ピエトロ・ロンギに見るランパ、ダマスク、ブロケード
ルベッリが再現する18世紀ヴェネツィア 展
ヴェネツィア、クエリーニ・スタンパーリア美術館
Palazzo Querini Stampalia, Venezia
2006年3月5日まで
http://www.querinistampalia.it/eventi/view.php?cms_pk=187&dir_pk=3
| 18世紀ヴェネツィアの貴族や庶民の風俗画で知られるピエトロ・ロンギ。ここクエリーニ美術館をはじめ、ヴェネツィアのアッカデミアからルーブル、ロンドンのナショナル・ギャラリーにある彼の絵の中から、当時の代表的な服装を取り出して、再現したというのが、今回の展覧会。 主催、実現は、今でも美しいインテリア用テキスタイルを製造するルベッリ社。今回、同社の協力により美術館内の室内装飾の改装を行ったため、その記念ということらしい。 したがって、「本物」の当時の衣装ではない。生地も仕立ても再現だが、それでもこれが案外なかなかよくできていた。少し残念だったのは、衣装を着たマネキンが、ひとっところに集められていて、1つ1つをよく見るには若干不便だったこと。せっかくガラスケースに入っていないなら、それぞれを回りからじっくり見たいところだが。 ついでに言うならば、それぞれの生地見本を近くにおいて、その説明などもあるとよかった。美術館内の他の部屋をまわると、使用された生地が床やいすの上などに、どさっと飾られているのだが、どこまでの人が気付いたかどうか。 さらに、参照にした絵の複製などをおけたらよかったのではないか。A4両面カラーで1枚、それぞれざっと説明したパンフレットがあるのだが、特に絵のほうの写真は小さすぎて、かろうじてなるほど、と思う程度。衣装がそれぞれよく再現できているだけに、絵もそれなりの大きさで近くに飾ってあれば、より効果的だったのではないだろうか。 Fumie 23 dicembre 2005 |