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Date:31/May/2005 Media:週間サッカーマガジン 6/14・21合併号 No.1029 Title:Jリーグ ナビスコカップ 予選リーグ第4節 マッチレポート |
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スポットライトの源 またもG大阪がロスタイムに劇的勝利 終了間際の劇的な決勝ゴール。どこかで見覚えのある光景だったのは、前回対せンした4月3日のリーグ第3節(万博)でも、ロスタイムに山口が決勝ゴールを挙げてG大阪が勝利を収めていたからだ。 西野監督が「内容的には結果が逆でもおかしくなかった」と認めた通り、川崎Fがジュニーニョ、中村、今野の3人を中心に、ダイレクトパスから多くのチャンスを演出。前後半合わせて19本ものシュートをG大阪ゴールに浴びせ続けた。 それが71分以降、ビタリと止まる。71分は、ジュニーニョを徹底マークする役目を託された青木がピッチに入った時間だ。明らかに川崎Fの攻撃のリズムに狂いが生じたのはここからだった。青木は「(ジュニーニョに)あまりボールが入って来ませんでした」と謙遜したが、青木を警戒するあまり、攻撃の起点であるジュニーニョにボールを集められなくなったのだ。 結果家的にスポットライトが向けられたのは、終了直前に決勝ゴールを挙げた“1万ゴール男”前田だった。しかし、その光を導きだしたのは、青木の守備であったと言っていい。 掲載されている写真2枚のうちの1枚が憲剛選手が青木選手と絡む1ショット!ボールを必死に堅守する様子が伺える。キャプションには“中村14はテンポの良いパス回しで川崎Fの攻撃陣を牽引。右足で決めたゴールは圧巻だった”というもの。このゴールを決めた時の写真が同誌「J1 Club Info」川崎フロンターレのコーナーにて掲載され、“広島戦の先制点は中村のFK。今季初得点でチームを勢いに乗せた”というキャプションが添えられている。両手を高々と上げ、満面の笑みを浮かべる憲剛選手が印象的。なんてったって、2試合連続のゴールだもんね♪ |
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Date:30/May/2005 Media:ELGOLAZO 5/30・31号 No.092 Title:2005 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第4節 マッチレポート |
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前田雅文、またも大仕事! 今季3度目の対戦。過去2試合ともに試合終盤にドラマが待っていたが、それが三たび繰り返されることになった。川崎Fに支配された試合に決着をつけたのはあの「1万ゴール男」だった。 開始早々、思わぬ失点! キックオフ直後から攻め込む川崎F。開始早々のFKで中村が黒津に出したパスはオフサイドと判定されず、黒津が幸運なゴールを決めた。いきなりハンデを負ったG大阪だったが、代表組を欠きながら東京V戦で5得点んを挙げた攻撃力はそんなことでは動じない。7分に吉原からフェルナンジーニョへ、最後はアラウージョが流し込みあっさりと同点に追いつく。 しかし暑さと疲労のため「量も連動する動きも足らない」(西野監督)G大阪は、30分を過ぎると川崎Fにペースを握られてしまい、ジュニーニョを中心と知る攻撃にさらされる。次々と訪れるピンチを脱したG大阪は41分、FKをフェルナンジーニョが正確無比なキックで右上スミに決め逆転。しかし前半終了までに10本のシュートを浴びせた川崎Fがペースを握った前半だった。 G大阪、ロスタイムの歓喜 後半も川崎Fの攻勢は止まない。49分、G大阪のミスを突いて、ジュニーニョがドリブルでDFを引き付けて右へラストパス。中村の強烈なミドルシュートが左サイドネットに突き刺さり再び同点に。 その後G大阪は前田を投入するが、苦しい展開は変わらない。黒津、フッキらが浴びせ続けたシュートに対してGK松代のファインセーブがなければ、大差のゲームとなったはずだ。西野監督は青木に「ジュニーニョ番」を命じ投入。それでも勝ち越し点を狙う川崎F、必至に耐えるG大阪という時間は続き、G大阪にとっては引き分けで十分と思われた。 しかしロスタイムにドラマが起きる。児玉のクロスをGK吉原がクリア、それを二川が拾ってダイレクトでゴール前へ流し込む。