

| ●円本ブーム |
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不況による売り上げ低迷を逆手に取り、単行本数冊を一冊に収め普通の二分の一から三分の一の定価である1円と云う値段で、改造社は『現代日本文学全集』を刊行した。この一種の賭とも云える企画は大衆に喜ばれ、読者は瞬く間に50万を越えた。この後各社も後続企画をあげ、円本ブームが到来した。 ・現代大衆文学全集(全60巻 平凡社 定価各1円 昭和2年5月刊行) ・日本戯曲全集(全68巻 春陽堂 定価各1円 昭和3年3月刊行) |
| ●入場料 |
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・新ロシア美術館 入場料50銭 ・観劇料(帝国劇場)5〜8円(大正15) ・築地小劇場入場料(『検察官』5幕)1円50銭均一(昭和2) ・封切り映画館入場料(2本立て)1円50銭、1円、70銭(昭和2) |
| ●娯楽・遊興 |
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・スキー講習会(3日間)会費(東京−草津間旅費・滞在費共)12円(昭和2) ・たばこ「朝日」15銭(昭和3) ・遊郭遊興費(東京洲崎・特等)20円(座敷料12円+娼妓揚げ代3円+飲食物5円)(昭和3) ・ある娘の身売り金 116円(昭和2) |
| ●その他 |
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・藤村いろは歌留多 八〇銭(昭和2) ・野球グローブ4円〜9円30銭(昭和2) ・『週刊朝日』12銭(昭和2) ・化粧石鹸1個15銭(昭和2) ・銭湯入浴料5銭(昭和2) ・理髪料金40銭(昭和2) ・18金台ルビー指輪38円(昭和2) ・レコード『新世界交響曲』5枚(ドボルザーク作曲・ハアティ卿指揮・ハルレ管弦楽団)15円(昭和3) |
