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Date:12/July/2005 Media:週間サッカーダイジェスト 7/26日号 No.793 Title:2005 J1LEAGUE 第15節 マッチレポート |
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示した“条件”のひとつ トニーニョ・セレーゾ監督が相手のパスの出所として警戒していた一人、中村の負傷退場がなければ、試合は分からなかった。「相手のパス回しの中で、中村が予想以上に前線に絡んできて、攻撃を作っていた。そこでやられてしまった」(青木)と、特に前半は素早い展開でボールをサイドに散らす川崎の攻撃に鹿島は手を焼いていた。 先制点は思わぬカタチで転がり込んできた。後半気合い紙早々、セットプレーから相手のオウンゴールを誘い、1点のリードを奪う。しかし、その後も試合展開は変わらなかった。55分に中村がベンチに退き、川崎がジュニーニョ、フッキの個人技を前面に押し出した攻勢にシフトしたことで、「後ろの負担が少なくなった」(大岩)というホームチームは、何とか逃げ切った格好だ。ゲーム内容は、決して良くなかった。「すべてとは言わないけど、攻撃も守備も、うまく行かないことの方が多かった」とは小笠原。守備では味方と連係を何度も確認し合い、攻撃でも首を傾げるシーンが目に付いた。しかし、こう続ける。 「でもそういう中で勝ったことは大きい。連敗は避けたかったしね。」 チームは前節・横浜戦の負けを引きずっていた部分が、あったかも知れない。一度崩れた流れを立て直すのは、この連戦ではなおさら難しいはずだ。しかしそんな中でも、鹿島はセットプレー2発で勝ち点3をもぎ取った。他のライバルチームの勝ち点が伸び悩む中、「歴史、経験の差」と、川崎の関塚監督が評した勝負強さを、この試合で発揮出来た意味は小さくない。 なかなか連勝が出来ず、また勝ったとしても、どこか自分たちに対する不信感は拭えていなかった昨季とは、勝利の意味合いが違う。この日、手繰り寄せた勝ち点3は、チームに新たな自信を植え付けたはず。本来の出来とは言わないまでも、勝ち点を重ねていけるー。それは優勝チームの条件のひとつだ。 【試合内容】 序盤から鹿島がボールをキープする展開。対する川崎は中村を軸にカウンターで応戦していった。ともに決定的チャンスが少なく0-0Mで前半を折り返すと、後半開始早々に鹿島がセットプレーからオウンゴールを誘い先制する。その後もゲーム展開は変わらなかったものの、79分に小笠原が直接FKを沈め、試合を決めた。川崎は中村の負傷退場(55分)が響いた。 “リズムよく両翼を浸かっていたが、負傷で55分にベンチに退いた。”で、評価は“6.0”。ここでも、チーム最高得点を獲得している。川崎のキーマンは、鹿島の警戒選であり、憲剛選手の存在が勝敗に絡んでいた…。それだけ誰の目にも素晴らしく映る憲剛選手のプレーに、拍手!拍手!!拍手!!! |
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Date:11/JuLY/2005 Media:ELGOLAZO 7/11・12日号 No.110 Title:J.LEAGUE DIVISION1 第15節 マッチレポート |
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したたかさ発揮の連敗会費 前節、今季2敗目を喫した鹿島。首位の座を磐石なものとするためにも、連敗だけは避けたいところ。鹿島を良く知る関塚監督率いる川崎F相手に、鹿島はどのような戦いを見せたのか。 「勝てると思った」 川崎Fは谷口と寺田という2人の守備の要を出場停止で欠いただけでなく、CBの箕輪が「突発性難聴」と診断されて出場が出来なくなる緊急事態となってしまった。守備に大きな不安を抱えた川崎Fだが、ボランチに起用された原田、DFライン中央に入った鄭を中心に鹿島攻撃陣を押さえ込む。