショナルで新しいっぽい」イメージになるし、とりどりの硬貨が一つの袋にパックされていて、と好奇心をかきたてる要素抜群。「子ども銀行」みたいな。実際、ニュースを見ているとほとんどがわりと年配の、しかも男性が圧倒的に多くて「クリスマスだし、孫のプレゼントに」とか言っている。ねらったのか、偶然なのか、タイミングも抜群。金額にしたら、1400円やそこらで、実生活には全然役に立たないのだけど、確かにこれなら小さい子にでも気軽にあげられるし。しかも「最初のユーロ」というので、マニア心をくすぐるんでしょうね。このキット分は、大半がまさに「子ども銀行」とマニアのふところに死蔵するのではないでしょうか。部外者として冷静な私ですら、やはり見てみたい気がして、郵便局に行ってみましたが、当然のように「当面在庫切れ」の張り紙。がっかり。だいじょうぶなの???ユーロ!!!!!
手に入れた友人によると、「ものすご〜くちっちゃい」。どうやら、0.01セント(?)、イタリア語では、チェンテジモ(centesimo)の硬貨のサイズことらしいのですが、イタリア・リラは、50リラとか100リラとか、超小額のものがわりとサイズが大きい。それはなぜなら嘘かほんとか、昔一度小さくしたら、あまり小さいと字が読めなくて判別がつかなくて不便、と老人から苦情が殺到したとかで、小さいのも実は存在しているのですが、流通量が圧倒的に少ないのです。
幸いこちらには銀行口座も小切手もたんす預金もなく、必要なキャッシュを日本の口座からその都度引き出している私は、こちらの「バンコマット」という現金支払機がユーロに変わってくれればいいだけの話で、特に細かい動向をフォローしていなかっただけに、おそらく前から決まっていたはずのミニ・キット販売に新鮮にびっくりしてしまいました。もっとも、1月1日から、すべて自動的にユーロ表示になっているはず、というこの現金支払機バンコマットが、「はず」ではあっても、いまいち信用できないというか、結構古い機械も多いのに、ほんとにそんな「一斉に」変わるなんてことがあるんだろうか・・・と個人的には疑っていますが。いつまでもリラが出てきちゃったりすると、両替の心配をしなければならず、ちょっとめんどくさいので。
 そんなわけで、イタリアではユーロ導入、盛り上がっています。ペルージャ時代に知り合ったギリシャ人の友人が「通貨はアイデンティティのひとつ、ギリシャ・ドラクマには紀元前からの歴史があるのに、なくすなんてとんでもない」と怒っていたのもなつかしい思い出です。
それでは、よいクリスマスを。

ウインドウを飾るクリスマスのお菓子、「トロンコ」(切り株)

Fumie