|
Date:28/September/2005 Media:ELGOLAZO 9/28・29日号 No.140 Title:21人の挑戦 日本代表、東欧遠征メンバー発表! |
|
箕輪。「サプライズ」と「オンターゲット」 「高さ」。日本の最終ラインのウィークポイント。6月のコンフェディはいで日本代表はその弱点を無惨に晒した。最終ラインの絶対的な存在は中澤。昨シーズンの圧倒するパフォーマンスは、それでも今年若干の停滞を見せた。過酷な日程。金属疲労。肉体の悲鳴。それでも奮闘する中澤。前節の浦和戦でも、その前のFC東京戦でも、中澤は鬼気迫るパフォーマンスで圧倒し続ける。 6月のコンフェディ杯は、その中澤の「不在」が日本の致命傷に繋がることを証明した。圧倒的な存在だからこそ、その不在が決定的な陥穽となる。ハイクロスへの対応。日本の古くて新しい課題。世界の高さに向き合う時、彼のバックアップがどうしても必要なのだ。 箕輪義信。川崎フロンターレのDF。チームのムードメーカーであり柱。チームには伊藤、寺田という評価の高いDFもいた。今季の、特に最近の試合での箕輪は、彼らのパフォーマンスを越える闘志と安定感を示していた。そして打点の高い圧倒的なヘディング力。前節はそのヘディングで決勝点をたたき出している。 田中誠、坪井、茂庭と、今回選ばれたメンバーは洞察力や経験、速さへの対応など総合力でリーグを代表するDFであるものの、「世界」クラスではない。世界と戦うためにはやはり「高さ」の補強が欠かせない。かつて本誌の川崎F担当記者が「日本代表を少しでもスカウティングすれば高さへの対応は真っ先に浮かぶ弱点。187cmの恵まれた体格を生かした強さと高さは、現代表にはないタイプで面白い」とレポートしてきたことがあった。 先週放映された地元のテレビ局の番組で中村憲剛が出演、司会者が「川崎Fから代表が出て欲しいが」と問いかけた。そこには暗に「憲剛を代表に」という思いがあったのだろう。意外な形での意外な名前の選出…。川崎Fは3連勝で8位。3位との勝ち点差は4にまで迫っている。今回オールスター戦のため中澤は「不在」。好調なチームの好調な選手が代表に選ばれる当然のルールオンターゲット。しかし、そこには十分なサプライズが含まれている。 W杯へ、チャンスはある。次のチャンスをつかむのは誰だ。 おそらく、川崎F初であろう。代表に選ばれた箕輪選手がELGOLAZO紙の表紙、トップを大きく飾っている。川崎F初の偉業を遂げた、突破口となった、箕輪選手。素晴らしいことである。そしてそして、この記事で注目したい事実…。やはり、憲剛選手の代表選手選出…。もう、いつ選ばれるかどうかなんて、あと少しの何かと、時間の問題…。憲剛選手に期待が寄せられているのは、事実…。ポジション的にMFは激戦区でもあるけれど、いつか巡って来るチャンスのために、しっかりとしっかりと経験を積み上げて、ひたすら前へと突き進んでいって欲しいものである。期待を一身に背負って頑張り続けることは、ものすごいプレッシャーのあることかも知れないけれど、憲剛選手にはそのプレッシャーを跳ねのけ、さらに一歩、壁を越えて進んでいって欲しい。“次のチャンスをつかむのは誰だ”ー是非とも、憲剛選手に…♪ |
|
Date:27/September/2005 Media:週間サッカーマガジン 2005.10.11 No.1046 Title:J.LEAGUE 第25節 全試合リポート |
|