そして、ボランチの中村が豊富な運動量と高い技術でボールをしっかりキープし、鹿島の守備陣を揺さぶっていく。 関塚監督が「前半はボールを回せたし、やりたいサッカーが出来た」と語る通り、川崎Fの選手も「勝てると思った」と試合後には悔しさをあらわにした。 この日の鹿島からは試合を心配してしまうような中断前の強さは感じられなかった。しかし、川崎Fは出場停止明けで休養十分だったはずのジュニーニョに切れがなく、肝心のゴールを奪うことが出来なかった。これが後半に響いてくることになる。 「経験」の差が際立つ鹿島 後半開始直後の47分、試合が動く。フェルナンドのFKを黒津がヘッドでクリアしたボールは無情にもゴールに吸い込まれ、鹿島が「ゴールに向かう姿勢が実った」(青木)先制点を挙げる。 試合を支配していた中で先制された川崎Fは、この試合好調な動きを見せていた中村が接触プレーで痛んだこともあり、早い時間帯から積極的に動く。55分には3トップ気味にシステムを変更。一気に攻め立てるが、79分にまたしてもFKを小笠原が直接決めて鹿島が2-0と川崎Fを突き放し、そのまま試合は終了した。 「ファウルから2失点してしまった。このセットプレーをものにする集中力が歴史、経験の差」と関塚監督が語った硫黄に、幾多の対戦チームが試合後に漏らす鹿島の「試合巧者」ぶりがこの日も際立つ結果となった。「連戦の中でどう体力を温存してコンスタントに戦い抜くかを選手には意識して欲しい」というトニーニョ・セレーゾ監督の言葉が、長丁場となる今季リーグ戦を制するために必要な「条件」を物語っていた。 憲剛選手に関してのコメントでは、“彼の負傷がなければ、違う結果だったかも”という、大いに頷けるもので、採点も“6.5”!前半と後半では、まったくと言っていいほど空気が変わったような感じ…。“豊富な運動量と高い技術”と、誰もが認める憲剛選手の素晴らしきプレーの数々。大いに期待しております、憲剛選手♪ |
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Date:?/JuLY/2005 Media:朝日フロンターレエクスプレス 2005.VOL.06 Title:J1リーグ再開! 〜中村憲剛インタビュー〜 |
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アウェイでの声援はポパイのホウレン草みたいにパワーをもらえる(笑) 僕たちは試合中、プレーに集中しているけど、実際には応援してくれている皆さんの声が耳に入ってきます。足がつりそうな時、息が苦しい時、チームとしてもうひと踏ん張りしなければいけないとき、一人一人の声が耳にぐぐっとくる。 特に等々力のホームでは皆さんの圧倒的な応援にパワーをもらっています。常に全力でプレーしている僕らにとってホームの応援は潜在能力以上のものを引き出してくれています。 よくサッカーではサポーターの方を12番目の選手というじゃないですか。まさにその表現ってそのものだと思います。一緒に戦わせてもらっています。 アウェイのゲームではさらにそう。相手チームの応援の声が特にすごいJ1ではすごくそれを感じます。もちろん相手チームを応援している声も耳に入ってくるし。僕らに対する野次なんかもすごい(笑)。でもそんなアウェイの中でも、フロンターレのサポーターからもたくさん応援してもらっているんですよね。すごくありがたいことです。応援=力という速効性に変わるものではないんだけれど、試合の経過とともにジワジワ蓄積される疲労、アウェイ独特な環境の中での応援はポパイのホウレン草みたいなもので「よし!やるぞ」って再度、エネルギーが沸いてきます。残念ながらここまでアウェイの結果を出し切れていないんだけど、ここからのゲームはしっかり結果にこだわったサッカーをしていきたいと思っています。僕らは自信をもって戦っているし、僕らのサッカーはJ1でも十分戦っていけるから。 これから始まる7月の連戦はアウェイゲームもたくさん組み込まれています。