Press/May Vol.1@中村憲剛
☆MAY VOL.1☆
Date:11/May/2005
Media:ELGOLAZO 5/11・12日号/No.084
Title:日本代表特集/[ELGOLAZO勝手に選考]シューズメーカー最強戦
サッカー界に乱立するシューズメーカー。今回はそれぞれ履いているシューズごとにユニークな代表チームを編成してみた。それぞれ個性派のチームに仕上がっている。

ミズノー日本人ならやっぱりミズノ?
初代社長・水野利八氏が1906年に別注運動服装を作る店として開業したのがミズノの始まり。1913年に野球のグラブ、ボールを作り始めると、現在までに様々な方面で活躍。日本が世界に誇る総合スポーツメーカーに成長した。現在ではJリーグ最多の8チームとユニフォームサプライヤーを結んでいる。

キャプテン不動!左サイドも注目!

4-3-3という布陣で、GK曽我端(鹿島)、FW新井場(鹿島)、茂庭(FC東京)、岩政(鹿島)、加地(FC東京)、MF坂本(千葉)、阿部(千葉)、水野(千葉)、DF鈴木慎(新潟)、大木(広島)、柳沢(メッシーナ)で構成されている。

日本メーカーが軒並みサッカー市場で苦戦を強いられる中、ミズノは孤軍奮闘が目立つ。いわゆる「スター」にミズノ愛用者は少ないが、数の上ではミズノはJリーガーの少数派ではない。そんなチームのキャプテンは、もちろんミズノ以外には考えられないだろう。キャプテンなのだから、当然不動のレギュラーだ。ワールドユースで飛躍して本当の意味でミズノの顔となることが期待されている。チームとしては妙に左サイドが充実しているので、左にサイドアタッカーの二段ロケットを形成。新井場がオーバーラップし、そこへパスを…出さない鈴木慎が左足をぶっ放す。この2人なら必ずチャンスは作れる…はず。中盤は千葉トリオ。バックラインとGKはこのままA代表でもいけそうな顔ぶれ。CB以外は層が薄く、特に前線のタレントは不足気味、大木・柳沢の超献身派コンビで中盤に点を取らせたいが…。

【その他の選手】GK荒谷(大宮)、DF水本(千葉)、寺田(川崎F)、小村(広島)、MF中村憲(川崎F)、山口素(新潟)、澤登(清水)、家長(G大阪)、苔口(C大阪)、FW平本(東京V)

モレリアウェーブ:シューズ/水野晃樹
ミズノ伝統、モレリアシリーズとクッション性抜群のウェーブシリーズが一つになった最新のスパイク。カラーはブラック×ホワイトの定番カラーとスーパーホワイトパール×レッド(写真)がある。

ワタシ、ミズノ履イテマスorマシタ
本社はJFAハウスの近所にある。リバウドが有名だが、主に日本人選手と契約を結んでいる。フランスW杯では山口素弘(新潟)、小村徳男(広島)などが愛用。日韓W杯では柳沢敦(メッシーナ)、森島寛晃(C大阪)がミズノのスパイクを使用した。

ミズノを代表する布陣の中に登場することはなかったけれど、しっかりと愛用選手の欄に憲剛選手の名前が並んでいるのは、非常に喜ばしいことである。本ホームページ“favorite”でも紹介したばかり…。憲剛選手の大切な足を包んでいるのは、ミズノの「モレリア2」である。前線のタレントは不足気味とあるので、このままミズノを代表する、顔となるべく活躍を、憲剛選手、是非とも期待しています♪

Date:10/May/2005
Media:週間サッカーダイジェスト 5.24日号/No.783
Title:J1 18チームの2列目診断
ゴールの演出家としてピッチに立つー。攻撃のキーパーソンとなる2列目。彼らにはいかなるタイプがあり、そしてどんな役割が求められているのか。各チームの「セカンドライン」を分析する。