そこへ走り込んだ前田がねじ込み、劣勢だったG大阪が勝ち越しゴールを奪った。 開幕当時の終盤の悪夢を再現してしまった川崎F。またも一瞬のスキを突かれた失点だった。一方ディフェンシブな試合を勝ちきったG大阪・西野監督は、勝利という結果を評価しながらも「不本意な戦術だった」と不満を隠せなかった。 憲剛選手の記念すべき初ゴールが放たれた、前節カップ戦に続いて、2試合連続の待たしも華麗なるミドルシュート!2試合連続で中継も録画もなく、TVのレポートでゴールシーンをちらりと見かける程度…というのが、またしても悔しくてならない一戦でした。この日の憲剛選手の評価はもちろん、チーム最高の“6.0”。“鮮やかな同点ミドル、スルーパスは光った”というコメントにも見られるように、憲剛選手の活躍ぶりといったらもう、それはそれは素晴らしかったに違いないと思えるものばかり…。いよいよ、そういよいよである。今週末に迫るホーム戦で、是非ともその好調ぶりを魅せて欲しい…。3試合連続のゴール!?なるか!?いえいえ、こんなにも憲剛選手のゴールを待ちかねていたファンのために、なんとしてでも“生”で一撃!とくと決めて欲しいものであります。期待満載で、来る東京V戦、それはもう楽しみに待っております♪ |
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Date:23/May/2005 Media:ELGOLAZO 5/23・24号 No.088 Title:2005 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第3節 マッチレポート |
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川崎F、リーグ戦の借り返す 広島と川崎Fの今季2度目の対戦は、序盤からゲームを支配した川崎Fが4ゴールで快勝。B組2位に浮上した。逆に広島はホームで完敗を喫し、予選突破がほぼ絶望的になった。 選手起用が明暗分ける 「点を取った後、すぐに失点を食らったのが痛かった」と広島・小野監督は淡々と振り返るしかなかった。負けた方が脱落するB組下位のサバイバルマッチを制したのは川崎Fだった。 リーグ戦序盤戦を3連敗という不本意な形で終えた関塚隆監督は思い切ってフッキと久野を外し、黒津と長期離脱中だった今野を起用する策に打って出た。これがズバリ的中する。黒津は前線で体を張ってタメを作り、サイドや2列目の攻撃参加を演出。今季Jリーグ初出場の今野も中盤を精力的に動いてボールを拾い、攻守のつなぎ役となった。 そんな流れから川崎Fは14分、中村が芸術的なFKをゴールに叩き込んで先制点を挙げる。「憲剛(中村)のゴールで非常に楽になった」と関塚監督も話す通り、その後も川崎Fは得意の攻撃サッカーを貫き、前半は完全に主導権を握った。 対する広島はホームにもかかわらずまったくいところが出せない。駒野の負傷、茂原の出場停止と右のホットラインを一気に欠いたことが大きな痛手となったのだ。代役を務めたルーキーの森脇、復調の兆しを見せていた森崎浩も不発。前半はシュート1本という ふがいないサッカーを見せてしまう。 同点も一瞬で突き放される 迎えた後半、小野監督は切り札・前田を投入。この采配が当たり、若武者が思い切ったドリブルで試合の流れが大きく変わった。そして53分、前田のえぐりからの折り返しがベットにつながり、彼のパスにガウボンが反応。頭でついに同点とする。 ところがこの1分後、川崎Fはカウンターから左サイドを突き、エース・ジュニーニョが右足でゴール。瞬く間に相手を突き放した。これで広島の反撃ムードもトーンダウン。小野監督は3バックにするなどリスクを冒して攻めに出たが、これが裏目に出て、黒津と谷口に追加点を献上。堅守広島が3点差で敗れている。 内容的に大きな差のついたこの試合。川崎Fは順当な勝利で予選突破に弾みをつけた。 この試合における憲剛選手の評価は、今季最高の「7」!“先制点となったFKは見事。パスさばきもさえた”というコメントが添えられている。そして、このマッチレポートでは、憲剛選手のゴール直後の写真が掲載されている。ポーズはジュニーニョがよくやるポーズ、人差し指を立てて、両手を広げたポーズ。ちょうど、オフィシャルのゲームページで掲載されている写真を前向きに捉えたもの。喜びで顔がほころぶ憲剛選手の表情がGOODである。ぜひ、次は是非ともホームで見せて欲しい…。もちろん、今週末のガンバ戦でも、憲剛選手の活躍、大いに期待しております♪お疲れさまでした…。 |