ホームの盛り上がり、雰囲気を是非持ち込んで欲しい。そうすれば僕らはもっと力を出せるし、勝利を共に掴めるので!一緒に戦いましょう! 何というか、応援することって、ただサッカーが好きということだけではないように思う。大好きな選手、大好きなチームと一心同体となって、闘い抜く。嬉しいときも、苦しいときも、同じ想いを分かち合う覚悟を持ち合わせている。本当にそう話したかどうか真偽のほどはわからないが、“アウェイでの声援はポパイのホウレン草みたいにパワーをもらえる”と憲剛選手が話しているようであるが、私たちサポーターたちも、その言葉通りのパワーを選手たちからもらっているのだと思う。これからも一緒に戦っていきたいです♪僕らのサッカー、もっともっと見せてください♪ |
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Date:8/JuLY/2005 Media:ELGOLAZO 7/8・9日号 109号 Title:J.LEAGUE DIVISION1 第14節 マッチレポート |
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等々力は凄絶な引き分け 等々力に9試合勝ち星のないFC東京を迎えた川崎F。お互いに決め手を欠いた試合はスコアレスドローに終わった。 両チーム、前線機能せず ジュニーニョ不在は川崎Fに取って最大のトピックス。代役に指名されたのはフッキだったが、「ジュニーニョは止まって受け手、前でタメを作ることが出来るけど、フッキと黒津だと(飛び出して行く)動きがかぶってしまう」(中村)。ジュニーニョの代役であるフッキは自分勝手なプレーに終始。技術の高さやスピードは見せたが、茂庭やジャーンに単独で通用するレベルではなかった。「孤立させたくはなかった」という中村の言葉とは裏腹にもう一人のFW黒津は孤軍となり、最後まで機能しなかった。 対するFC東京も2トップが機能しない。どちらもクサビのパスを受けるタイプではないが、やはりどちらかが受けないことには攻撃が始まらない。スペースへの縦パスと右サイド攻撃。FC東京の攻め手はほぼこの二つにしぼられており、川崎Fにとって守りにくい相手ではなかった。 寺田退場も、攻勢しのぐ 一進一退の試合が動いたのは60分。戸田の突破を引っ掛けたCB寺田が2回目の警告を受けて退場したのだ。この窮地に川崎Fは今野を下げて、佐原を投入。伊藤を3バックの中央へスライドさせてFC東京の攻勢に備えつつ、「カウンター、リスタートからの得点を狙った」(関塚監督)。 一方のFC東京は「10人になった相手は苦手。ウチが10人になった方がいい」と原監督が 言うように、「守る」ことに比重を置いた相手を不得手としている。これはFC東京の攻撃が「スペース頼み」であることと無縁ではない。相手が引いてスペースがなくなると、途端にせめてがなくなってしまうのだ。 以降のFC東京は、茂庭をして「42、3歳までやれるんじゃないか」と驚愕させたアウグストの攻め上がりを起点とした川崎Fの速攻に苦戦しつつも、攻勢を継続。81分には石川のスルーパスから戸田が決定機をつかんだが、今のFC東京は「簡単に言えば、決定力がない」(加地)。結局、伊藤を中心とした川崎F守備陣を最後まで崩しきれず。0-0のまま試合終了となった。 “正確で速いパスワークで攻撃の起点に”という憲剛選手に対する評価、そして採点は“6.O”と高いもの。試合を見ていても、憲剛選手が何とかしてフッキ選手を使おう、チャンスを与えようとしているのがもの凄く伝わってきていたので、憲剛選手のコメントを未て、改めてチームとしての結束力の強さと言うか、チームメイトとしての強い絆のようなものを感じた。一人一人がチームを思い、チームのために何とかしようと磨きをかける、そんないい空気がチームを包んでいるように思う…。それにしても、連戦に続く連戦…。それはもう確かに大変なことと思うけれど、きっと世界はそんなに甘くないし、何しろ憲剛選手には更なる上を目指して欲しいのであるので、何とかこのハードルをクリアーして欲しいばかりである。負けないで!まずは代表選手目指して、頑張っていきましょう♪ |