川崎フロンターレ
前線と中盤のリンク役としてマルクスが奮迅の活躍を見せる
元々3-4-3がベースのために(現在は3-5-2が多い)、トップ下の選手は少ない。今も前線の3人(黒津、ジュニーニョ、フッキ、マルクスら)は流動的に動くのだが、中盤と前線をリンクさせているのはマルクス(写真)だ。マルクスの良さはボールを受けては宅という動作の中で攻撃にアクセントが付けられること。7節横浜戦での得点シーンに代表されるように、トップの選手より遅れてエリア内に入って行くために、フリーになりやすいことが挙げられる。また彼は、相手のボランチをケアする役目も担う。終盤のオプションには、スピードのある飯尾をシャドーストライカーとして投入する形、ボランチの中村を1列上げてより鮮明にカウンターを狙う形などがある。

選手名出場試合数得点アシスト寸評
マルクス1022トップ下で攻撃にリズムを与え、シャドーとして得点力も発揮。
今野章0ショートパスで攻撃を作りフィニッシュに絡む。守備でも貢献。
飛騨暁000トップ下の選手だがアウトサイドでプレー。飛び出しが得意。
中村憲剛8012.5列目からの飛び出しに定評。試合途中からトップ下起用も。
飯尾一慶400セカンドストライカーとしてたぐいまれなるスピードを遺憾なく発揮。


2005 J1 LEAGUE 第11節 大分1−0川崎/貫かれたスタイル
大分が勝つべくして勝った試合だった。もちろん、ポストに嫌われた川崎の3本のシュートのうち1本でも決まっていたら、結果はどう転んだか分からない。しかし、やるべきことが徹底され、戦い方にブレがなかったのは大分の方だった。
両チームとも奪ってからの速攻が持ち味。そのスタイルをこの日の川崎はなかなか出せず、大分は序盤から徹底していった。
大分のスタメンは前節と同じ。奪ったボールを早めにブラジル人2トップに預けるだけでナック、西山が右サイドを突破し、逆サイドの吉田が撃ちにしぼってFWをサポートする「2トップ+α」の攻めに成長が見えた。
逆に川崎は攻撃のカギを握るトップ下のマルクスがケガ。そこで関塚監督が採ったのはトップ下を置かないという選択だった。マルクスの変わりにボランチの久野を起用。誰か一人を2トップに近づけるのではなく、久野や中村が入れ替わりでトップ下に入っていく。そこまでは良かったが、マルクスのようにトップを追い越してシュートまでは行けなかった。さらに2トップ同士の連携もマズく、大分DF陣がスペースを消して来たこともあって、ジュニーニョのスピ−ドという最大の武器を最後まで生かせなかった。
それでも相馬を投入してアウグストを前線に挙げたり、飯尾を入れて右から攻めたり、4バックに変更してフッキを中盤に下げたりと、あの手この手で大分を揺さぶり、失点後から飛躍的に決定期を増やしていく。だが最後までチグハグさは残り、この戦いが次に繋がったのかといえば、疑問を持たざるを得ない。
一方大分は6節に現在の4-4-2に変更して以来、これで4勝1分1敗。当初ブラジル人2トップに頼るだけだったが、今は3人目を絡めようとしているのがよく分かる。「我々は良いレベルまできていると思います」。ファンボ・カン監督が胸を張るのも頷ける。

憲剛選手に対する評価は、これまたチーム最高の6.0。“タテパスやミドルで突破口を開こうと奮闘も得点には結びつかず。”という寸評が添えられている。いくつかの負なる要因が重なったと思える、この評価。まだまだ、これから…。様々な場面、危機を乗り越えて、もっともっと大きく成長して欲しい…。人間の幅のような、懐の深い、魅力溢れるプレーヤー目指して行きましょう♪

Date:9/May/2005
Media:ELGOLAZO 5/9・10日号/No.83
Title:2005 DIVISION1 第11節 マッチレポート
運が隔てた勝負。大分辛勝
守備に安定感が出て来た大分は、堅い守備からカウンターを狙う。川崎Fはよく対応していたが先制を許す展開。ボール1つ分の弾道の差が試合の行方を決めることとなった。