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Date:20/May/2005 Media:ELGOLAZO 5/20・21号 No.088 Title:2005 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第3節 プレビュー |
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B組4位の広島と3位の川崎。4月のリーグ戦では広島が勝利。広島の連勝か、それとも川崎Fがリベンジを果たすか? 森崎浩司が先発へ J1では2位という好位置に付けている広島だが、ナビスコカップではG大阪と東京Vに連敗。「リーグ戦の結果は偶然の産物」と揶揄されないためにも勝利が求められる。 今回はスタメンに定着している茂原が出場停止。控えに甘んじていた森崎浩が先発するだろう。途中出場した14日の大宮戦後、小野監督は「浩司のパフォーマンスは今季一番良かった」と話し、満を持しての登場となる。 知将・関塚采配にも注目 対する川崎Fは5月に入ってから3連敗。我那覇やマルクス、寺田と行った主力が相次いで負傷離脱するなどチーム状態は決して良くない。が、リーグ戦は中断期間に入った。ここでいかに選手たちをいり替えさせるのか。関塚監督にとって手腕の見せ所でもある。 4月23日に行われた、リーグ戦第7節の今季初顔合わせでは、広島がガウボンと茂木のゴールで2-1で勝利している。彼らの堅守からの速い攻めが功を奏するか、川崎Fの攻撃サッカーが爆発するか。両者の特徴のぶつかり合いが興味深い。 KEY PLAYER 中村憲剛(川崎F/MF/14) 腰痛や体調不良で出遅れが目立ったが、ようやく持ち前のパスセンスと展開力が光り始めた。川崎F浮上のきっかけになれるのか? やった〜♪待ちに待った、試合プレビューにおけるKEY PLAYERでの紹介である。オフィシャルの選手紹介で使用されている憲剛選手の顔写真が掲載。一試合、一試合、いつもチームTOPクラスの採点を獲得していた活躍ぶりが、このような記事に取り上げられることで認められ、本日こうしてKEY PLAYERとして紹介されることになり、本当に嬉しい限りである。“川崎F浮上のきっかけになれるのか?”というコメントには、プレッシャーを感じずにはいられないけれど、これまでも十分、きっかけぐらいのパワーは発揮していたはず…。今季2度目になるアウェイ・広島の地での、憲剛選手の活躍を祈らずにはいられない。しっかりとリベンジを果たし、今日、麻生で出会えた笑顔そのまま、願わくばそれ以上の笑顔で戻って来て欲しいものである。しっかり応援しているので、どうぞ頑張ってくださいませ♪ |
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Date:17/May/2005 Media:週間サッカーダイジェスト 5.31号 No.784 Title:2005 J1 LEAGUE 第12節 |
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浮かび上がった課題 カッコイイ憲剛選手の写真が掲載されている。清水・久保山選手と絡む、憲剛選手…。キャプションには“マッチアップの多かった久保山と中村。得点場面でも中村が久保山を見るはずだったが…”。まあ、結果から見たら、残念な結果と終わったけれど、それでも憲剛選手に対する評価は上々である。憲剛選手に対するコメント欄には、“動きの質、効果的なタテパスは◯も、失点時のマークミスは残念。”とあるが、採点は宏樹選手(6.5)に次ぐ、“6”。さらに悔しさをバネに、次へと繋げていってくれるであろう憲剛選手の活躍に、ますます目が離せません…。 |
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Date:17/May/2005 Media:週間サッカーマガジン 5.31号 No.1027 Title:Humane FOOTBALLER Vol.21 〜伊藤宏樹〜 |