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Date:6/JuLY/2005 Media:川崎フロンターレオフィシャルマッチデープログラム Volume.32 Title:Fortissimo Column Vol.10 〜強く激しくフロンターレを語る!〜 |
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勝負の!7月連戦!ケンゴがキーマン!?! 1シーズン制になったJ1で、この7月の連戦が今後を占う勝負の月になるかもしれない。再び中断される真夏の約1ヶ月を経て、秋にはリーグ戦が本格化する。本当のチーム力が問われてくる残暑以降の熾烈な戦いから脱落しないためには、5年ぶりのJ1で残留が最大の目標である川崎フロンターレもここが正念場になりそうだ。 独走態勢に入りつつあるチームもあるが、中位から下位のチームが踏ん張らないとリーグは盛り上がらない。だからこそ、蒸し暑いこの時期に、貪欲な挑戦者はチャンスを掴まなければならないのだ。2位から15位までの勝ち点差は6。序盤戦の混戦から抜け出してどれだけ勝ち点を稼ぎ、上位のポジションを確保するかは、この7月の6試合に架かっていると言っても過言ではない。 中断前、3連敗を喫した川崎は勝ち点14の13位。競り合いながらも勝ち切れない闘いが多く、内容と結果がかみ合わなかった。第12節までのリーグ戦では軸になる主力選手の抜けた穴を、J1初采配の関塚監督は、万能タイプの選手などを適材適所で起用してチーム力を維持させ、踏ん張ってきた。 これから佳境に入る長丁場のリーグでは、選手層の厚さが勝敗に大きく影響してくるはず。中断期間中にミニキャンプを張り、「伸びしろのあるチーム」はさらなるレベルアップを図ったようだ。最初は、J1のスピードと判断力の速さに圧倒され戸惑っていたが、そろそろそれも克服の段階にきた。これまでの闘いをみても、攻撃力はJ1でも通用している。スピードあるレル攻撃を生かすために、今後は守備とのバランスが必要となってくるだろう。その舵取り役としてカギを握るのが、ボランチの中村憲剛だ。 ケンゴのプレーをはじめてみた時、なぜだかビビッと来た。その独特なリズムから繰り出す意外性?のあるパスや動きに魅せられたからかも知れない。サッカーの魅力とは想像力のあるプレーから感じられるもので、ケンゴのポテンシャルは日本代表の司令塔である中村俊輔に似ているものを持っていると、独り勝手に思っている。本来は攻撃的MFであるが、ボランチに座って視野が開け、プレーの幅を広げている最中だ(と、密かに期待を寄せている)。 キーマン中村の攻守での活躍があれば、ジュニーニョ、黒津らFW陣と3バックの守備陣がうまく連係出来るはずだ。もちろん、そこにはサイドアタッカー陣も絡み、U-21日本代表で守備的MFとして安定感が出てきた相棒谷口の貢献も書かせないことは言うまでもない。 今日6日に対戦するFC東京とは、6年前のJ2時代にはライバル関係にあった。J12位となり、2000年に共に昇格した間柄だ。しかし、昇格1年目で明暗が分かれた。川崎は再開でJ2に逆戻り、FC東京は旋風を起こして残留を果たし、J1にしっかり定着するまでになった。再昇格するまで4年の歳月をJ2で闘ってきた川崎が、元ライバル相手にホームでどんな闘いを魅せてくれるのか。今季開幕前のプレシーズンマッチでは1-0で勝利したが…。 J1では先輩格になったライバルチームとの一戦で、自信に繋がるような闘いを見せれば、残留へのバロメーターになるはずだ。5年前の悔しさを2度と繰り返さないためにも、まずは必勝あるのみ。 7月でリーグ戦も一巡し折り返す。勝率を上げ、負けないゲームをするには、最大の武器である攻撃力に磨きを賭け、課題である守備とのバランスを取ることか。「攻撃は最大の防御」と位置づけ、「先取(点)防衛」を目指すのは銅だろうか。