初先発西山がリズムを作る
右サイドで今季初先発の大分・西山が、試合にアクセントを与えた。正面に位置するアウグストに対し対等以上に渡り合い、サイドの攻防を制する。その西山は試合後に「アウグストのサイドでの勝負が試合のポイントだった」と振り返ったが、実際にこのサイドでの攻防が大分の右サイドに安定をもたらしていた。攻撃はもちろんだが、西山は守備での貢献度も高かった。
一方、マルクスを負傷で欠く川崎Fは、フッキをスタメンで起用。ジュニーニョとの2トップで試合をスタートさせた。
大分守備陣はジュニーニョは警戒していたが、その間隙を縫ってフッキが能力を発揮する。吉田に「思った以上にフッキが良かった」と言わしめた18歳はジワジワと大分を追いつめ、38分にはポストを叩くシュートを放つ。フッキは90分間を通して非凡な才能を見せつけている。

カウンター対パスワーク
カウンター主体の大分の攻撃に対し、川崎Fは細かくパスをつないでリズムを作った。この日は、谷口を守備的なボランチとして固定。中村と久野を前目のボランチとして攻撃的に起用。前に人数をかけてくる川崎Fに対し、大分はボランチが積極的に守備を仕掛けるが、その網をかいくぐられた場面でバイタルエリアにスペースが生まれ、ピンチを招くことになる。大分・皇甫監督は、ハーフタイムに中盤でのチャレンジを少なくするように指示を出し、スペースを埋める策に出る。46分にマグノがドドとのコンビで先制ゴールを決めるが、結果的にこの1点を守りきれたのは、ハーフタイムのこの指示が伏線としてあったのである。
同点ゴールが欲しい川崎Fは、81分に最終ラインを4枚にするなど攻撃に出るが、大分の守備は崩れなかった。枠の中に飛んだシュートは江角がことごとく止め、ポストに当たるシュートは合計3本以上に上った。1回のチャンスをものにした大分と、最後まで運を掴めなかった川崎F。結果としての勝ち点3は大分が手にしている。

この試合における憲剛選手の評価は、チーム最高の6.0。コメントには“新しい形にチャレンジ。攻撃のアクセントに”というものである。オフィシャルのコメントで憲剛選手が述べていたように、どうも運が左右したゲームであったよう…。幸いにも次なる試合は、ホーム等々力における清水戦である。是非とも、ここはサポーターの手によって運を取り戻すがごとく、運を味方に付けて、何としても勝ちたい!!是非とも勝って、気分よい中断期間を迎えて欲しい!!また共に、頑張りましょう♪

Date:2/May/2005
Media:週間サッカーダイジェスト 5.12号/No.782
Title:〈ゴールデンウィーク特別編集〉怒濤のインタビュー11連発
中村憲剛
川崎フロンターレ KENGO NAKAMURA/MF

ボランチの理想像へ
入団2年目の昨季,ボランチにコンバートされて以来、メキメキと頭角を現わし、チームに書かせない存在となった中村憲剛。今季は念願のJ1で悪戦苦闘の毎日だ。そのなかでも充実していると語る彼が、自身のボランチ像、サッカー観を鋭く分析し、披露してくれた。

