仏教の教え



 お釈迦様は、紀元前5Cにインドでお生まれになり、「人間の苦悩を解決して仏陀(真理に目覚めた人)になる教えを説かれました。これは、次の3つの教えが基本になります。


1 縁起の教え

 これは、「縁(よ)りて生起する」の意味で、いかなるものごとも独立して存在するものでなく、常に他のものとお互いに関係しあっているということ。世の中の事象は、全て原因と結果の関係にあり、奇蹟はないということを意味します。釈尊は、この縁起の理法により人生の苦の原因を考え、この苦の原因が消滅すれば、苦もまた消滅すると考えられた。そして釈尊は、人々の苦の原因は、無明で無知なるがゆえに迷い、迷うがゆえにものごとに対して愛を持ち、これに執着して苦しむと示された。

2 4つの真理の教え(四諦)

宗教の存在理由

苦諦

 人生とは、本質的に苦であると説かれた。

集諦
 集とは、招き集めるの意味で、苦を招き集める原因は煩悩であり、煩悩は、貪り、怒り、愚かさであり、これを突き詰めれば我執であると説かれました。

滅諦
 苦の原因の消滅に関する真理で、苦の原因の煩悩の消滅が苦の消滅であると説き、我執の心をなくして、なにものにもわずわされない平静で自由な悟りの境地を求めねばならないと説かれた。

道諦
 苦悩のもとである我執をこえる真理を説かれ、これには、八正道の実践を説かれた。

3 苦悩を克服する八っの方法(八正道)

 煩悩を克服するため次の8つの修業を説かれた。
  @正見(正しいものの見方)
  A正思惟(正しい思案)
  B正語(正しい言語活動)
  C正業(正しい身体的行為)
  D正命(正しい生活)
  E正精進(正しい努力)
  F正念(正しい注意力)
  G正定(正しい精神統一) 
  
この八正道は、後に要約され戒、定、慧の三学になり、大乗仏教では、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧と言う六波羅蜜の実践行となっている。

 仏教の基本的原理に次の3つの考え方があります。
 (三法印)

 諸行無常  すべてのものは移り変わる。
 諸法無我  すべてのものには、不変の実態がない
 涅槃寂静  煩悩の消えた絶対安楽の悟りの境地




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