Buon Natale!(よいクリスマスを)
聖ステファノ広場のクリスマス・マーケット
| いよいよクリスマスとなりました。 朝からの澄み切った青空がかげる頃から、うっすらと霧が出てきました。車を運転する人にとっては最悪の霧も、全て徒歩で歩き回るヴェネツィアでは、むしろ舞台を演出する特殊効果のよう。白い闇に浮かぶクリスマスのイルミネーション、お店のウインドウが全て一枚も二枚も上に見えて、何の目的もなくとも、つい町にふらふらと出かけてみたりしています。 クリスマス、あれこれ クリスマスの飾り、といえば、イタリアで伝統的なのは、プレゼピオ(presepio)という、イエス誕生の場面を人形でかたどったもの。馬小屋に聖家族、それを見守る動物、ひつじかいや天使、主要人物のほか、好みで村の人々など、どんどん周囲の登場人物を増やしていけるところがなかなか楽しいところです。教会はもちろん各家庭でも飾り、木彫りの本格的なものから、プラスチック製、電気で動く仕組みのものなど、さまざまです。一方、クリスマスツリーは、もともと北方の習慣だったのが、おそらくアメリカ経由で入ってきたものです。今ではもちろんどこでも飾りますが。 実は、クリスマスの主役ともいえるサンタクロースも、イタリアでは比較的新しい習慣。一昔前まで、子どもがプレゼントをもらえたのは、ヴェネツィアあたりなら聖ニコロの日(12月6日)、ミラノ近郊なら聖ルチアの日(12月13日)だったり、と地方により違い、なんとベファーナの日(1月6日)というところもあったようです。 そのプレゼント、特におもちゃを中心に、市場に出回る半分以上、場合によっては7-8割が中国製かも、というのが今年の話題です。もちろん、欧州や日本の企業が中国の工場で作ったもの、あるいは中国からの輸入というのは、中国の台頭、という国際経済における側面以外何ものでもないわけですが、問題なのはいわゆる、密輸入品。EU内では、その工業基準を満たした製品については、ちょっと細長い丸字で”CE”というマークがついています。日本製でも、輸出対応になっているものは全てついていますので、身の回りの電化製品、おもちゃなどでも見かけるかもしれません。実はここでは、そのCEマークにご注意、なのです。なんと、酷似したCEマークがついているものがあり、それがなんと、China
Export の略だとか。ここまでくると、笑ってしまうというか、彼らの逞しさに感心するというか。判断の基準は、そのCEマークのすぐ近くに、製造責任者が明記されているかどうかだそうです。 一方、学生たちくらいの年代になると、おそらく一倍人気はデジタル・カメラでしょう。私の、もう3年にもなるデジカメも、ずいぶんとうらやましがられてきましたが、最近はイタリアでもずいぶん普及してきました。今年のクリスマス明けには新しいデジカメを手に戻ってくる友人が何人もいるはずです。 では、どうぞよいお年をお迎えください。 |