「なにげないヨコパスや、タテに入れた1本のパスが局面を変えることってけっこうある。そういうところを見て欲しい」

自分のウリがなんなのか答えにくくなってきている
待ちに待ったJ1だったはずが、開幕から発熱、そして腰痛と開幕から2試合欠場。ナビスコのガンバ戦で先発に復帰してからはフル出場しているものの、思った通りのプレーはまだ少ない。毎試合課題と収穫を見つけながらできているのは楽しい。
今はボランチだが、元々前(攻撃的MF、トップ下)なので、基本的には前にいきたいタイプ。前へとサポートに行ったり、飛び越していく気でやっている感覚は、ボランチだけをやってきた選手にはないと思うので、自分の特徴であるし、武器にしていきたい。
昔はトップ下だったので、スルーパスをいつも狙っていてそれがウリだったけれど、今はもうひとつ後ろに位置しているので、一発を狙うのは1試合に1回、多くて2回。今は回りを上手く使うところ、分かる人にしか分からない地味なつなぎのパスを大切に考えている。何気ないヨコパスや、タテに入れた1本のパスが局面を変えることは結構あるもので、そういうところを観て欲しい。
いつかトップ下に戻りたいという気持ちは、そんなにない。でも、試合途中にトップ下に移るとやはり楽しいと思う(笑)。
昨年、ボランチにコンバートされていなければ、きっと控え選手だったことと思う。チャンスを与えてくれた監督には感謝したい。
これまで(6節終了時点)J1で対戦した中で一番嫌だったのは、遠藤選手(G大阪)。別にマークされてたわけではないが、試合全体を仕切っているというか、試合の流れを見て速攻を仕掛けてきたり、自分がキープして落ち着かせたり、上手くやっていると感じた。手本に出来る選手がJリーグにいて戦えるのは、個人的にはすごく嬉しい。
理想のボランチ像は、基本的にはミスのない選手。どんなに厳しくプレスを掛けられてもしっかり逃げられる選手。やっぱりあそこでボールを取られるとキツいし、そこでしっかりキープする時はして、前に出られる時は出る。そういう、相手に嫌がるような選手になりたい。アイツに持たれたら嫌だって思われるような…。
パートナーが久野選手から谷口選手に代わって、歳上から歳下になり、もっと言うようになった。タニ自身も僕や回りに言うよう二ならなければならないし、お互い言いながらやれるといい。もちろん、タニにも負けていられない。
タニが守備で、僕が組み立てから攻撃って言うのがはっきりしている。ベティ惨の時は交互で5対5くらいだったけれど、それが7対3くらいになっている。
僕の場合は守備、タニの場合は攻撃。底がもう少し伸びるともっと良くなる。タニもユース代表に呼ばれ、どんどん伸びできているのでウカウカしてられない。試合では仲間だけれど、やっぱりライバルですからね。
チャンピオンズリーグとか海外のゲームをよく観るようにしている。好きな選手はシャビとか、デコとか。全然取られないし、あの二人がいるから、バルセロナはポゼッションサッカーが出来るのだろうなあ。周りが信用して上がっていきますからね。
チーム内で海外サッカーをよく観るのは、宏樹さん(伊藤)で、かなりのマニア。よくビデオを撮ってもらっていて、よく話もする。宏樹さんはネスタやマルディーニがスキだからミラン。僕はバルサの方が好き。バルサが敷く4-1-2-3の「2」のポジションは、トップ下とボランチの両方の能力が必要。デコやシャビのところ。攻撃力も守備力も求められるオールラウンダーの選手しかこなせないポジション。面白そうだし、いつかやってみたいなあ。
代表の試合も観ている。特に、小野選手とか、ボランチ。この間のバーレーン戦では中田英選手が面白かった。評価は分かれていたけれど、僕は前のポジションの時よりいいと思った。英さんのパスは結構強くて、相手も嫌だろうし、僕自身,意識しているパスだったので驚いたし、自分がやっているようなイメージで観戦しました。小野選手は上手い!どこを観ているんだろうかとか、そこへ出すのかとか。上手い選手ほど簡単にやるんですよね。そういうところが勉強になる。シンプルにできるってことは、周りの位置と自分の位置を把握しているということ。特にボランチでボールを持ちすぎるというのは、パスが出しずらいポジションにいるわけで、逆に小野選手はダイレクトで出せるところにいる。あの厳しいプレスの中でそれが出来るのは凄い。一ファンになって観戦している。
先ほど話に出た遠藤選手もベンチから外れるほど、代表のボランチは激戦区。代表という言葉を出すのもおこがましい。まだまだです。
プレーの原点というと、昔からラモス選手が好きで、ゲームメークはもちろん、戦う姿勢が好き。DFラインまで行って、味方に渡されたボールをドリブルしていくのも好きだった。ずっと憧れていましたね。そう、敵までも仕切ってしまうような…(笑)。
負けず嫌いで、昔はカッとなることもあったけれど、最近は抑えている。集中を切らすとやられてしまう世界だから、怒ると損をする。学生の時はよく文句を言う選手で、カードをもらっていたんですけど、それは個人的にもチームとしても損をするし、頭は冷静に、心は熱く。大学の後半ぐらいから意識するようになった。
ボランチというポジション柄、味方に対しては厳しく言う場面も…。そうしないと、自分が苦しむことになる。ここ数試合で、みんな言うようになった。声を切らさないようにしたり、変わってきた。
今年のテーマ、目標は、まずはケガをしないでフル出場すること。その中で、思った通りのプレーが出せるように、すべての面でレベルアップしていきたい。それでチームがレベルアップできれば文句なしですね。

