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万葉集、古今和歌集、新古今和歌集、百人一首などをとりあげます。
バックナンバー 2006/05/23 メールマガジンのサンプル ■折々の和歌 2006/05/23 有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする ■読み ありまやまゐなのささはらかぜふけばいでそよひとをわすれやはする ■出典 作者 後拾遺和歌集 大弐三位 ■私がこの歌を最初に読んだ時の印象 まず、反語で 忘れない、 そよ は 少しもの意と解して いつもあなたののことを思っている。有馬山猪名の笹原風吹けば は 笹原に風が吹けばサラサラ、ザワザワと答えるように、あなたがご連絡してくれたら、私だって忘れなくって、あなたに何らかのお答えをするつもりですよ。以上のような歌意と捉えた。 ■今日の設問 猪名について考察せよ。 ■語句語法 いで は感動したり驚いたときに発する語、感動詞でイヤモウの意。 そよ は 其よ それだよの意。 ■訳 有馬山の猪名野の笹原に風が吹きわたると、笹の葉がそよそよと音をたてる、その(そよ)ではないが、さあ、そのことですよ、私がどうしてあなたを忘れるでしょうか。忘れているのはあなたではありませんか。 ■鑑賞、表現。 詞書に、かれがれなるをとこの、おぼつかななどいひたるによめるとある。 そよ というたった二音節の語を引き出すために有馬山猪名の笹原風吹けばという序詞を用いている。 ■今日の設問の解説と答え 有馬山猪名の笹原とは表面上は拒否している私、風は貴方からの優しいお誘い。 私ね表向きはイヤイヤしてるけど貴方からの優しいお誘いがあればいくらでも靡きますよの意味なのだろうか?。 この場合 いなには否の意味がないようで単なる猪名野という地名。 ■後記 そうか違っていたな。さあ、そのことですよ だったのか。 |