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楽しさの向こうに と、題する宏樹選手の特集記事。先週のサッカーダイジェストに引き続いて、今週はサッッカーマガジンと、2週連続のキャプテン・宏樹選手の3ページにもわたる特集記事である。バーバリーのTシャツにジーンズという出で立ちで、モデルを思わせる格好良さ…。 詳しい内容は、こちらノーカット版「WEB SOCCER MAGAZINE」までどうぞ。 というわけで、ここで取り上げたのは、それなりの理由がある。その特集記事の中の“Hiroki's UPDATE”というコラムからー。 「Q5 試合前に聴く音楽。 そのときによって違うんですけど、いつも(中村)憲剛に作ってもらうんですよ。絶対に言えません。恥ずかし過ぎる(笑)。モチベーションを上げられるテーマ曲があるんですよ。何曲か聴くんですけど、だいたい最後は一緒のを聴き増す。それは本当に恥ずかしいのでヒミツ。お願いですからヒミツにさせてください。憲剛の趣味です。とにかくノリノリになるやつです。」 憲剛の趣味とある、モチベーションを上げられるテーマ曲とは一体なんであろうか…。以前紹介された、憲剛選手の着メロの選曲から想像するに、カッコイイ洋楽ではなくて、きっと日本のPOPあたりだろうか…。そんなに“ヒミツ”と書かれると知りたくなるのもの。しかも、“憲剛の趣味”などと、わざわざ言い訳する曲って、一体…。そんなに恥ずかしい曲って、一体…。趣味が悪いのか、イメージが良くないのか…。それでも、宏樹選手にとっても、そしてもちろん憲剛選手にとっても、試合前のモチベーションを上げてくれる大切な音楽なんでしょうね。まあ、よくわからないけれど、とにかく、とにかく頑張って欲しいです!!! J1第12節リポート、“MATCH REPORT”からー。 “開始1分のCKから清水・久保山が先制ゴール。1点を追う川崎Fは、中央から好パスを放つ中村、果敢に攻め上がる久野を起点に攻撃を仕掛けたが、結局届かなかった。後半には相手ポストプレーを潰すためにDFを投入する一方、同時にFWも増やして3トップに。ジュニーニョ、フッキは「一発」の可能性を見せたのだが…。” ここでも、憲剛選手の活躍ぶりを裏付けるコメント。次試合、さらに次の試合…。近い将来、更なるブレイクをするであろう憲剛選手の活躍ぶりが、あちこちで見受けられる。しっかりと、しっかりと、足固めをするかのごとく、憲剛選手の成長、そして頑張りが認められてきている。諦めないで、負けないで…。ひたすら、前へ、前へと突き進んで欲しいと願うばかりである。 |
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Date:16/May/2005 Media:ELGOLAZO 5/16・17日号 086号 Title:J1序盤戦・総括 EG編集部 「採点」で選ぶ「ベスト11」 |
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「J1」はここまで各チーム12試合、全スケジュールの3分の1以上を終えたことになる。ここでは本誌恒例の選手「採点」からJリーグ「序盤戦」の「ベスト11」を選出。選手の貢献が、ここのパフォーマンスがチームのスタンディングにつながる。序盤戦のキープレーヤーから序盤戦の戦いを「総括」してみよう! EL GOLAZO選定 J1序盤戦BEST11 FWマルクス(川崎F)本誌平均得点:6.20 、出場時間:10試合880分 、 ゴール・アシスト数:2・3 FW大黒将志(G大阪)本誌平均得点:6.17、出場時間:12試合1044分、ゴール・アシスト数:10・5 FWアラウージョ(G大阪)本誌平均得点:6.25、出場時間:12試合1057分、ゴール・アシスト数:8・1 MF小笠原満男(鹿島)本誌平均得点:6.33、出場時間:12試合1079分、ゴール・アシスト数:5・3 MF藤本主税(大宮)本誌平均得点:6.33、出場時間:12試合1024分、ゴール・アシスト数:1・7 MF中村憲剛(川崎F)本誌平均得点:6.10、出場時間:10試合896分、ゴール・アシスト数:0・2 MF阿部勇樹(千葉)本誌平均得点:6.08、出場時間:12試合1080分、ゴール・アシスト数:5・1 DF土屋征夫(柏)本誌平均得点:6.05、出場時間:11試合970分、ゴール・アシスト数:0・0 DFジニーニョ(広島)本誌平均得点:6.04、出場時間:12試合1080分、ゴール・アシスト数:0・0 DFトニーニョ(大宮)本誌平均得点:6.13、出場時間:12試合1080分、ゴール・アシスト数:2・0 GK楢崎正剛(名古屋)本誌平均得点:6.14、出場時間:11試合990分、ゴール・アシスト数:0・0 MF 傑出!小笠原と阿波ダンサー 激戦の中盤で輝いたのは小笠原と藤本。両者ともリーグ戦12試合に出場し、EG平均採点値最高となる「6.33」を叩き出している。