分かれ道は“1点目” 2点先取で逃げ切り 川崎FがJ1で初の3連勝 裏へ抜け出した我那覇が、巧みなトラップから豪快に左足を振り抜いて先制点を挙げる。コンパクトな守備ラインをしいた大宮の裏には、自ずと広いスペースが生まれていた。正確なロングパスを送った中村は、「(裏のスペースを)前半から狙っていた」と、してやったりの表情だ。 51分のそのゴールまでは、むしろ大宮のペースだった。DF4人、MF4人が二つの壁を築き、その間をボランチの斉藤が埋める。きれいに整った二重の壁が、川崎Fの攻撃を早い段階で寸断した。そこから、奪ったボールを素早く前へ運ぶことで、効率よいカウンターを仕掛けた。 しかし先制点を奪われたことで、“確実に守ってカウンター”という大宮のプランも変更せざるを得なくなる。“守ってから”ではなく、同点にするために能動的に前へ出る必要が合ったからだ。それが守備にほころびを招く。先制点のわずか7分後には、箕輪に追加点を決められた。 逆に2点をリードした川崎Fは、FWの我那覇に変えてDFの佐原を投入する。「中盤を厚くするため」(寺田)に、最終ラインから寺田を押し上げて、中村、谷口とともに、ボランチの位置に3人が並ぶ。終盤の大宮の反撃を、島田のFKによる1点でしのぎきった。 川崎FはJ1初の3連勝となる会心の勝利を挙げ、順調に勝ち点を積み重ねた。一方の大宮は、新潟戦から続く4連敗で、残留争いに加わった、とも言える状況に追い込まれた。“昇格ダービー”となったこのゲームの結果が、2チームの明暗をくっきりと分けた。 ここでも、憲剛選手の採点は“6.5”と、またまたチームトップ!第25節のMF部門では6位という好成績である。素晴らしいアシストを久しぶりに決めてくれたり、本当によく頑張ったことと思う。試合を重ねるごとに、調子は上向き傾向に…。このところ私的に目を惹きつけられるのが、そう、今回の試合で見せてくれたような精度の高いロングパス。ヨコに揺さぶりをかけるというのは、こんなことを言うのであろうか…。しっかりとアウグストに、しっかりとジュニーニョに、我那覇に…。あの長い距離間を正確にきっちりと計算したかのように、ピタリと合う。一人一人の選手の特徴を正確に把握しているからこそ出来るものだと思う。やっぱり素晴らしいの一言に尽きるのである。そう、憲剛選手は…。箕輪選手、憲剛選手も一緒に連れて行ってくれないかなあ…。ウクライナ戦は、密かに楽しみにしていた一戦!日本で開催なら、是非とも駆け付けたいところだけれど…。まあ、憲剛選手も出場しないのだから、せめて中継で、しっかり応援したいものです♪ Title:新説ボランチ 〜 中盤の底にある真実 その魅力と可能性〜 ボランチに求められる条件?まずはパス。そして、ポジショニングだ。ボランチは、一番多くボールを触るポジション。触ってから求められるのは当然、パス能力問うことになる。そして、ボールに触るためには、パスを受けられるポジションにいなくてはならない。だからポジショニングが重要になる。良いポジショニングは、守備でも欠かせない。マーク云々ではなく、ポジションの取り方で、相手の要注意人物を抑えることが出来るのだから。 日本代表・ジーコ監督 ☆J1ボランチ図鑑 Part 1 川崎F 3-5-3 中村憲剛/攻撃力:4、運動量:4、守備力:3、経験値:3 (5点満点中) 谷口博之/攻撃力:2、運動量:4、守備力:5、経験値:2 ドイス・ボランチの軸となるのは中村だ。元々、攻撃的MFの選手だったことも合って、キープ力や展開力は抜群。ボールをもらい、周囲に散らし、ゲームを組み立てていく。その後ろを1対1に強い守備的な谷口がしっかりと支える。4節から定位置を掴むと、いまや二人の先発は確固たるものになった。攻撃の中村、守備の谷口とある程度役割が決まっており、攻守の善しあしはこの二人の出来に掛かっている。若い二人だけに伸びしろも十分だ。 もうすでに、ジーコ監督の目にも留まり、代表に選ばれるのも、きっと時間とタイミングの問題かも…。絶対に、絶〜っ対に、来るべきXデーは、きっと来る!!!憲剛選手を信じています♪ |
|
