PLAY&MUSIC4
近頃劇見たり音楽聴きに行ったりします。
記録魔YUKOです。
これを読んだご本人様、素人YUKOが勝手に思って書いています。
笑って済ませてください。
もし、気を悪くされた場合は、すぐにお知らせください。
内容を早急に訂正させていただきます。
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白石准が古いスタインウェイを弾く会6/白石准・池田香織
場所 北習志野 ANDANTE 日時 2003年12月28日(日)14時00分開演

もう、6回目になったらしい、喫茶店ANDANTEでのコンサート。今回はメゾソプラノの池田香織さんがゲストである。
そうして、女性にもかかわらずシューマンの『詩人の恋』を歌うらしい。
女性にもかかわらず、ってつくのは何故?と思っていたら、もともとはテノール用の歌曲集だそうだ。
端的に言えば、詩人が女性に恋をし、失恋する歌であるが、恋をして盛り上がり、失恋し落ち込んで、というのが凄くよく分かる。

まずは、トロイメライから。
シューマンは、四分音符=100の速さで指定していたらしい。早すぎ。
というより、軽い、可愛い曲に早代わり、という感じである。
ゆーったりと弾くと、ロマーンチックな感じになる。
さて、詩人の恋である。
1曲目のかくも美しい五月の、は、どこぞで聴いたなぁ、と思っていたら、高校時代の音楽の時間に歌った歌であった。どーりで。
高校時代には、連続している歌曲集の1曲目とは知らずに、収まりの悪い曲だなぁ、続きがありそうな終わりかただなぁ、と思っていたのである。
池田さんの声は、最初、立ち上がりが悪そうであったが、段々と良くなって来て、観客の洋服たちが音をすわなければ、会場中に響いたんだろうな、と思わせた。
詩人は片思いをし、一人で盛り上がり、であるが、彼女は別の人と結婚してしまい、彼女の結婚式を陰から見て、ちょっと自虐的にもなり、嘆き、落ち込み、自分の愛と苦しみを葬ってしまおう、と最後に歌う。
しかしハイデルベルクの樽より大きい棺桶って・・・。
ハイデルベルク城にある、世界一大きいワイン樽を思い出し、うへぇ、と思った。

休憩では、ワインか紅茶がサーブされた。
どなたかの差入のラスクも一緒に頂く。
両方とも、うめ〜。
休憩後はバッハのパルティータ2番より、シンフォニアから。
バッハらしい曲。
続いてシューマンのプレスト。
妻のクララ・シューマンがいい曲ではない、と残すのを嫌がったと言う曲。
時々曲調ががらっと変わり、心がころころと変わるかのようである。
しかし、難しそう〜。

ブラームスタイム。
まずは間奏曲Op.118-2。かなり晩年の曲、とのこと。
ブラームスの子守唄を思い出した。優しい曲。
あ、同じ作曲家だっけ。
池田さんの再登場、3曲お歌を歌う。
甲斐なきセレナーデ。
窓辺の下で愛を歌う男性と、部屋でそれを聴く女性とを一人2役で歌う。
男の子が、年上の女性にそっけなくされているような感じがする。

続いてわが恋は緑。
詩はシューマンの息子、フェリクスの作とのこと。
先の明るい未来を歌っている感じがする。
緑は、春の色。重かった冬が終わり、気分も軽やかになっている、ということか。
最後は五月の夜。
5月は青春、恋、春の象徴の意味がある。
ではあるが、どうも春なのに孤独だよ〜ん、という感じがしないでもない。あぁ、歌詞もそんな感じの歌詞であった。

<アンコールは、シューマンの『献呈』。
クララとの結婚式に彼女にささげた曲だそうだ。
最後、シューベルトのアヴェ・マリアが引用されている、とのこと。
ピアノの伴奏で、確かに最後、『アーヴェ・マリーイアー』という部分が入っていて、なるほど、と思った。