藤本はアシストランク1位、小笠原はMOM5回に加えて5ゴールと申し分ない活躍ぶり。シーコも気にかけている阿部は12試合フル出場の5得点。開幕後、風邪で出遅れた中村は試合を重ねるごとに実力を発揮し、評価を高めている。J屈指のサイドアタッカーである田中隼、FC東京で孤軍奮闘する今野が時点。 序盤戦2試合を出遅れたものの、憲剛選手に対する評価はMFの中でも3位と、高いものである。チーム別の平均採点順位表でも、1位大宮(平均得点:5.89)に次いで、川崎F(平均得点:同)は堂々の2位!チェック欄のコメントには、“個々の能力はJ1で十分に通用するが、主力のけが人続出で組織ができていない。結果が出ないのはそのためか”とある。ぜひ、約2ヶ月後に再び迎えるリーグ戦までに、何とか体勢を立て直し、選手同士の意思疎通を深め、頑張って欲しいと望むばかりである。憲剛選手も、ぜひ、このままのコンディションを維持して、願わくばさらにバージョンアップした姿を魅せて欲しい…。 |
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Date:15/May/2005 Media:川崎フロンターレオフィシャルウェブサイト Title:ピックアッププレーヤー 2005 VOL.05 |
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PICK UP PLAYER 2005:05 イメージする自分にMF 14 /NAKAMURA,KENGO 目の前にある壁を乗り越え、それを繰り返してJ1に辿り着いたという中村憲剛。 J2からJ1へー。はじめて体感したJ1の世界で、自分がやるべきプレーを可能にするためになにが必要だったか。 すごい楽しみです。明日は、頑張りますよ!」 3月5日、開幕前日にそう言って麻生グラウンドを後にした中村憲剛の姿は、J1デビューとなるはずだった日立柏サッカー場になかった。前夜、宿泊先のホテルで突然の発熱に見舞われたからだ。 「夜飯食べるまではほんと何ともなかったんです。マッサージするころ、『あれ?』って思ったら熱があって。薬飲んで、いっぱい着こんで汗かいて着替えてって明け方まで繰り返してたら、当日の朝、少し下がってたけど、出場はやめようってことになって……。失意のまま、競技場にも行かずに車で帰りました。まじで、ショックだった」 開幕以前のキャンプで、チーム内で風邪が蔓延していたときも、手洗いとうがいを徹底し、食事もしっかり摂り、心身ともに万全のコンディションで迎えるはずの開幕だっただけに、落ち込みは大きかった。 だが、J1のピッチまでは、さらに道のりがあった。 柏戦を終え、練習に合流しホーム開幕戦での先発出場が濃厚だったが、今度は試合2日前に腰痛を悪化させてしまう。当日の朝まで治療を試みたが、痛みが引かず出場を見送った。 「100%できる自信がなかったし、みんなに迷惑かけたくなかったから、当日『できません』って監督に伝えた。悔しすぎて、涙が出ました。情けなかった。プロに入ってから、一番へこみましたね。スタンドから試合観てても、『オレ、なにやってんだろう』って」 その後、順調に回復しスタメンに復帰した中村。J1でプレーする実感について聞くと、やっといつもの笑顔をみせ、次々と、その充実感について語りはじめた。 「楽しい。楽しいっすよ。最初はね、それまでと同じペースでプレーして取られることが多かった。フリーだなと思ってもすぐ寄せてくる。その寄せてくるスピードを公式戦で体感したことがなかったから」 J1とJ2の違い──。J2ではフリーで前を向ける状況のなかで、パスを散らす役割を担ってきた中村だが、J1においては、ないスペースをいかにかいくぐることができるか、自由さがないなかで持ち味を出せるか、が課題となってくる。 「相手が寄せてくる前に考えておかないと、選択肢が1個だとつぶされる。まずそこを消してくるから。だから、そこに近いところをもう一個考えておかないとだめ。ボランチのところで消してくるし取りにくるからね。それは、J2ではなかったこと。 前の選手もスペースがないなかをぬって顔を出しているから、できるだけそこに出してあげたいし。俺もたまに前でプレーするけど、きついところに顔出して『へい!』って要求して横とか出されちゃうと『なんだよ』って思うからね。だから、なるべく出してあげたい。そこでサポートにいけば別のところがあいてきて、チャンスにもなるし。テンポよくワンタッチ、ツータッチでとんとん回していきたい」 もしもいま、J2のときと同じように中村がプレーしているように見えたとしたら、それを可能にするための相当の努力があり、プレーの質が上がっているということになる。 