どちらにしても、守備の意識を高く持ちながら、スペースを消してくる相手の逆手を取って、素早いパスワークから決定機を演出する中村、今野らが中盤のゲームメークにチーム浮沈がかかってくるだろう。頑張れ!フロンターレ! サポーター約100人に聞いたフロンターレの真実 Q. 飛行機が苦手そうな選手は誰? 1位 中村憲剛 17票 2位 マルクス 14票 3位 ジュニーニョ 9票 北から南まで、日本各地のスタジアムを移動しなければならないサッカー選手。「飛行機が苦手」なんて言ってる場合ではないのですが、案外ビクビクしている選手もいるかもしれません。中村選手は「長距離が苦手そう」、マルクス選手「意外と臆病かも知れないから」との意見でした。 今回のフォルテッシモコラムを書かれたのは、フリーランス記者の辛仁夏さん。憲剛選手についてのコメントに関して言えば、私も同感♪まあ、誰もがそう思わずにはいられない、憲剛選手の魅力を、よ〜く感じていらっしゃるようである。たくさんのメディアが、憲剛選手をキーマンとしてとらえることも定着しつつある今日この頃…。今や、川崎Fの顔としての憲剛選手の軌跡とも言うべく、更なる飛躍をこれからも共に…。そう、憲剛選手にしか成し得ないプレーの数々、これからも期待しています♪ |
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Date:5/JuLY/2005 Media:週間サッカーダイジェスト7.19日号 No.792 Title:2005 J1 LEAGUE 第13節 マッチレポート |
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ブロック崩せず ゲームを支配しながら、なかなかフィニッシュまでたどり着かないー。 磐田を最後までひどく悩ませたのは、川崎の統一されたブロック・ディフェンスだった。 たしかに磐田は終始、スピーディなパスワークボールを回しいていた。しかしバイタルエリアの危険なゾーンへ侵入すると、川崎のディフェンスの猛威に教われるのだ。 こうした展開は狙いだったと、川崎のボランチ中村は言う。 「外からは、ボールを回されていたように見えていたかも知れない、でも、決定的なところでは必ずカットしたり、しっかりブロックを作るようにしていた。セットしていたら、ウチは崩されないから」 “ポスト藤田”としてトップ下に起用された西がボールを受けるや否や、川崎のDF陣がぴたりとマークに付いてくる。最終ラインの背後を突く動きを、指揮官から指示されたFW前田すら、たまらず引いてボールを受け続けてしまう。 そんなシーンが、ピッチ上で何度も同じように繰り返されていたのだ。 そしてふたたび中村だ。 「相手は攻めに意識がいっていたんで、こっちはカウンターがしやすかった。ボランチが二人とも上がっていたしね」 9人で守り続ける川崎のカウンターによって、磐田はジュニーニョに40メートルのドリブルシュートを決められ、後半にはフッキのJリーグ初ゴールを許した。川崎に初めてリーグ戦で黒星を喫したのである。 「キレイにやり過ぎて、大胆さに欠けてしまった」と山本監督は嘆いた。終了間際に華麗なFKを決めた名波も「再開して勢いに乗りたかったけれど、相手もスゴく(磐田を)研究していた」と素直に敗北を認めた。 この日、磐田のリズムを狂わせた川崎のブロック・ディフェンス。今後のリーグ戦でも「猛威」を振るいそうだ。 憲剛選手、NICEなコメントである。ちなみに憲剛選手については、“チームの潤滑油として機能。長短のパスで速攻もリードしていた。”ということで、採点は“6.5”という高得点である。憲剛選手のコメントがこうした記事に掲載されるというあたり、やはり注目の選手であるということに間違いはないのである。本当に、代表選手に選ばれる日が楽しみ♪さあて、勝負はいよいよ明日…。 |
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Date:4/JuLY/2005 Media:ELGOLAZO 7/4・5日号 107号 Title:J.LEAGUE DIVISION1 第13節 マッチレポート |