乾燥をしていて、喉には可愛そうな会場であったが、池田さんの落ち着いた声が私たちをいい気分にさせてくれる演奏会であった。

クリスマス特別公演/ジャルディーノ・ムジカーレ第2回公演
場所 下北沢 MACA GALLERY 日時 2003年12月23日(火・祝)15時00分開演

友人の彌勒忠史君の主宰する団体の公演。今回は、私のチェンバロの師匠と2人だけであるから、団体、とは言いがたいのだが。
しかも、発売後、チラシも出来ていないうちにチケットが完売し、一息予約に遅れてしまった私は、友人の分4人のみを何とかGETしてもらい、残り3人はお手伝いをする代わりに公演を見られることに。
そんなわけで、お手伝い部隊の私は、プログラムに一言感想を書くわけに行かず・・・。

先月行われた藤沢市民オペラの出演者の方が大半を占めるお客様の様子で、オペラの話をしてもしっかり笑ってくれるところがおぉ、内輪、という感じがしないでもない。
いつもと客層が違い、私たち以外のお手伝い部隊は『見たことのないお客様ばかり』と言う感じである。

まずはカッチーニから3曲。
『Tu dh'ai le penne,Amore』、『Amarilli,mia bella』『Amor,ch'attendi』。
アマリッリについては、彼のCDにも入っている曲で、チェンバリストが違うとこんなに違うのね、という感じがした。

続いてフレスコバルディから4曲。 『Dove,dove,signor』『Dunque dovro del puro servir mio』『Non mi negate,ohime』『Se l'aura spira』。
この辺り、全く記憶がない。
リハーサルも聴いているはずなのだが、やはり、この次の曲のためにそわそわしていたらしい。

続いてストラーチェ3曲。
『Ciaccona』『Ti lascio,anima mia』『cosi mi disprezzate』。
最初の曲は、チェンバロのソロである。
が、とても忙しい曲で、譜めくりをする暇などないわ、長いので1枚べらりの楽譜にすることも出来ないわで、私が譜めくりのお手伝いをすることに。
ドキドキである。
1枚1枚バラバラの楽譜を、右のページを弾き始めたらそろりそろりと左へ移動する、というもの。
先生は私が移動させている楽譜を見ながら演奏する、ということになり、楽譜を落とさないように、早く移動させすぎないように、とプレッシャーがかかる。
指使いなどを勉強しようと思ったのに、全く余裕がなかった。くすん。
終わってからは、脱力、歌を聴く気力はまるでなかった・・・。

休憩時間は、ひたすらスプマンテ(スパークリングワイン)のサーブ。
GODIVAのチョコレートもついて、なかなか太っ腹である。
結局、ソフトドリンクは殆ど掃けず、スプマンテがどんどんと飛んでいった。
微笑を絶やさぬよう、なるべくお客様を見るようと思うのだが、忙しくてそれどころではなく、かなり余裕のない表情だったかも。

休憩後はChristmas特集。
まずはヴィアダーナの『Quem vidistis pastores』。
一応、アカデミックな団体だからね。
これからはお遊び開始だ。
クリスマスソングを歌うのに鈴がない!誰か!と客席に声をかけると『マイ鈴を持っています〜』と仕込んだかのように(いや、実際は仕込んだらしいのだが)鈴が。
その方にシャンシャン鈴を鳴らしてもらい、『もろびとこぞりて』。
後は順不同に(ってか控えていないのであまり覚えていない)『荒野の果てに』『ひいらぎ飾ろう』『まきびと羊を』『神のみ子は』(曲目足りないかも)。
途中、リュートストップを使ったりして、チェンバロも音色が変わり楽しい。
一応楽譜はあるのだが、楽譜どおりには弾いていなかった様子。さすが師匠である。

『きよしこの夜』は、みんなで歌おうコーナーで。
さすがに音楽をやっている人たちが多い!しょっぱなっから斉唱ではなく、合唱になっている。
しかも、1回でむちゃくちゃ綺麗なコーラス!
後ろで声を張り上げていた私は、途中、聴き入りそうになってしまった。