チームメイトが見たケンゴってこんなヤツ!
☆証言1/伊藤宏樹
「川崎から日本代表に行って欲しいね」
海外の試合の録画を頼んでくるけど、俺のこと先輩と思ってないよね。「撮れよ」って感じで(笑)。ボランチになってから全体を見られるようになった。ただDFの立場から言えば守備をサボるなって言いたい。チームの中で俺しか気付いていないけど(笑)。技術も精神面も成長せいているから後は上を目指すだけ。川崎から日本代表に行って欲しいね。
☆証言2/谷口博之
「海外サッカーの話をしてよく盛り上がってます」
憲剛さんは面倒見のいい先輩という印象です。俺も憲剛さんもサッカーを観るのが好きで、よく海外サッカーの話で盛り上がります。チャンピオンズリーグの勝敗や、日本代表の試合の点差で昼飯を掛けることも。見習いたいのは攻撃力。周りをよく見ているし、ジュニーニョとかの使い方も上手い。ライバルだなんておこがましい。まだまだです。

最近の憲剛選手の特集記事の中では、なかなか素敵な記事である。ページにして3ページにわたってのロングインタビュー。写真も8カットも掲載されていて、どの写真も憲剛選手の魅力的な横顔が余すところなく綴られていて、とにかくカッコいい!!!ファンならずとも、必見です!!一歩一歩、着実に王道を歩み、更なる上を目指す憲剛選手の姿に、これからも一時も目が離せません♪ただひたすらに、憲剛選手、頑張って!!ただひたすらに、応援していきます!!

この記事とは別に、ちょっと気になったのが「もっとJリーグを観に行こう!!」と題する、Jリーグを観戦する人たちのアンケート結果をまとめた記事。川崎Fの場合、スタジアムへのアクセス時間が1時間までと答えた人がなんと90%以上。年齢は30代、続いて40代と続き、30〜40代だけで65.2%。続く10代と50代がほぼ同数。男女比ではほぼ同数。地元に根ざしているチームであることが、数字の上でも伺い知れる。地元の熱〜いサポートで、これからもしっかりと支えて行きたいものである。ぜひ、ご一緒に…!!

Date:2/May/2005
Media:ELGOLAZO 5/2・3日号
Title:2005 DIVISION1 第8・第9節マッチレポート
第8節:横浜FM、昇格組に連敗
平日開催ながら、多数の観客が来場した00年以来の神奈川ダービー。ジュニーニョが復帰した川崎Fが昨季王者、横浜FMに挑んだ試合はイエローカード8枚が出される激しい試合となった。