「とにかく頭が疲れる。最後まで気が抜けないから。向こうもこっちのイヤなところや裏を突こうとしてくるから、それを読んだり考えたりしないといけない。あと、パスに気を遣うようになりましたね、やっぱり。パススピードを速くしないと通んないですからね、縦に」 中村を際立たせるプレーのひとつに、1本で局面を打開するスッと伸びる縦パスがある。もし、そのパスが前線の選手に届く前にカットされたらカウンターを喰らうリスクにもつながるが、通ったときにはチームの武器となる。だからこそ、チャレンジする姿勢を中村は崩さないし、いかに通すかということに頭を使うのだ。 「うん。縦に入れるっていうのはすごい意識してますね。リスクがあるのもわかってるけど、そこで例えば、ジュニーニョに通って、スルッと前向いたらそこから同数で対決できるから。やっぱり自分の武器だし特徴だし、そういうところで自信を掴んでいくんだと思う。あとは、自分が思ったとおりのパスが何本つなげるかっていうのが、バロメーターになるんですよ。でも、ただ出してるんじゃなくて、次につなげるパスになるようにすごい考えてる。ジュニーニョひとりだけじゃ絶対に相手も来るし、どっちの足に出したほうがやりやすいか、とかまで考えるようになった」 そこまで一気に話し、「でもねぇ…」とさらに続けた。 「まだ、ぜんっぜんダメ! 思ってはいるけど、出せてない。へたくそなんですよ。もっとうまくなりたいんですよ。俺のところで昨年みたいにフリーな状態になれば、もっとうちは強くなる。J1の激しいプレスのなかでもそれをかいくぐりながらパス出したりキープできたら、もっとチームが強くなると思う。だから、ミスした ときにはなんでうまくいかないんだろうって考えるようになって、J2のときにくらべて試合のビデオをよく観るようになった。とくにミスしたプレーを何回も繰り返し観る。なぜミスがおきたのか、その前のプレーで自分はなにを考えていたのかっていうのを思い出しながら。トラップが悪かったり体の角度が悪かったりとか、もっとうまくやれたのになぁとか思う。昔から言ってるけど、ノーミスでやるのがベストだからね。だから、サッカーに対してすげぇ貪欲になってる。そのために普段の練習から本当に求めていかないといけないし、頭の持久力というか考える持久力をもっとつけなきゃいけない。もちろん、練習と試合ではプレッシャーが違うんだけど。試合は、ほんと楽しいし充実してる」 代表選手とプレーで凌ぎを削る体験も中村の充実感をさらに濃いものにしている。とくに印象に残ったという、ガンバ大阪のボランチ、遠藤についてはこう語った。 「うまかった。俺にガッとくるわけじゃないんですけど、なんか常に見張られている感じ。あの人自体が全体を常に見張っている感じなんだと思う。要所のところやイヤなところにいつもいるし、ボールをもったときはすげぇ落ち着いてる。代表選手は違うんだなぁ。まだまだだなぁって思った」 できないことや壁を乗り越え、一歩ずつステップをあがってきた。それはいまに始まったことではなく、サッカーを始めたころから中村が実践してきたことだ。そうやって、J1の舞台までたどり着いた。いつも前だけを見つめてきたせいか、中村はいい意味で“楽観的”だ。 「後ろ向きになる要素なんてない。だって、試合は続いていくんだもん。そうそう、ジーコがたまに試合を観るくるでしょう。代表に入りたいとかいう話じゃなくって、記憶に留めてもらえるプレーがしたい。『あの14番いいな』って少しぐらい思ってもらいたい。まだ自分が全然だめなのもわかってるんだけど、評価もしてもらいたい。そんなの甘ったれだけどね。有無を言わさず、みんなに『あいつはすげぇ!』って言われるようにならないと」 それからふっと間があいて、ポツリと言った。 「俺ね、目標がわからないんです」 ──それは、どういう意味? 「いつもいつも先を追い求めている感じ。いつももっとうまくなりたいって思っていて、課題を見つけてそれを克服しての連続だから、どんどんやることが先にある。何歳になってもあいつは必要だって言われる選手でいたいし、やれるものなら40歳ぐらいまでやっていたい。きっと、求めるものがなくなったら、うん、たぶんそのときが引退するときなのかもしれないね」 常に頭のなかに自分が思い描くイメージをふわっと膨らませている中村憲剛。そこに限りなく近づくための終わりなきチャレンジは続く。 2003年、中央大学より加入。昨年以来、不動のボランチとしてレギュラーに名を連ねる。前線にパスを供給する攻撃の軸を担う。1980年10月31日生まれ。東京都出身。175cm、66kg。 PICK UP PLAYER 2005 VOL.05 2003年以来、2度目の「PICK UP PLAYER」にPick Up!!アングルといい、ショットといい、すご〜くカッコイイ憲剛選手の写真が11点、動画1点で構成されている。 |