アンコールは『Se l'aura spira』。
それから、きよしこの夜のみんなのコーラスをもう一度。
いやぁ、やはりすばらしいコーラス。

今回、お手伝いということで、演奏会に完全に没頭することが出来なかったが、楽しいひと時であった。
いつでもお手伝いするからね〜。演奏が聴けるのであれば(笑)。

エイシスとガラテア/ヘンデルフェスティバルジャパン2003
場所 浜離宮朝日ホール 日時 2003年12月12日(金)19時00分開演

出演者目当てで行ってきた。
ソプラノの懸田奈緒子さん、オーボエ、リコーダーの江崎浩司さん、三宮正満さん、テナーの谷口洋介さん、チェロの懸田貴嗣さん。
しかも、今回の演目は、本邦初演らしい。
チェンバロ、指揮の渡邊孝さんは、お初である。
柔らかーく、優しーく弾く人だなぁ、と言う感想を持った。
エイシスとガラテアが恋仲になり、幸せ一杯のところに横恋慕したやつが入り、横恋慕野郎にエイシスが殺されてしまう、というお話。

出演者は最初から舞台上におり、役付の人もコーラスに参加(というより、テノール一人を除けばお歌の人は皆役付である)
ということで、途中で身罷ったエイシスも何食わぬ顔をしてコーラスに参加するという、不思議な現象もあったりして。
お歌の人たちの前に、バイオリン1×2、バイオリン2×2、チェロ、ヴィオローネ、オーボエ×2(時々リコーダー、オーボエ各1、1曲だけリコーダー×2)、そうしてチェンバロ。
楽器の人たちは、チェンバロを中心に集まっている感じだ。

楽器が始まる。オーボエの音が楽しそうに響く。
お歌が始まって、座席の失敗に気づいた。
メールで、『S席でね』とだけ予約した席は、一番前ほぼ中央。
ということは、頭の上を声がすっ飛んでいくのだ。
声が聴こえづらい〜。しかも、中央に鎮座ましましているチェンバロで、テノールの谷口さん、オーボエの2人の姿が全く見えない。
はぁ、ホールの中央辺り、と指定すればよかった。くすん。

懸田奈緒子さんの声は相変わらず美しい。
エイシスの辻裕久さんは、最初、声が前に飛んでこないなぁ、と思っていた。が、だんだんとよく聞こえるようになってきた。
デイモンの片野耕喜さんとは声の質も違い、そんなところも興味深い。
ポリフィーマスの田代和久さんはバスと言うよりバリトンかな、という感じの声。
しかししかし、なんと言ってもやっぱり悲しいのは声が自分の頭の上を通り過ぎること。もっとじっくりと聞きたいのに・・・

座る場所で、こんなに聴こえ方が違う、ということを実感した公演であった。これからは会場座席の場所を選ぼう・・・。

地獄のオルフェ/藤沢市民オペラ2003(天国と地獄-藤沢特別ヴァージョン)
場所 神奈川県藤沢市 藤沢市民会館大ホール 日時 2003年1116日(日)14時00分開演
ばりばりネタばれです!これから見る予定の方!ずぇったいに見ないで下さい!

高校時代からの友人彌勒君(いい加減フルネームでさん付けとかすりゃいいのに『彌勒君』が一固体になっている)が出演するオペラ。
座席を取っておいて貰っていたので、現地で確認、なんと前から4列目!
オーケストラピットも何となく雰囲気が分かる場所だ。ありがとう〜、彌勒君!
藤沢特別ヴァージョンと言うだけあって、『訳詞』ではなく、『作詞』でないの?と言う感じの上演であった。
だって、本来、カウンターテナー(彌勒君のパート)なんて、出てこないんだよ!?

