ジャンク懐中時計をゲット!

今回は、100年前の鍵巻き懐中時計です。

E.Dubois

素材:銀無垢   年代:1800年代後期   機構:鍵巻き   石数:11石   直径:46ミリ

実物と対面の感想:銀ハンターケースの鍵巻き時計です。100年も昔の時計にしては綺麗な状態でした。瀬戸引きの文字盤は9時位置の縁にごく薄いヘアラインがありますがほとんど分かりません。凝った形状のなかなか美しい針が付いていました。イギリスの時計師たちに多様された典型的なイングリッシュレバー脱進機付きですね。早速、時計の症状をチェックして見ました。1.ゼンマイを巻いても直ぐに止まってしまいます。2.時計本体の姿勢を変えるとテンプの振りが弱かったり強かったりで、角度によっては、強制的に止まってしまいます。古い時計の典型的な油切れの症状ですね。(ほんとかなぁ)時計には、時計機械を摩擦から保護する為に部品同士の触れ合う部分に隙間(あそび)が作ってあります。この隙間を時計用語でアガキといい、油の被膜で部品の摩擦とアガキの調整(ダンパー)の役目をしてるのですが、油が切れるとこの様な症状になってしまうことが多いですね。

懐中時計をOVH:分解途中で問題発生!です。文字盤が外れません。文字盤の固定の2本の足を無理矢理曲げて固定してある為です。これを無理して曲げ直すと足が根本から折れる危険性があります。そこで、地板は、2番車やツツかなを取り外さず、文字盤も付いたままでベンジンで洗浄することにしました。(慎重に無理しない)個々の歯車は、Bridgeが個別対応なので、分解し易いです。さて、分解、洗浄、再組立、油挿し(一種類)、で完成しました。・・・・が、調子がイマイチ・・・です。動くのですが、時計姿勢で、テンプの振りがまだ大きく左右されてます。そこで、再度分解して、ゼンマイ交換と粘度の違う油を3種類使いわけて再組立、調整し直しました。結果は、症状が大幅に改善されました。ゼンマイと油の重要性を再認識した次第です。分解中、いつもの様に?大切なビスを1個紛失しました。(テンプ受けネジ)(● ̄▽ ̄●;)ゞぽりぽり

100年以上も欠品無く頑張って来たのに・・・あならの代で・・・100歳懐中時計さんm(。≧ _ ≦。)mス、スイマセーン・・・

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