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Date:14/May/2005 Media:J's Goal Title:「J1 第12節 川崎F vs 清水」 |
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前半1分に先制点を決めた久保山由清(清水)。後ろからチェックするのは中村憲剛(川崎F)。結局このまま試合が終了し、アウェイの清水が勝利した。 (2005年5月14日:等々力陸上競技場) J's GoalへGO! ここで(J'sGoal)掲載された写真は、5/17発売の週間サッカーダイジェストに掲載されたものと似たショット!とにかく、憲剛選手の活躍には、本当に注目ものである…。 |
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Date:11/May/2005 Media:ELGOLAZO 5/11・12日号/No.084 Title:日本代表特集/[ELGOLAZO勝手に選考]シューズメーカー最強戦 |
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サッカー界に乱立するシューズメーカー。今回はそれぞれ履いているシューズごとにユニークな代表チームを編成してみた。それぞれ個性派のチームに仕上がっている。 ミズノー日本人ならやっぱりミズノ? 初代社長・水野利八氏が1906年に別注運動服装を作る店として開業したのがミズノの始まり。1913年に野球のグラブ、ボールを作り始めると、現在までに様々な方面で活躍。日本が世界に誇る総合スポーツメーカーに成長した。現在ではJリーグ最多の8チームとユニフォームサプライヤーを結んでいる。 キャプテン不動!左サイドも注目! 4-3-3という布陣で、GK曽我端(鹿島)、FW新井場(鹿島)、茂庭(FC東京)、岩政(鹿島)、加地(FC東京)、MF坂本(千葉)、阿部(千葉)、水野(千葉)、DF鈴木慎(新潟)、大木(広島)、柳沢(メッシーナ)で構成されている。 日本メーカーが軒並みサッカー市場で苦戦を強いられる中、ミズノは孤軍奮闘が目立つ。いわゆる「スター」にミズノ愛用者は少ないが、数の上ではミズノはJリーガーの少数派ではない。そんなチームのキャプテンは、もちろんミズノ以外には考えられないだろう。キャプテンなのだから、当然不動のレギュラーだ。ワールドユースで飛躍して本当の意味でミズノの顔となることが期待されている。チームとしては妙に左サイドが充実しているので、左にサイドアタッカーの二段ロケットを形成。新井場がオーバーラップし、そこへパスを…出さない鈴木慎が左足をぶっ放す。この2人なら必ずチャンスは作れる…はず。中盤は千葉トリオ。バックラインとGKはこのままA代表でもいけそうな顔ぶれ。CB以外は層が薄く、特に前線のタレントは不足気味、大木・柳沢の超献身派コンビで中盤に点を取らせたいが…。 【その他の選手】GK荒谷(大宮)、DF水本(千葉)、寺田(川崎F)、小村(広島)、MF中村憲(川崎F)、山口素(新潟)、澤登(清水)、家長(G大阪)、苔口(C大阪)、FW平本(東京V) モレリアウェーブ:シューズ/水野晃樹 ミズノ伝統、モレリアシリーズとクッション性抜群のウェーブシリーズが一つになった最新のスパイク。カラーはブラック×ホワイトの定番カラーとスーパーホワイトパール×レッド(写真)がある。 ワタシ、ミズノ履イテマスorマシタ 本社はJFAハウスの近所にある。リバウドが有名だが、主に日本人選手と契約を結んでいる。フランスW杯では山口素弘(新潟)、小村徳男(広島)などが愛用。日韓W杯では柳沢敦(メッシーナ)、森島寛晃(C大阪)がミズノのスパイクを使用した。 ミズノを代表する布陣の中に登場することはなかったけれど、しっかりと愛用選手の欄に憲剛選手の名前が並んでいるのは、非常に喜ばしいことである。本ホームページ“favorite”でも紹介したばかり…。憲剛選手の大切な足を包んでいるのは、ミズノの「モレリア2」である。前線のタレントは不足気味とあるので、このままミズノを代表する、顔となるべく活躍を、憲剛選手、是非とも期待しています♪ |