浮気者のユリディスは、隣に住んでいる蜂蜜農家アリステに夢中、音楽の先生である旦那、オルフェは人間ではなく美少女フィギュアに夢中。
衣装も、現代的。
豹柄のスリップドレスにミュールを履いて、ピンクの携帯電話でメール交換というユリディス。
白いシャツに紺と緑と黄色の斜め縞のネクタイ、グレーのだぼだぼ上着に短めの紺のズボン、足首からは白いソックスが見える。背中に背負ったリュックには美少女フィギュアがくっついているオルフェ。

そんな2人が上手く行く筈もなく大喧嘩。
アリステのところに向かったユリディスは毒蛇にかまれてしまう。
黄色い養蜂農家の格好をしていたアリステであったが、実はそれは仮の姿、本当は地獄の王プルトンであった。
バチバチッと衣装を脱ぐと黒の燕尾服姿に真っ赤な舌をしたプルトンの登場となる。
『私死んだからね、プルトンと一緒に行くからね』とメールをして2人は地獄へと旅立つ

やっと妻がいなくなって喜んでいるオルフェ。しかし、世論(今回は字幕)が許すはずもなく、しぶしぶ字幕と共に2人乗り自転車に乗って旅立つ。

天国は養老院。真っ白で、患者と看護師、先生達が神々である。
合唱の人たちは、市内の合唱団に所属している方たち。
綺麗なコーラス。
プルトンが人間の人妻を誘拐したことに対して言い訳をしに天国にやってくるのだが、さすが悪党、逆に天国の王様であるジュピターが神々から非難される羽目に。

そこへオルフェと字幕が登場。
嫌々ながらユリディスを返してくれる様お願いをする。
ユリディスに興味を持ったジュピターは、神々と共に、地獄調査隊として地獄へ。

むちゃくちゃ暇なユリディス。やることもなくぼぉーっとしているしかない。
しかも、生前は有名なカストラートであった見張りのハンス・スティックス(どうやら原作では生前は王様であったと言い張るジョン・スティックスと言うらしい)はユリディスを敵のように(だって、ユリディスは自分が大好きなプルトン様が気に入っているんだもん、彼女さえいなければ・・・という気持ちなんだろう、きっと)扱う。
前もってハンスの衣装については多少予備知識を得ていた。
が、実物を見て、大笑い。予備知識のない人は吃驚しただろうなぁ。
完全に女装である。
頭には『ボーギーボーギーあんたの時代は良かったぁ』と歌っていた頃の沢田研二を思い出させる帽子、ラベンダー色の腰まである鬘、黒のビキニ(但し擬似乳房をつけた部分はばりばり見える。)、ミニスカートの脇は紐で編み上げられている。
網タイツにロングブーツ、肘上からは長い手袋、手には競馬馬を叩くむちが。
ハンスの役どころは3枚目の、引っ掻き回す役ではあるが、キャラクターが濃いので、主役を食ってしまいそうな感じである。
ダンサーとのダンスのシーンなんて、オペラ歌手とは思えないほど、一緒になって踊っているし、しかもダンサーたちにリフトもされるし。

キューピッドの魔法によって出てきたユリディスは、ハエの姿に変身したジュピターの手に落ち、バッカスの巫女に変装しそのまま天国へ連れて行ってもらう約束をする。

地獄の宴会場。地獄の人たちと天国の人たちとが一緒になって騒いでいる。
藤沢にゆかりのある歌手たちのガラコンサートが行われた。
まずはソプラノの白石敬子さん。ある晴れた日に。
続いてバリトンの小島博さん。鵠沼女子高校の教頭先生でもあるそうな。門出を前に。
それからテノール市原多朗さん。サンタルチア。
藤沢吹奏楽フェスティバルバンド。セレブレーションメドレー。ディズニーシーのNYにいるみたいな気分になる。
最後に鵠沼女子高校マーチングバンド部。マーチングメドレー。ユーフォニウムも肩に担いでいる。ぴしっぴしっと揃ってむちゃくちゃ綺麗。