Date:27/September/2005 Media:週間サッカーダイジェスト 2005.10.11. No.804 Title:2005 J1.LEAGUE 第25節 全試合リポート |
|
3連勝と4連敗の紙一重 クラブ史上初のJ1リーグ3連勝を狙う川崎と、連敗を今季最悪の4となる前に止めたい大宮。対照的なチーム状況にある両者だが、今回の直接対決で見えたさは紙一重でしかなかった。 序盤からリズムを掴んでいたのは、大宮だ。メンバーの入れ替わりの影響も合って不明確になっていた個々の役割が再確認され、前節に続いて前半を無失点で切り抜ける。勝ちを重ねるうちに生じた欲を抑え、シーズン序盤のストイックなまでの守備組織を取り戻し、ようやく本来の勝ちパターンを思い出した印象だ。相手DFに苦し紛れのロングボールを蹴らせた場面は数知れず、くさびが入ってもCBとMFが瞬時に挟み込むなど、前半の大宮は美しいほど機能的な守備を展開していた。 もちろん、狙い通りにボールを取れれば攻撃にも勢いが乗る。6分、30分と右サイドのスペースを使い、シンプルなクロスからフィニッシュに持ち込み、42分には藤本のパスから山下が決定機を迎えた。しかし、結局ゴールを奪えずにハーフタイムを迎えると、次第に雲行きが怪しくなっていく。 すると川崎は51分、自陣でボールを得た中村が、起死回生のロングパスをDFラインの裏を突く我那覇に通し、先制ゴールが生まれる。さらに5分後のFK、関塚監督の猛抗議などで焦らされ、大宮が集中力を欠いたところを箕輪が決める。あれほど効いていた大宮の守備が一瞬のうちに2点を今日ダツされ、バランスを崩した戦い方を強いられてしまった。 中村は言う。「前半良くなくても、試合の中で何とかしていける。勝ってきたことで自身がある」。川崎と同様、やるべきことが整理され、まったく迷いのない大宮だが、この“何とかなるという自信”だけは決定的に欠けている。紙一重の差で勝ち点が逃げていく試合が続く要因はそこにあるはずだ。とはいえ、その自信も、勝つ以外に得る方法がないのだから難しい。 【試合内容】 序盤から連続してCKを得るなど押し込んだ大宮は、前半を通じて狙い通りの組織的守備を披露し、ボールを奪ってはカウンターを仕掛けていく。しかし、山下が得た42分の決定機を逃し、後半に入ると大きく流れが変わる。51分に中村のロングパスから我那覇が先制ゴールを決め、さらに7分後にはFKから箕輪が追加点。川崎はそのまま守りを固め、カードを切る大宮をいなしていった。 川崎Fのインタビュー担当も、憲剛選手♪“攻めあぐねるなか起死回生のロングパスで先制ゴールをアシスト”というコメントが添えられ、採点は“6.5”と、またまたチームトップである。『前半良くなくても、試合の中で何とかしていける』というコメントは、前半にどんなに得点をしてもロスタイムに覆されてしまったり、勝利を逸してしまったこれまでの結果から生まれた言葉なのであろうか…。そんな経緯の中、『勝ってきたことで自信がある』というコメントを残している憲剛選手に頼もしさを感じずに入られません。今日は、箕輪選手が代表選手に選出されるという喜ばしいNEWS!!!どうぞ、遠慮せずに続いていって下さいませ。そう、もうすぐです♪ |
|
Date:26/September/2005 Media:ELGOLAZO 9/26・27日号 No.140 Title:J.LEAGUE DIVISION1 第25節マッチレポート |
|