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川崎F、スタイル貫徹で完勝 前半は攻守の切り替えが速いスピーディーな展開、後半は磐田のポゼッションサッカーが全開。最終的に試合を制したのは、揺らぐことのない確固たるスタイルを表現した川崎Fであった。 バイタルエリア制した川崎F 「自分たちのサッカー、ボールを奪ったら素早く前に運ぶサッカーが出来た」。試合後、中村は胸を張って言った。その言葉通り序盤から川崎Fは鋭い出足でパスカットを成功させ、そのボールを引いてきたジュニーニョトックロツに預けていく。2トップはフリーであればターン&ドリブル、DFを背負っていれば簡単にさばいてサイド受ける側へと転じる。この基本に忠実なプレーの連続が徐々に磐田を追いつめ、得点という形で結実したのは29分。自陣左サイドでボールを奪った谷口はハーフウェイライン前にいたジュニーニョへ。J屈指のスピードスターは一気に加速して鈴木を置き去りにし、田中を抜き切る前に左足でのコントロールシュートで先制点を決めて見せた。磐田はボランチの攻撃意欲Kが裏目に出て、バイタルエリアのカバーリングを怠った。それは結果としてチーム全体を間延びさせ、失点という最悪のケースを招いたのだ。 受動的サッカーでは勝てず 前半は川崎Fに主導権を握られた磐田だが、後半に入ると得意のポゼッションサッカーを展開し逆に圧倒。しかし「きれいにやり過ぎていた」と磐田・山本監督が話したように、ペナルティーエリア付近での仕掛けが足りず、決定的なシーンを作るに履いたらない。終盤は福西を前線に上げてパワープレーを敢行するも、逆にカウンターからフッキに決められ万事休す。名波の芸術的FKで1点を返すにとどまり、川崎Fが磐田から金星を勝ち取った。 川崎Fにとって前後半ともに自分たちのスタイルを貫き通した末での勝ち点3は大きな意味がある。チームとしての一体感とJ2時代から蓄積してきた完成度の高さが確かに存在し、それは今後の戦いでもベースとなるスタイルだ。それに対し、敗れた磐田は前後半でまったく違うサッカーを披露。改めてポテンシャルの高さを表現したとも言えよう。しかし、それはあくまで受動的に起きた現象であり、能動的に自分たちのサッカーを貫いた川崎Fの勝利は当然と言えるものだった。 さあて、憲剛選手のコメントには“前戦にスペースも見つけて鋭い攻め上がり”で、採点は“6.0”。もちろんこの試合に限らずであるが、憲剛選手の、あの何とも言えない、イキイキとした戦いぶりを見る限り、本当に全身全霊を費やして闘っているという感じを受けずにはいられませんでした。オフ、そして中2日を挟んでの、ホーム戦!さらに多くのサポーターの前で、繰り広げられるであろう、憲剛らしさ溢れるプレーの数々。平日のナイター云々を乗り越えて、何をおいても駆け付けたい想いでいっぱい…。磐田戦でバシバシ見せてくれたナイスアシスト、期待しています♪Y~M~C~A~♪、ヒデキと共に頑張りましょう!!! |
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Date:1/JuLY/2005 Media:ELGOLAZO 7/1・2日号 106号 Title:エル・ゴラッソ インタビュー |
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磐田戦は名波さんを抑えて勝ちたい 〜満足したらそこで終わり。中村憲剛〜 エルゴラッソ インタビュー 中村 憲剛(川崎フロンターレ MF/14) 自信初となるJ1の舞台で成長を続ける中村憲剛。ボランチの位置からチーム全体をコントロールし、勝利に貢献する彼はここまでどのように成長して来たのだろうか。今季退ここまでの軌跡、再開初戦となる磐田戦に向けて、その胸の内を語ってもらった。 発熱、コンディション不良、苦しんだ前半戦 ー開幕前と実際にJ1を戦っての印象に変化はありましたか? 