2003.9.28 生湯 大桂島
この夏の浜田はヒラマサフィーバーで、特に「平島」などは入れ食い状態が続いて
連日大勢の釣人で賑わっていたようです。
さすがにすし詰め状態の中で竿を振ろうという気になれなくて、もっぱら津摩の方への釣行ばかりでした。
この日もまだイサキはいるだろうと思い、いつものメンバーで津摩へ釣行することになりました。
しかし私の仕事の都合でいつものAM1時出発が30分遅れてしまい、1便には乗れそうにありません。
とりあえず2便で入れるところに行こうかと思ったのですが、船長に聞くともう入れる磯がない様子です。
波止は行きたくないので、生湯か馬島へ行くことにしました。
そして新留渡船まで引き返しましたが、こちらも2便が出た後です。
この時点で「今日はダメじゃ、ええ磯はもう残っとらんわ」と半分あきらめていました。
30分もすると船が帰ってきて、さっそく船長に挨拶がてら様子を聞いてみると
大桂島の高場は入れるかもしれんとのこと。
風も北東だしそろそろ秋の鯛が釣れそうな気がしていた頃なので、この1級磯が空いているのはラッキーです。
10分足らずで磯に到着しました。低場に3人ほど先客がいて「おはようございます」と挨拶を交わしながら
高場まで歩き始めました。
でもここの高場に荷物を揚げるのはちょっとキツイのです。
息を切らして登ってさっそく仕掛けの準備です。
汗がひき逆に寒さ感じながら準備を終えたころは、辺りは薄っすら白けた夜明け前でした。
棚を竿3本半に合わせさぁ釣り開始です。
数回投げ返していると最初のアタリは私にありました。
コツコツと竿を叩くので鯛だと分かりました。30cmのアベレージサイズの鯛です。
「まぁまぁのサイズや」
「今日はこれイチだけだったりして」「最初から縁起でもないこと言うなや」
などと話もはずみ、今日は何か釣れそうな雰囲気がしました。
次にアタリがあったのは竹ちゃんでした。
「こりゃ、大きいかもしれん」との声にタモを準備し、磯際まで寄せるのを見てると
「なんじゃぁ〜、バリじゃ!」
「バリバリバリィのバリですか!あっはっはは」と皆で笑いました。
『バリ』とはアイゴのことで夏から秋に良く釣れる外道です。背鰭に毒があり、釣れても嬉しくないのですが
ヒキが強いので釣るだけならおもしろい魚です。干物にすると美味しいですが、ほとんどリリースします。
次のアタリもバリでオダくんが上げました。
「こりゃ、もう少し深いほうがいいかもしれんよ」とオダくん言うと
さっそく棚を20mまで入れて、大遠投で投げました。
なぜなら、バリは中層を釣っていると良くヒットするからです。
風も手伝ってか80mぐらい飛んでるみたいです。
そして圧巻だったのが、オダくん3連発です。
40cm前後良型の鯛を続けて上げたのです。
「こんなの初めてです!この磯大好きになるかもしれん」と
とても嬉しそうにしていました。
「今日はポイントが遠いみたいやで」「棚も少し深めがいいかもね」と話になり
それで私も2ヒロほど深くして大遠投してみました。潮もハカリ瀬の方へ出ていく潮です。
もうウキがかすかにしか見えないところまで流していると、スパッとウキが入りました。
「よっしゃ!きたよ」
糸フケをとって大きくアワセをいれると、グッグと締め込みます。
「ちょっとデカいよ、多分ヒラじゃろう」
100mぐらい沖でヒットしたので、50mぐらいでもう浮いてきました。すると海面にいる小魚がピョンピョンと跳ねて
逃げ惑っています。それでも強引に引き寄せてタモで掬ってもらいました。
60cm弱のヒラマサでした。
その後同じポイントで鯛を2枚追加しました。
そしてオダくんもヒラかと思わせる大きなアタリがありました。今度は私が磯際まで降りて掬ってやろうすると
浮いてきた魚影が何か違う感じです。体色がコバルトブルーに見えるのです。
タモに入った魚はなんとカツオではないですか。
「寄せる時、竿先がピリピリ震えるから変だと思ったですよ」とオダくん。
45cmくらいの結構体高があるカツオにとても嬉しそうでした。
12時を回り、ここまでヒラマサとカツオが1本づつと鯛が9枚釣れていました。
久々の大漁ですが、ひとつ気がかりなことがあります。
それは竹ちゃんがまだボウズなのです。バリが2枚だけで本命が今だ釣れていないのです。
棚を再度確認したり、ハリスを細くしたり色々やっているのですが釣れません。
「竹ちゃん、何とか釣ってよ。みんなで笑って帰ろうよ」とオダくんが声をかけ、
本人も諦めず頑張って手返しを繰り返しました。
そして1時半を回り最後の1投となりました。私とオダくんはもう片付けていました。
「最後の1投って結構釣れるんでぇ」「わからんけぇのぉ」と話ていると
「きた!きた!ほんまにきたわ!」と竹ちゃん。
「ヒラじゃ!」
「切りゃせんけぇ、しっかり巻きんさい。早ぉ浮かせんと、瀬に入るよ」と懸命に声をかけました。
タモで掬って無事に取りこみました。
「やったね。これで全員安打じゃ!」「よかった、よかった」
そして早々に後片付を終えるころ、迎えの船がきました。
そしてみんなで笑って帰路につきました。
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ヒラマサ 60cm 2本 カツオ 45cm 1本 真鯛 25cm〜40cm 9枚 |
| ひさしぶりの真鯛の釣果に 大満足のオダくんでした |
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狙い通りの真鯛の釣果で納得の 1日でした。 |
| ラスト1投で釣り上げた ヒラマサにとても 嬉しそうな竹ちゃんです |
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