波に乗る川崎F、3連勝で虎視眈々 3連敗中と苦手の大宮をホームに向かえ、「強い気持ちで試合に入った」(関塚監督)という川崎F。前半は苦戦したが、後半に入り我那覇、箕輪が連続ゴール。3連勝を達成し、いよいよ上位陣が視界に入ってきた。 カギ握る先制点の行方 開始から川崎Fは、大宮の組織的な守備に苦しめられた。「中盤のパスミスから何度か早い攻撃をされた」という関塚監督。ピッチの中央付近にコンパクトなゾーンをしく大宮の守備網にパスを絡め取られ、久永、藤本を起点にしたカウンターからピンチを招いた。「昨年よりも寄せが緩くFWに縦パスを入れられた」と中村は語ったが、現在の大宮は、DFラインの前にアンカーを配置した[4-1-4-1]を敷いている。前からのプレッシャーが緩い反面、バイタルエリアの間隔が狭いのだ。前線3人の足元にボールは入るが、それをカットされ逆襲を食らう展開が続いた。「全員でジュニーニョを抑えるように言われた」(斉藤)という「エース対策」も功を奏した。 しかし、川崎Fが相手のスタイルに順応し始めると、大宮の蹴って危機が減少。戦前の予想通り「先制点がカギになる展開」(我那覇)となった。42分に山下がGKとの1対1を外したことはそのような意味でも痛恨だった。 我那覇の左足が均衡破る 後半立ち上がりから積極的にプレスを仕掛け、主導権をつかんだ川崎F。そして51分、待望の先制点が生まれた。「大宮はフラットな4バック、我那覇はトニーニョよりもスピードがあるので裏を狙った」という中村のミドルパスを我那覇が左足で落ち着いてゴールゲット。さらに川崎Fは58分、ジュニーニョへのタックルに対して関塚監督が激怒、そこで試合が中断した隙をついて追加点を奪う。その後のマルクスのFKを箕輪が頭で合わせて、J1初ゴールを挙げた。 2失点後、桜井、島田を投入、[4-4-2]へ変更し攻撃態勢に入る大宮。対する川崎Fも佐原を左CB、寺田をボランチに挙げる交代策で逃げ切りを図る。終了間際に島田の直接FKから1点差に迫られたものの、焦る大宮を尻目に効果的なカウンターを繰り出し、危なげなく逃げ切りに成功した。 クラブ史上初となった、この3連勝という快挙!本当に素晴らしい偉業である。インタビューに答えることの多い憲剛選手のコメントの一つひとつに、相手を正確に分析し、それを処理出来る素晴らしい能力、それをきちんとこなせる身体力の高さを感じる。試合なんて、やってみなくてはわからないけれど、その前にしっかりと用意すべきもの、やっておくべきものが、きちんとなされているという感じ…。採点は“6”!冴え渡る頭脳を身体を駆使した、真っ正面からしっかり戦ってくれた一戦でありました。監督を抑えるなんて、ただ者じゃない…。本当にキャプテンシー溢れる憲剛選手でありました。お疲れさまでした♪ |
|
Date:21/September/2005 Media:週間サッカーマガジン 2005.10.4 No.1045 Title:J.LEAGUE 第24節 全試合リポート |
|
徹底されたリスク管理 川崎Fが組織的かつ泥臭い守りで連勝 試合後、勝利チームの関塚監督が何度も「リスク管理」という言葉を口にした。東京Vの攻撃陣への対策が万全だったことはピッチを見れば分かった。東京Vの3トップにボールが入った瞬間、守備的MFの谷口が最終ラインに入って必ず4人以上で対応。その谷口は7分にジウ、27分には平本のシュートに身体を投げ出してゴールライン外にはじき出す。川崎Fは数的有利を保ち、激しいマークで相手の連携を寸断した。 管理の範囲は最終ラインだけに及んだ訳ではなく、守備的MFの一方、中村はこう言う。「オレは大悟(小林)、マルクスは戸田を見るように監督から言われていた」。東京Vは中盤でもボールの出所が、常に川崎Fの厳しい監視下にあった。 組織だけでなく、川崎Fは個の奮闘も目に付いた。特に中村と谷口の運動量が落ちなかったため、川崎Fの心臓部は機能した。「相手のポジションチェンジに突き切れない時間帯も、二人がコースを限定してくれたので助かった」と寺田。失点の引き金となるバックパスを犯した谷口は、それを引きずらずチームに尽力した。 前線の3人を中心に攻撃を組み立てるのは、川崎Fも同様。