大正末期〜昭和初期のジャンク振子式タイムグラファー
今回は、古い時計修理(調整)工具の紹介です。
正式名称:時計遅速表示験整器 TYPE:H-1型
ケース寸法:H145×W155×D125 特許No80099
「現代版タイムグラファー」
1929年(昭和4年)製造の西野振子研究所製の現代版腕時計用歩度測定器(タイムグラファー)です。当時の正式名称は、「時計遅速表示験整器」です。(木箱に刻印あり)実は、使用方法等詳細ががわかりません。また、壊れていて欠品もある様です。木箱の蓋上部に付いていた表示盤は明らかに欠品しています。使用方法が不明だと面白くないので、現物の状況とあならの推測で使用方法を書いてみました。まず丸くて白く見える部分に腕時計の裏フタを開けた状態にして時計を置いて、上部にある半田ゴテの先?の様な部分を時計のテン輪(天府)に近づけると硝子ケースの中の振子が揺れるて、測定したい時計の状態が確認出来るのだと思います。現状は、壊れていて動きませんが・・・測れる範囲は、零・振子振動・毎秒5(一般に大部分の時計はこの数値です。)また験整天府直径5〜20とありますので、時計の天府の大きさが5〜20mmまで計測可能の様です。金属枠の硝子ケースの中には、5個(現在2個)振子がぶら下っていて、振子の各横には+30・+5・±0・-5・-30と刻印されたプレートがあります。たぶん測定した時計の状態を振子が揺れて示す様です。例えば、一日24時間で30分進む場合は+30の位置にある振子が揺れて時計の状態を即時に確認出来るのだと思います。ちなみに電源は要らないようです。(定かではありません)
以上、あならが現物を見ながら推測で書いて見たので、実際の使い方は定かでありません。ご了承下さい。あならの感想では、修復は可能だと思うのですが、どんな部品が欠品しているのかわからない状態です。古〜い昔の時計工具ですが是非復元したいと思っています。どなたか、この測定器のカタログ等の資料、情報がありましたらm( __ __ )m宜しくお願いします。
2005.5.5 もぐらさんより貴重な資料、情報を頂きました。有難う御座います。

資料引用元:『時計』(新版) 蒲田正久 日刊工業新聞社 S39/10/27初版発行