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ナミビア 日焼け
 乾燥の国ナミビア。南半球の1月は当然夏で、気温は連日40度の後半で、50度を超える日もあった。そんな国の紫外線は日本とは比較にならなく強い。僕がなったのは日焼けと言えるようなものでなく大火傷。腕中が水ぶくれになってしまった。この後は少しでも直射日光を避けようと長袖を着た。すると、意外なことに何袖を着るよりもずっと涼しかった。乾燥しているからである。しかし、その乾燥が僕にはもっと大きな問題だった。
 ナミビア入国初日。8リットルの水を自転車に積んで出発したが、みるみるなくなってしまった。この日はメイン道路を外れて未舗装のダート道。車が通る気配はなかった。そんな状況の中で残りの水が1リットルをきってしまい、炎天下の下を自転車で動くことは危険と判断し人が通るのを待つことにした。回りを見渡しても日陰になるようなところは一切ない。1台の車も逃すことが出来ないから、道路の真ん中にテントを張って直射日光を避けた。テントの中で持つこと3時間。残りの水もほとんどなくなって意識も遠くなっていたころ、1台の車がテントの前に止まった。車のドライバーは腕じゅう火傷の僕を見て「Sun is going to kill you!」と何度も繰り返した。ドライバーは10リットル以上の水と食料をくれた。そして昼に動くことの危険さを教え、夜7時を過ぎてから走るよう忠告してくれた。その後、車は通らなかった。今思い出しても恐ろしくなる、この旅行1番の恐怖だった翌日からの移動は月夜の夜中になった。