最も警戒すべきジュニーニョには東京Vも細心の注意を払ったが、寺田、今野という「伏兵」にゴールを許した。どちらが残留争いをしているかと見間違えるような淡白なプレーは、川崎Fと比較すると対照的。川崎F以上に必要だったリスク管理を持っていたのは、前線から粘り強くプレッシャーを掛け、同点ゴールを挙げたワシントンだけだった。 顔がしわくちゃになるくらい、それはそれは超嬉しそうな表情の憲剛選手がキンちゃんに抱きついている写真が大きく掲載されている。両手をしっかりとキンちゃんに回して…。キャプションには“勝ち越しゴールを挙げた今野(18)を中心に、チームメイトの輪が広がる。彼に抱きつく中村は「大げさに喜び過ぎた?その方が(ここまでノーゴールの)今野もショックかなと思って(笑)」冗談まじりにコメント。”ちなみに採点も、こちらもチームトップの“7”!いやあ、本当に、茶目っ気たっぷりの憲剛選手。チームメイトを愛し、愛される、素敵な選手であり続けてくださいませ♪ |
|
Date:21/September/2005 Media:週間サッカーダイジェスト 2005.10.4 No.803 Title:2005 J1.LEAGUE 第24節 全試合リポート |
| 「徐々に調子を上げてチームを指揮。仕掛けのパスを何度も見せた。」というコメントが付けられて、採点はチームトップの“6.5”。という素晴らしい評価である。 中断期間が明けて、本当に、本当に、いい仕事ぶりをキチンと評価していただいていて、本当に嬉しい。頑張りがいがあるよね、ホント♪ |
|
Date:13/September/2005 Media:週間サッカーダイジェスト 2005.9.27. No.802 Title:2005 J1.LEAGUE 第23節 全試合リポート |
|
“K点”のその先へ 単に34試合分の1とは言えないゲームがある。特別な意味を持つ試合ー。この鹿島戦は川崎にとってのそれだった。 鹿島とは6試合戦って全敗。加えて川崎にはアウグスト、相馬、鬼木、さらに関塚監督を初めとしてスタッフにも、鹿島に在籍していた人が多い。そうした因縁から、チームはこの一戦を“K点越え”と銘打って盛り上げてきた。鹿島にとっては、単なる1試合でしかなかったかも知れない。しかし、大雨のなか駆け付けて試合前から選手を鼓舞した多くのサポーターを見ても分かるように、川崎のモチベーションは非常に高かった。そのモチベーションの差がすべてだった。 中村は振り返る。 「サポーターに後押しされて試合の入り方は上手くいったし、攻撃もこれまでの鹿島戦は前の3人だけだったけれど、今日はボランチもウイングバックも絡んでいけた」 スリッピーなピッチに気を取られる鹿島を尻目に川崎は、リスク管理をしながらも積極的に前へ出る。 川崎の2得点はともにセットプレーから。1点目はマルクスがFKを素早くサイドのアウグストに出し、そのクロスを我那覇が頭で決めた。2点目はゴール前に詰める川崎の長身選手たちを囮にして、マルクスがFKを直接蹴り込んだ。入念な練習とイマジネーション、技術の高さから生まれた2ゴールだった。 後半の半ばを過ぎると野沢、増田を投入してきた鹿島にボール支配を許し1点を返されてしまうが、「この前の清水戦の反省もあって、最後までみんな声を切らさずマーカーの確認をし合えた」と振り返った中村の話を聞くと、2-1から引っくり返された清水戦の敗戦は、この日のためのものだったとすら思えてくる。 喜びを爆発させるサポーター、抱き合うチーム関係者。その風景がこの勝利は川崎にとって非常に意味のあるものだったことを物語っていた。 “間違いのない戦術眼でゲームをコントロール。敵将も絶賛の出来。”と言うコメントが、憲剛選手に添えられ、採点は“6”。K点のその先には、何が見えたのであろうか…。とにかく素晴らしいプレーぶりに、各誌とも絶賛である。まだまだ、そこはかとなく秘めたるパワーを、もっともっと魅せつけて欲しいと願わずにはいられない。憲剛選手、これからがますます楽しみです♪ |