盛り上がったところへ変装したユリディス登場。
皆が気が付かないうちに逃げようとするが、プルトンに見つかり、尚且つオルフェも字幕と共に登場し、ジュピターはオルフェにユリディスを返すことに。
しかし、オルフェは地上に連れて帰る途中、振り返ったら駄目よ、のお約束を忘れ、ジュピターが稲妻を落としたため振り返ってしまう。
ジュピターからも、プルトンからも喜んでいるオルフェからも、開放され、ユリディスは自由の身になってバッカスの巫女となる。

オルフェオの話を知っていないと、なかなか理解が難しいと思う。
かなり風刺も混ざっているし、元のお話とは性格が全く違っているし(元のお話ではオルフェとユリディスは、お互い大事に思っている夫婦)。
しかも、今回は藤沢特別ヴァージョンで、そのオッフェンバックが作ったものとまた変えているし。
ではあるが、天国と地獄の曲や、音楽でやった『愛しのエウリディーチェ』の一部が使われていたり(これって確かイタリアオペラのオルフェオの曲だと思う)耳になじみのある曲が使われていて、楽しく拝見した。

アンコールでは、幕が降り、役付の人たちが舞台の袖から出てくるのだが、ハンス・スティックスの彌勒君が一番拍手や歓声が多かったように思う。
後ろ半分しか出ていないのに。
一番インパクトがあったからかなぁ、やっぱり。
ユリディスの針生美智子さん、オルフェの大野徹也さんも格好良かったし、プルトンの篠崎義昭さんもインパクトがあって、歌い手というより、役者やのう、という感じであったし、字幕の栗林朋子さんマルスの有川文雄さん、メルキュールの井上幸一さんも好演だと思うし、キューピッドの瀬戸理恵子さんは可愛かったしダイアナの李恩敬さん、ヴィーナスの清水知子さんの対立も楽しかったし、ジュノンの桐生郁子さんは車椅子なのに存在感があるし。
合唱の方たちも一生懸命演技して歌って、が伝わってきて感動。
遠くさえなかったらまた是非行ってみたいと思う。

Open it!!/アラベスク
場所 国立市 Cafe Puka Tika(カフェ プカティカ) 日時 2003年11月7日(金)19時30分開演

バロックオーボエ、リコーダー奏者の江崎浩司さん、チェンバロ、キーボード奏者の長久真実子さん、リコーダー奏者、歌手のShukoさんがバンドを結成した。
ジャズっぽい感じのものが多いバンドである。
その結成記念ライブである。
江崎さん半追っかけの私は行くしかあるまい。
運良く会社もお休み、19:30開演も間に合うし。

今回は、半分以上がオリジナル。歌詞は全てSHUKOさんだ。
曲が先に出来、それから歌詞を作ったとのこと。
作曲は、長久さん、SHUKOさんが1曲づつ、その他は江崎さんの作曲。
アレンジは江崎さんといううわさを聴いたが定かではない。
SHUKOさんの声は、低めで、ちょっとカーペンターズのカレンさんに似ている感じの声。
裏声はクラシックっぽいけれど。(声楽で音大出てるし・・・)

まずは江崎さんの『約束』。
ちょっと早めの、ジャジーな曲。
続いて江崎さん作曲『アラベスク』。
6拍子のもう、アラベスク〜、という曲。ただ、サックスがちょっと大きく、歌詞が聞き取りづらかった。残念。
江崎さんの『T氏からの手紙』。
これは、何度か聴いている曲。テレマンの曲をちょいと拝借したらしいがスタンダードナンバーとかジャジーな感じがする。

SHUKOさん一旦退場し、器楽の時間。
ジョプリンの『オリジナル・ラグス』。リコーダーに持ち替えて。
行ったばかりの東京ディズニーシーのニュ−ヨークが思い浮かんだ。1930年代位のNY。
続いてカーンの『煙が目にしみる』。これもリコーダーで。
前半最後の曲はSHUKOさんの作品『Happy Dance』。これはサックス。
踊りたくなるサンバっぽい感じの曲だが、最後、ジャーン、と終わる。
が、ジャーン、がない方が格好いいような気がする。気のせいかなぁ。