「J1は本当にレベルの高いところだし、どの選手も上手いんだろうなとか、隙を見せたらやられるとは思っていました。でも、J2で通じていた部分がJ1でどのくらい通用するか楽しみな部分もありました。もちろん不安もありましたけどね。高いモチベーションで迎えた開幕戦(3月6日柏戦)なんですが、気合いが入り過ぎてしまったせいか発熱してしまって。スタートは本当にぼろぼろでしたね。やっぱり外から試合を見ていてすごく悔しかったですし、なんとしてでも試合に出て、活躍してやろうと強く感じた時期でもありました」 −初出場はナビスコカップ第1節東京V戦(3月19日)でした 「あの試合は前半4-0で勝っていて、気分的にも後半から楽に入れると思っていたら、あれよあれよという間に3点を返されてしまって…。僕が入ったときにはもうすでに1点差になっていたので、相手に行った流れを止めるにはどうしようかと思いました。勝っていたので、慌てないようなプレーを心がけたのですが、フィジカルコンディションが悪くて、すごく厳しい試合でした」 ーそこからは後半ロスタイムでの失点がつづきました 「今思えば、監督からあの頃よくいわれていた『経験が足りていない』ということは、その通りだったと思います。J1での戦い方に全然慣れていなかったし、勝負どころでキープをすることや、ファウルを受けたときに時間を稼ぐずる賢さがなかった。『勝っているときにはこんなプレーをする』ッて、口では言っててもやっぱりあの子のはできていなかったりですね」 ーそして、リーグ戦第4節東京V戦(4月9日)で初勝利を挙げます。 「本当に嬉しかった。あの試合はいつもと違って、まず“守備ありき”の姿勢を打ち出した試合でしたね。タニ(谷口)がボランチに入って、GKもヨシ(吉原)に変わって、勝つしかないところでした。もしあの試合で負けたり、引き分けていたら、そのままズルズル言っていたでしょうね。あの1勝はただの1勝ではなくて、さまざまな面で大きな意味のある勝利でした」 アウグストに「お願い蹴らせて」と ーJ1昇格後、練習、試合で特に気を付けていることはありますか? 「チーム全体で言うなら、やっぱり、うちのスタイルは試合展開にかかわらずガンがン攻めにいくチーム。デモ、得点を取ってとられてというシーソーゲームをするのではなくて、ボランチという僕のポジションで遅攻にするのか、速攻にするのかという点を上手くコントロールして、試合をしっかり作ることを心がけています。個人的にはミスをしないことですね。後ろから来たボールをしっかり前につないで、前線の選手をサポートしながら展開していくことを常に考えながらやっています」 ーその成果が出ての、GW中の第8節横浜FM戦(4月28日)勝利でした。 「あの頃の横浜FMは13連戦中で厳しい日程を過ごしていた時期、それで、フィジカル的に落ちているのかと思ったら、全然運動量が落ちていなくて、全然疲れていなかった(笑)。でも、チーム全員が耐えているところは耐えて、全員で攻撃を作った結果、相手の隙を付いたカウンターが2本決まった。あの試合で考えさせられたのは、カウンタースタイルの方が川崎Fには合っているのかなと。やっぱ去年みたいな攻撃スタイルの方が多くなっていくのかなと思っています」 ーそしてナビスコカップ第3節広島戦 (5月21日)ではFKから初得点を挙げました 「やっとですね。中盤の選手で点を取ってなかったのは俺だけだったんで、危機感を感じていまいした(笑)。でも、あのコースはおいた瞬間に入ると思いましたよ。だからアウグストに『お願い蹴らせて』と言って、蹴らせてもらいました。今後はFKも大きな武器にしたいので、マルクスが帰ってくる前に実績を作っておきたいです」 ー現在はJ1に慣れた印象を受けますが、最初の頃は戸惑いがありましたか? 「やっぱり、頭の中で意識はしていても、体感しないとわからないことがあった。J2に身体が慣れてしまっていたこともあって、J1でのプレスの速さだったり、フィジカルの強さには戸惑いましたよ。