|
Date:13/September/2005 Media:週間サッカーマガジン 2005.9.27. No.1044 Title:J.LEAGUE 第23節 全試合リポート |
|
沈黙した闘志 川崎Fの勢いに屈した鹿島 公式戦でこれまで鹿島に勝ち星がないとは思えないのびのびしたプレーで、川崎Fが前半で試合を決定付けた。この日も中盤の「頭脳」として試合をコントロールした中村が、立て続けにゴールを奪った前半の試合運びに納得する。 「ウイングを使ってワイドに攻めることができた。外からせめて相手が左右に開いたら中から、中を固められたら、また外から、とリズム良くできた」 まさにサイド攻撃の賜物と言える形で1点目。さらに、角度のない位置からマルクスが意表を突くストレートボールで決めたFKで差を広げる理想的な展開だった。これまで鹿島相手に勝利は愚か、ゴールもなかった川崎Fが得た勢いで、相手を完全に圧倒した。後半、守りに入ってバランスを崩したのは反省材料だが、外と中を交互に攻める効用は、今後の戦いの大きな指針となる。 対する鹿島は、中央からはジュニーニョというナイフを突きつけられ、両サイドも制圧されて、最終ラインがズルズルと後退。これにボランチまで引っ張られて、前半は防戦一方となった。 本山を出場停止で欠く攻撃陣は、3日前の日本代表戦の疲れからか小笠原の動きが重く、ほとんど形を作ることができず。ハーフタイムの「勝利への強い気持ちを持って最後まで戦うこと」というトニーニョ・セレーゾ監督のゲキに応えたのは終盤だけ。攻守にわたりチームに一体感も躍動感も感じられない重い、重い、黒星。G大阪の背中が少しずつかすみ始めた。 大きく掲載された写真は、マルクスがゴールした時のもの。憲剛選手がマルクスにおんぶしているショットである。嬉しそうな、憲剛選手のスマイルが素敵な一枚!一見の価値ありである。“中盤の「頭脳」”だなんて、今週は、憲剛選手褒めちぎりWEEKの模様…。本当に素晴らしい選手に成長していく、このプロセスの一つひとつを共有出来ることを、本当に嬉しく思います♪GOOD JOB、KENGO! |
|
Date:12/September/2005 Media:ELGOLAZO 9/12・13日号 No.136 Title:J.LEAGUE DIVISION1 第23節マッチレポート |
|
鹿島、痛い「恩返し」食らう 前日にG大阪が勝利したことにより鹿島に撮っては、落とせない一戦となった。対する川崎Fもホームでは連敗は避けたいところ。互いに勝ち点3を狙う「決戦」が、小雨が降り注ぐ晩夏の等々力で幕を明けた。 川崎F、ゲームプラン的中! 序盤から両チームともDFラインを押し上げ、コンパクトなエリアで激しい攻防を繰り広げた、そんな中で主導権を握ったのはホームの川崎F。鹿島のDFラインがアウグストを警戒して右側にスライドしているため、長橋がフリーになり、再三チャンスを作った。また、守備でも「今日は守備に重点を置いた」という中村と「激しくあたることを意識した」という谷口が豊富な運動量でパスコースを消し、3バックも連動して鹿島にまったく決定機を与えない。 そして22分、アウグストが大岩を抜き上げたクロスに我那覇が合わせ、戦略上重要な先制点を奪った。これで完全にペースを握った川崎Fは30分、左サイド角度のない位置からマルクスが見事に直接FKを決めてリードを2点に広げる。「狙い通りコンパクトにして相手の中盤にスペースを与えなかった」と会見で関塚監督が語った用意川崎Fにとってはゲームプランが的中した会心の前半だった。 鹿島、意地の反撃開始 しかし、後半に入り試合の様相が一変する。