中盤での激しい潰しあい
この日ジュニーニョが復帰したことで「核ができた」(関塚監督)川崎F。これに対し中澤を「ドクターストップがかかった」(岡田監督)として欠場させた横浜FM。5年ぶりとなるJ1・神奈川ダービーは、戦力の充実度の差が結果へと反映されていった。
まずは前半、高いDFラインで中盤をコンパクトに保った両者。両チームとも息の合ったダイレクトプレーで両サイドへ展開し攻撃の起点を作ろうとする。だが、中盤で激しい潰し合いを見せ、起点としたい両サイドでも一歩も譲らない姿勢を両者が見せると、必然的に比重は中央からの攻撃へ。28分、川崎Fはセンターサークル付近で中村がカットすると右サイドへ流れる黒津へロングパス。黒津が長橋に落とし、ペナルティーエリア内にクロスが入るとマルクスが合わせて先制。
その後は個人技で打開を図ろうとする横浜FMだったが、結局得点には至らず。川崎Fが1点リードで前半を折り返す。

横浜FM、怒濤の攻撃も実らず
迎えた後半,早く追いつきたい横浜FMだったが、49分に痛恨の失点を喫してしまう。中盤のジュニーニョから左サイドのアウグストへわたり、GKとDFラインの間に浮き球のパス。そこへ「思い通り」と話した黒津が飛び込み追加点を挙げる。
負けられない横浜FMは猛攻を仕掛け続けるが、「集中した守備が出来た」(関塚監督)川崎Fの牙城をなかなか崩せない。反撃の狼煙を上げたのは72分、右サイドのFKからドゥトラがゴール前にクロスを上げ、那須が押し込み1点差。その後も猛攻を仕掛け、「逆転出来ると思った」(松田)横浜FMだが、川崎Fの厚い壁は崩せず。「ワンチャンスをものにした」(関塚監督)川崎Fが勝利を収めた。
この日15本のシュートを放ちながらも1得点に終わった横浜FM。昇格チームに連敗してしまった岡田監督だが、「前後半通じてパーフェクト。今季一番の出来」と語り、「連敗も悲観することはない」と続けた。連戦の厳しい日程が続き疲労の色も濃い横浜FM。リーグ3連覇に向け、指揮官の悩みは続く。

この試合における憲剛選手の評価は、“攻守にわたって貢献。1段階成長したプレーぶり”。数字的にも、チームトップの評価である。何しろ憲剛選手、なかなか素敵でした♪

千葉、川崎Fの罠にはまる

勢いのままに連勝を狙い上位に食い込みたい両チーム。攻守の切り替えが早く、お互いが勝利のために長所を潰しあったこの日の試合は、川崎Fのカウンターの前に千葉が屈する結果となった。

持ち味を消し続けた両者
前節勝利の勢いを位階したい両チーム。試合展開はお互いの持ち味を消しあい、一瞬の隙を狙いあうものとなった。ホームながら守備的に試合を進める川崎Fは、ハース、巷の2トップに対応しながら2列目、3列目の飛び出しを抑えるため、鄭を余らせる布陣で試合を進めた。ボランチの中村、谷口も千葉・佐藤、阿部の両ボランチを自由にさせず、早い段階で攻撃の芽を潰していく。対する千葉もストヤノフを余らせた陣形で川崎Fに付け入る隙を与えない。守る川崎Fを攻め崩したい千葉は、ハースが中盤まで下がり起点になろうとするが、結果的に巷が孤立。「相手が引いてきたからボールは持てた」(羽生)ものの、攻撃の工夫が見られず両サイドからの攻撃も沈黙した。

千葉、カウンターに沈む
攻守の切り替えが早く、互いに最後の扉を開かせない展開が動いたのは61分。リスクを冒し、攻めにで立場を待っていたかのように川崎Fがカウンターを仕掛ける。千葉の攻撃を止めたGK吉原から始まったカウンターは中盤で待つ黒津を経由し左サイドへ走り込むアウグストへ。アウグストはDFを引き付け、右サイドに走り込む長橋にパス。眼前にスペースがあった長橋はペナルティーエリア内まで進入し右足を振り抜く。ボールはゴール左隅へ吸い込まれ「ミスを誘って1点を奪った」(千葉・オシム監督)川崎Fが先制点を挙げた。
その後両チームとも選手交代を行うが流れは変わらず、「神経が図太く、ながらの中で賢いプレーをした」(オシム監督)川崎Fがまんまと逃げ切った。前節に続く勝利で4位に浮上した川崎F・関塚監督は「落ち着いて守りきれるようになった。経験が生きている」と語り、「体調を整えて次節に臨みたい」とこの日の試合を締めくくった。

