安らぎ感の元を考える


 安らぎは、人間の感情であろうと思う。一般的には、感情は、心の動きとも言われるが、心とは、どこに有るのだろうか?興奮すると心臓の鼓動が激しくなるので心臓にあるのだろうか?昔、心は、心臓だとか、肝臓だとか言われていたが、現代医学では、脳の働きと言われている。

脳と心
 心とは 
広辞苑には、「人間の精神作用のもとになるもの。また、その作用。知識・感情・意識の総体。思惑。気持ち,心もち。情趣を解する感性」とあります。ここでは、安らぎを感じる感情と意識を考えます。

 感情
嬉しい時は、心臓の鼓動が高まり、笑い顔になり、全身で表現しますが、これらの変化は、脳からの指令によるものです。従って感情は、脳の認知、指令により各器官が作用するものと考えられています。脳が外界からの刺激や情報を受け取り、それを処理した結果が感情であるとも言われます。

 脳
心を表現する欲望、感情,理性等が脳のどの部分で司っているのだろう?
     脳の場所  心に関連する機能
    大脳辺縁 感情を制御
    脳幹 欲望を制御
    大脳皮質 理性の制御,性格,創造性、意識を発生させる。
    中脳(脳幹の1部) 集中力、積極性、気分を制御
    視床下部 欲望を発生させる。食欲,性欲等
    扁桃核(大脳基底核内) 好き嫌い、怖い等の感情の制御
    前頭葉、側頭葉 知性的な心を作る。




脳が色々の機能をする最小単位は、神経細胞であり、この神経細胞をコントロールする物質が神経伝達物質又の名を脳内物質と呼ばれるもので、100ぐらいあると言われ、そのうち25種が明らかになっている。私の心を動かす元を正せばそれは、脳内物質と呼ばれる物であった。基本的な脳内物質とその働きは、次の通り。

脳内物質 性 質 多すぎる症状 少なすぎる症状
ノルアドレナリン 注意力,集中力、怒り,おびえ 不安、躁病 うつ病
セロトニン 幸せ感,愛、癒し、満足感 不安、躁病 うつ病
ドーバミン 快感、やる気 精神分裂病 パーキンソン病
βエンドルフィン ほっとする、落ち着く
GABA がまん,切り替え,抑制
安らぎ→心→感情→脳・大脳→脳神経細胞→脳内物質→セロトニンのバランス
安らぎの元をたずねて行けば,脳内のセロトニンの適量の分泌であることであった。しかしこの分泌の仕方は、遺伝因子、育ち方、環境ホルモン等の影響があり、自分の意識で分泌量の調整が困難である。しかし今後医学の発達により適量をコントロールする方法が見つかれば素晴らしいことであろう。


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