昭和初期物価表−家賃・交通・通貨

●家賃
・東京府簡易住宅家賃(6・4.5畳)6〜9円50銭(昭和2)
・下宿一ヶ月分(東京・4.5畳・2食つき)16円50銭(昭和2)
・本郷東館下宿代(2食付き)一ヶ月分25円(昭和3)
・家賃一ヶ月分(東京恵比寿駅5分 8・6・2・3畳 浴室 ガスあり)30円(敷金三ヶ月分)(昭和3)

・住宅地(東京井の頭公園駅から300m)1坪6〜9円(昭和4)
・売地一坪(東京渋谷駅から100m)46円
・平屋中流住宅建築費(18坪<59.4平方b>)2200円(昭和3)
・鎌倉片瀬海岸分譲地一坪13円から

・同潤会アパート賃料一ヶ月分(独身男子専用・洋間6畳)17円(敷金二ヶ月分・共済費月額4円 昭和4)
 財団法人同潤会は大正13年に関東大震災により焼失した住居の再建のため発足した。当時建設された同潤会アパートはモダンの象徴にもなり希望者が殺到した。そのため当初予定していた1000戸の倍の2492戸が建築された。現代のマンションやアパートに近い様式を既に備えていた。

・鎌倉海岸小別荘(借地・新築17〜18坪・浴室・共同電話付き)1500〜1900円
・私設市場貸店舗(東京深川・電話付き 賃料一ヶ月15円 敷金四ヶ月分)

●交通
・航空運賃(東京−大阪間)25円(昭和3)
 航空運賃(東京−大阪間)30円(昭和4)
・地下鉄:上野−浅草間 10銭均一(昭和2)
・市電乗車料金(1区)7銭(昭和2)
・国鉄三等運賃(東京−大阪間)6円4銭(昭和3)

●通貨
1円=100銭 1銭=10厘
□貨幣
・金貨:20円 10円 5円 2円 1円
・銀貨:貿易銀 1円 50銭 20銭 10銭 5銭
・白銅貨:10銭 5銭
・銅貨:2銭 1銭 半銭 1厘
・青銅貨:1銭 5厘

□紙幣
・紙幣:100円 20円 10円 5円 1円
・政府小額紙幣:50銭 20銭 10銭(銀貨の代用品として大正6年に発行された)
(大正9年当時)

・二百円札(昭和2年)
 四月二十五日、日銀発行の乙二百円札は表は簡略な図案、裏は白紙という粗製ぶり。台湾銀行の休業に伴う取り付け殺到に窮した各銀行は現金十分と装うために窓口に積み上げる紙幣を日銀に貸し出し要請したため急造され、三日間で500万枚に達した。
 あまりにも粗雑であったため偽札扱いも受けたとされる。


Back   Home   next