この試合の憲剛選手の評価も高く、チームトップである。すごいことである。体調を万全に、明後日に迫る新潟戦も、是非とも連勝!と、期待は高まるばかりである。連戦、本当にお疲れさまでした♪

Date:1/May/2005
Media:川崎フロンターレオフィシャルマッチーデープログラム 2005 Vol.28
Title: vs. 第9節 ジェフユナイテッド千葉
(P.3)キープレーヤーズ/川崎フロンターレ #14 MF 中村憲剛
パスの精度の高さと展開力に長けたゲームメーカー。守備に追われる試合が続いているが、ひとたび攻撃に移れば抜群の攻撃センスを発揮する。(写真掲載)

(P.4~5)新戦力の台頭か
ベテランの奮起か

熾烈なポジション争いがフロンターレをさらに強くする!
けが人が出て厳しい状況が続くフロンターレ。しかしベンチメンバーにとっては、自分の存在をアピールできる絶好のチャンス。フレッシュな若手や経験豊富なベテラン、そして今年新加入した新戦力が虎視眈々とレギュラーポジションを狙う。いい意味でのライバル意識がチームをさらにステップアップさせる。(写真掲載)

Midfield ミッドフィールド
競争力が激しいボランチの定位置
サイドは周囲との連携がカギか

右の長橋、左のアウグストは磐石。周囲とのコンビネーションも攻守両面に高い安定度を誇る。これに続くのが、右は木村と新戦力の森、左は西山、新外国人もフッキあたりか。また久野、相馬といったユーティリティーな選手も健在。ボランチは攻撃的な中村、守備的な谷口のコンビが一番手か。山根、渡辺、鬼木と行った渋い働きを見せる選手の活躍にも期待したい。

(P.6)アウェイ記者の目 Vol.6 ジェフユナイテッド千葉
「攻撃サッカー対決の熱い攻防が楽しみ」よりー
ーフロンターレの大卒選手の注目筆頭株は中村選手だ。大学時代はプレーを見るだけでじっくりと話を聞く機会はなかったが、「トップの試合に出場し続けるということは、これほど選手の潜在能力を伸ばすものなのか」と思うほど目覚ましい成長を見せている。大学時代はトップしたを務めていただけあって、パスセンスは抜群。現在はボランチとして新境地を開拓し、昔と変わらない少し猫背気味な姿勢(お陰で遠くから見てもよくわかる)から効果的なロングパスをクKリダしている。ジェフとしてはこのパスの出所をきっちりと潰さないと、苦戦を強いられる可能性が高い。
中村選手との対決が非常に楽しみなのが、ジェフの阿部選手&佐藤選手のボランチコンビだ。ユース時代はセンターバックでコンビを組んでいたこともあり、長年一緒にプレーしてきただけにお互いがどう動くかがよくわかると言う。守備面の貢献はもちろんだが、彼らがどれだけ前の選手を追い越していく動きでゴール前の攻撃に絡めるか。それが、ジェフが好調か否かのバロメーターになる。選手たちが次々とポジションチェンジをして、チーム全体が綺麗に連動した攻撃を展開すれば、勝機は増えるだろう。ーーー

今やもう、憲剛選手と言えば、川崎フロンターレを代表する、一押しの注目選手であること必至である。どうぞ、どうぞ、憲剛選手らしいベースを失うことなく、決して驕ることなく、日々邁進して行って欲しいものである。更なる真価が問われる、今だからこそ…。どうぞ、その頑張りを見せて下さい♪