例えば、J2だったら前を向いてボールを持てるところで前を前を向けなかったり、自分で通ると思って出したパスコースに相手の足が出て来てカットされたりとか。でも、そういうのは驚きとともに新鮮でしたよ。個人的には受け身の姿勢にならないように、とにかくチャレンジする姿勢を心がけて、一つ一つ自分のプレーを大切にしています。それで、結果を見て出来たプレーは精度を上げて、出来なかったことは、どうしてダメだったのかをよく考えて次に生かせるようにしています。その中では切り捨てるところは切り捨てなくてはいけないですし、伸ばすところは伸ばせるようにやっていますね。チームとしてはJ1に慣れて来たこともあって、攻撃に人数が掛けられるようになって来ました。タニ(谷口)とキンちゃん(今野)がしっかり中盤を守備してくれるお陰でスペースが出来て、ボールと人がしっかり動けている。スペースを増えて来ているし、ボランチの僕が積極的に攻撃参加出来るスペースも出来るようになってきました」 使われるより使う方が性に合っている ー昨季からボランチにコンバートされましたが、客観的に見てボランチとトップ下ではどちらが向いていると思いますか? 「コンバートを告げられたときはショックを受けました。守備が全然出来ないので、まさかボランチをやるとは考えていませんでしたし。でも、昨季は本当に新鮮で充実していた1年でした。03年はトップ下で出ることに本当に懸けていたので、拍子抜けだったとも言えますけど。でも最近はボランチの方が向いていると思いますね。トップ下には思いっきりチャレンジできる魅力がありますが、ボランチはそうはいかない。ある程度チームのためにやりますし、ミスも出来ない。個人的には周り選手を使うのが性に合っていると思うんで、ボランチの位置から自分がボールを配給して、みんなが攻め込むって言うのもいいかなって今は思っています」 ー最終的な目標は日本代表? 「日本代表を狙うにはまだまだレベルが違います。代表は自分が今いるステージよりももっともっとすごいレベルで戦っている。だから、もっともっと努力しないと行けないです。デモ、もっともっと上手くなりたいとは恒日頃から思っています。だから、気が入っていないプレーをするよりと自分に腹が立ちますよ。だけど、俺には本当にサッカーしかないから。他になにもしていないし、サッカーに集中出来る環境がある。今は上手くなりたい一心でやっています。そこが意識の高さや、モチベーションの高さに繋がるし、やっぱりサッカーに完璧はないので。でも。やるからにはそこを目指してやりたい。満足したらそこで終わってしまいますから」 ーJ1再開初戦の相手は磐田です。気を付けたいポイントはなんでしょう? 「アウェイでの戦いですし、最初の立ち上がりは重要になってきます。磐田は隙を突くのがうまいチーム。そこを考えた場合、まずは守備から入っていきたいですよね。あとは名波選手を抑えることですね。名波選手は同じポジションでプロになる前から見ている好きな選手ですが、磐田の攻撃は名波選手から始まると言っても過言ではないですよ。でも、逆にそこをしっかりと抑え込めれば攻撃の形はスムーズに行かないだろうし、勝機があると思っています」 中村 憲剛【Kengo Nakamura】 1980年10月31日生まれ 175cm/66kg。東京都出身。府ロク少年団ー小金井第二中学校ー久留米高ー中央大。03年のルーキーイヤーから川崎fの主力として活躍するMF。入団当初はトップ下で起用されていたが、04年関塚監督によってボランチへとコンバートされた。広い視野とたぐいまれな攻撃センスを生かした前線への飛び出しは絶品。チームの核として成長を続けるその姿は、今後大きな舞台での活躍を予感させる。 本日のELGOLAZO紙7ページ、なんと1ページぜ〜んぶ、憲剛選手満載!!!写真は、取材時の2点と、ゲーム時の1点。合計3点が掲載されている。こんな記事を目にしたら、とてもとてもオワライチームのキャプテンとしての跡形も亡き顛末であります。すべてにおいてカッコいい憲剛選手であります♪明日の磐田戦、これはもう期待せずにはいられません!!! |