2003 2.9     馬島 カブラ瀬

2月に入ってボチボチ大鯛の便りが聞かれ、とてもウズウズとしてました。
この冬なんとしても釣りたいのでさっそく小田くんとの釣行になりました。
あいにく竹ちゃんは都合が悪く二人での釣行で、広島を午前2時に出発しました。
天気予報では回復傾向でほぼ問題ないと思っていましたから、
きっと馬島の沖磯でもあがれるだろうと安易に考えてました。

いつも通り餌を購入し、渡船屋さんの駐車場に4時前に到着しました。
何処にあがろうか色々考えましたが、風裏を考えて『大野平』にしました。
しかし、いざ出航してみてびっくりです。思った以上に波が高いのです。
北のウネリが強く、大半の釣人は伍八波止に降りました。
私達もここに降りるしかないかなぁと思ってましたが、
船長が様子を見に回ってくれたので馬島の西側の何処かにあがることにしました。
やはり『大野平』は無理で『地の大野平』さえ波がかぶっているのです。
仕方なくもう1つ裏の『カブラセ』にあがることにしました。
ここも低いところは波が洗っていて冬の海の荒々しさを痛切に感じることとなりました。

さっそく仕掛けを準備してと思ったのですが、
あまりのウネリの大きさに私はとりあえず磯裏でイカでもやることにしました。
小田くんは「鯛一本で狙います」と言ってケミホタルをつけて投げ込んでいます。
夜明けまでの2時間、イカが少しは釣れるだろうと思ってましたが
結局1回アタリがあって、メスの30cmが1本あがっただけでした。
あまりの貧果に夜明け前にはあきらめて鯛釣りに切り替えました。
ところがこちらも餌取りが暗いうちから邪魔をして
朝マズメもさっぱりアタリがありません。
棚は9mで遠投はしないで近いところを狙いました。
なぜなら今の大鯛は産卵で寄ってきているイカを追っているので、
近場を攻めるほうが確立が高いのです。
仕掛けも太く7号のハリスで強引に引っ張りあげるつもりです。
それにもし、ヒラがヒットしてもなんとかなるし
『もうどっちでもいいから当たってくれよ』
と祈りながら手返しを繰り返しました。
餌取りは以前として多くて刺餌が残りません。
それでも8時を廻ったころから、半分くらい残ることがありました。
「何かいるかもしれんね」
と小田くんと話ていると
「あれっ、完全に残ったよ」
と仕掛けを巻き上げたハリをみせてくれました。
もしやと思い私はもう少し流してみました。
その時です。
幾分落ち着き始めた波間に浮いているウキがいっきに消しこんだのです。
「ききぃ、きたぁ〜!!」
大きく合わせをくれてやると、竿は大きく弓なりになりガツッんと手答えを感じました。
ゴツゴツと竿と叩く感触から
「鯛じゃろう、デカイよ」
と小田くんに告げ、タモを準備してもらいました。
かなり強いヒキです。すぐそこの近場でヒットしたのになかなか浮いてきません。
それでも強引に巻き取りました。
私自身ほんの数十秒なのに息もきれてハァハァと呼吸してるのがわかるのです。
そして磯際に姿を現した魚影は、まさしく鯛です。
おおきなウネリに少し手間取りましたが無事タモに収めることができました。
時間は午前9時ちょうど、干潮の変わり目でした。
「やったね、やっぱり居たよ」
大鯛まではいきませんが、60cmは超えているでしょう。
(後の検寸では63cm、3.3kありました。)
狙い通りの釣果に喜びも大きく、また今がチャンスと小田くんは仕掛けを投入です。

ウネリも大分落ち着き、風も無くなって絶好の気配になってきました。
「こりゃ、もう一丁イケるよ」
などと浮かれてましたが、その後いくら投げ返してもアタリはありません。
餌取りも出始め、しばらく辛抱の時間です。
『もう1回ぐらいは、廻ってくるだろう』
と思い、手返しを繰り返しました。
10時、11時と時間はたつのですが、それらしき気配がありません。
普通ならあきらめるところですが、今日は違います。
すると12時を回ったころに刺餌が残ったのです。
「おやっ?」
と思い、2,3度長めに流していると、ズボッとウキが消しこみました。
「よっしゃぁ〜、きたぞ!」
と大きく合わせ入れ、ガツンと手答えを感じた瞬間でした。
フッと軽くなり、バラシです。
何ということか、ハリの結び目付近で切れてました。

その後アタリはなく予定の2時に納竿です。
私の記録更新までいきませんでしたが、
自分の狙い通りにきたこの1枚は昨年の8月の時以上の喜びでした。

余談
この日結局ボウズだった小田くんが、
「どうしても釣りたいから明後日行きましょう」との誘いに応じ
11日にまた釣行しました。
10日はベタ凪であちらこちらでまずまずの釣果だったので
今回こそは沖磯に立てるかと思っていたところ、まったく9日と同じ海況なのです。
ほんと冬の海は読めません。
仕方なくまたしても『カブラセ』にあがりました。
ところが、この日は水温低下なのか餌取りすらいない状況にあえなく二人ともボウズ。
「柳の下に二匹目のどぜう」・・・は、いませんでした。

久々の良型の鯛です
     63cm 3.3k
             ありました
        新留渡船のHPより

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