4.ルート選び
Q1.世界の道路状態は?
→ どんなに発展が遅れている国であっても、メイン道路はほとんど舗装がされている。また日本のODAの威力を思い知るところでもある。道路わきには、日本政府の援助により整備された道路という看板があちこちに!続いて、韓国、中国も多い。中国の援助と聞くと、日本が中国に援助しているお金は何なんだろうと首を傾げたくなる。
しかし、全ての国ではなく例外もある。いくつかあるうちのひどいところを2つ紹介する。まずはスーダン北部(ハルツーム以北400km)の
砂漠道路。道路というよりもただの砂漠。車の轍が頼りだが、風が吹けば消えかける。そうなると遭難しないにはナイル川が頼りだけど、実際は山などもあって、ナイル川から離れることもありそうもいかない。自転車に乗るどころか、砂が深く押して歩くことも出来ないから、40kgという自転車を持ち上げて歩くことになる。そうなると一日20kmが限界。この砂漠道路ではそんな日が1週間も続いた。もう一つは、中国。
粘土道がひどくこれは10km程だが、砂漠での持ち上げて歩くという最終手段すら不可能。足が粘土に埋もれるからだ。けっか、バッグすら自転車から外し、一つずつ運ぶ。粘土だらけになった自転車は次々と壊れていき、チェーン切れ、ブレーキシュー前後3箇所同時なくなり、スポーク折れ、ギアが変わらなくなるという悲惨な故障が続いた。これらの道を乗り越えた後のアスファルトは実に爽快な気分になる。
Q2 .ルート選定の要素は?
→ ルート選定の要素になる要素は3つある。風、気温、雨だ。重要な要素順は
1.気温、
2.風、3.雨だと思う。気温を調べるには「理科年表」が参考になる。世界各地のここ10年の各月ごとの平均気温や、降水量が載っている。理科年表は大きな書店で手に入る。参考までに、自転車を運転して何とかなる気温は10度〜25度。降水量なら100mm以下が望ましい。また、風は侮ってはいけない。日本にいては経験しないほどの風を経験する。追い風を背中に受けての走行速度は30km/h。しかし、いったん向かい風になるとそれが10km/hもでず、さらには気分も悪い。この風向きに関しては大きく分けるとその日限りのものと、季節が影響する地域的なものがあり、後者であれば当分、その風からは逃れられない。その風向きは中学校時代の地図帳などでも調べられる。季節によって変わるので注意が必要。逆風では、自転車を押して歩くことすら出来ないところもあるのでルート選定には、深く考慮して欲しい。上り、下りの坂道はもちろんきついが、これら3要素と比べれば大きくないように思う。そして、上った後には下りがあるというワクワク感もある。短時間で頑張って上り、緩やかな勾配でも、長い間下りを楽しみたいものだ。ただ、長い時間をかけてゆっくり上った坂が、急勾配で一瞬で終わってしまった時の悲しさは言い表しようもない。