前半は2トップの連携が悪く前線でタメが作れないため攻撃に人数を掛けられなかった鹿島。しかし、後半腹をくくって全体が前掛かりになることで、相手を自陣に釘付けにする。決定機の数は快速ジュニーニョを先鋒にした川崎Fのカウンターの方が多かったかも知れない。しかし、試合の流れは気持ちで上回る鹿島に傾いていく。これに呼応するように鹿島は野沢、増田と攻撃的な選手を次々投入、対する川崎Fは佐原、久野など守備的な選手をピッチに送り込み逃げ切りを図った。 そんな拮抗状態が敗れたのは75分。キレのある動きを見せていた野沢のクロスを鈴木が執念で押し込み1点差。これで俄然勢いを増した鹿島は猛攻を仕掛けるが、一方的には攻めながら後半のシュート本数は3対3。結局、終了間際に岩政を上げた必死のパワープレーを仕掛けるが実らず、タイムアップを迎えた。 「後半に見せた勇気や頑張りを前半から見せる必要がある」とはセレーゾ監督。悪い時にチームを支えるリーダーシップ」が優勝するためには必要だ。一方の川崎Fは上位進出に向けて「大きな自信になる」(関塚監督)勝利といえるだろう。 【Man Of The Match】 中村 憲剛(川崎F/MF) 谷口とのコンビで中盤のスペースを消し、鹿島の中盤を完封。公益でもリズムを変えるパスを出し大きな存在感を放つ。セレーゾ監督も「中村は素晴らしかった」と絶賛した。 素晴らしい!素晴らしい!!素晴らしい限りである!!!トニーニョ・セレーゾ監督にそう言わしめるなんて、思った通りの素晴らしいプレーヤーである。こんなに素晴らしい憲剛選手が日本代表選手に選ばれる日も、きっとそう遠くはないことだろう…。ちなみに、憲剛選手についてのコメントには“パスコース遮断や攻撃の起点として活躍”とあり、採点はチーム最高!の“7.5”。これまでで最高の採点!である。ようやく、こうして見るべき人が見て、こうした評価をされるのは、我が事のように、本当に嬉しい!徐々に、憲剛選手の名前が、顔が、知れ渡るようになっていくことも嬉しいし、何よりもプレーが認められていくというのが嬉しい!いやあ、本当に嬉しいです♪川崎Fのナカムラから、日本のナカムラ、そして世界のナカムラへ…。調子に乗って、行っちゃえ〜!どうぞ、ますます頑張って下さい♪ |
|
Date:12/September/2005 Media:神奈川新聞J1川崎ニュース Title:2005 J.LEAGUE DIVISION1 第23節 |
|
川崎、鹿島に競り勝つ ◆中村攻守にキラリ 日本代表小笠原との中盤の支配権争いで、川崎・中村が大きな存在感を示した。 前半5分に小笠原のドリブルに背後から猛烈にアタック。ボールを奪取すると、すぐさまカウンターの起点となり前線にパスを供給した。「後ろの選手がインターセプトできればそこからチャンスになる」と中村。 鹿島のセレーゾ監督も「サポートのタイミング、展開が良かった」と脱帽していた。 鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督から、こんな素敵なお言葉…。来年は、監督とともに鹿島に行ってしまわないでね♪代表選手相手に、堂々たるプレーぶり。本当に、頼もしい成長ぶりには脱帽ものです。憲剛選手も素晴らしければ、また監督も素晴らしいコメントを残している。「天皇杯、前回と勝ちが取れなかった鹿島。やっと1勝できてうれしい。指導者としてやってこられたのは鹿島、セレーゾのおかげ。恩返しがしたかった」という、関塚語録。嬉しさはもちろんのこと、それを感謝、恩返しと繋げた言葉に、関塚監督の人柄というか、人間性というかが垣間見られ、それが何とも言えず感動的である。これからも驕らず、臆することなく、どんな時もしっかり前を向いて戦ってくださいませ、憲剛選手♪ |