後半最初は長久さん作曲『神戸喫茶』。
これも以前聴いた曲。
昔のジャズ喫茶が思い浮かんだ。
続いて江崎さんの失恋第6番。
これは歌なしで、もともと山本周五郎の同名の小説から題名をとったとのこと。
昭和40年ごろの歌謡曲っぽい感じの曲。
スキャッグスの『We are all alone』。
ここから、特別ゲストのベーシスト、K一郎さんが参加。
江崎さんはモダンオーボエに持ち替えて。
続いて、『All of me』。江崎さんはサックスで。
皆のアドリブが楽しい。
K一郎さん参加最後の曲は『枯葉』。江崎さんはもう一度モダンオーボエで。
最後の曲は江崎さん作曲の『You've got a mail!』。
ンチャンチャのリズムに乗せて、軽快な感じのする曲。

アンコールは2曲。
カーペンターズの『青春の輝き』ともう一度、『You've got a mail!』。
クラシックを聴きなれているお客様が多かったので、ノリは今一のところが多かったのだが、楽しいライブであった。

白石准のピアノラボVol.33〜高橋敦というトランペット吹き2〜/白石准
場所 江東区 門仲天井ホール 日時 2003年10月30日(木)19時15分開演

去年丁度一年前に高橋さんのTpを聴いた。
相変わらず柔らかい音。だが、柔らかいだけではなく、力強さもある。
最初は、バッハの『主よ、人の望みの喜びよ』。最近、この曲づいているよなぁ、と思いつつ(BWV2001でも聴いた)。
続いてヘンデルの『調子の良い鍛冶屋変奏曲』。メロディをTpで。変奏部分の一番最後のスケールが早くて、凄い。

ピアノの独奏でTpの口を労わる。ブラームスの『間奏曲Op.118-2』優しい感じの曲。そのまま耳から反対側の耳へ流れてしまいそうな感じ。
休憩前最後の曲はガーシュイン『ラプソディ・イン・ブルー』。
いやぁ、2人ともタフ!
ピアノ部分などのメインの部分をTpで演奏し、ピアノの残りの指を含むオーケストラ部分をピアノで演奏するのだが、大変そう。
特に、中央部分だけに穴のあいているミュート(名称知らない)をして演奏する所なんざ、音が出にくいだろうに。

いつもよりちょっと長めの休憩の後はまず、グラズノフ『アルバムの一頁』。
暖炉そばに座ってアルバムをめくる老女。周りには孫たちが群がっている。
昔を思い出しながら優しい声でエピソードを語る・・・そんな風景が浮かんだ。

唇いたわりタイムはまたブラームス『間奏曲Op.117-2』これも柔らかい優しい曲。
ガーシュイン『へ調のピアノ協奏曲より第2楽章』。
柔らかいものでミュートをして、という指示があるとのことで、野球帽をミュート代わりにしての演奏。
以前、お酒の袋をミュートにして演奏したこともあるそうな。
ミュートが柔らかいものなので、音も柔らかく、でもちょっとこもった感じがする。

続いての唇いたわりタイムは、プログラムにないもの。
ロジャース(って、サウンドオブミュージックの人よね、確か)のユーウィッチド。
優しく、ラ・エストレリータを思い出させる。
最後の曲はガーシュイン『3つの前奏曲』。
1曲目はラテン系の感じのする曲。2曲目はものうげな、でもちょっとジャジーな感じで、でも音のとり方はむちゃくちゃガーシュイン、という感じの曲。3曲目は、揺れる感じ、ソシアルダンス(但しラテン)を踊りたくなる感じの、ちょっと元気な曲。

ガーシュインは、ちょいと聴くだけで、あぁ、ガーシュインって感じがするのが面白い。
半音とか、ずりあがるとか、そんなところがラプソディ・イン・ブルーと重なる。
アンコールは、珍しく3曲。
楽譜もない曲まで登場し、演奏者もお客も、みな、ノリノリの演奏会であった。
楽しかったぁ。

タブラトゥーラコンサート/タブラトゥーラ
場所 文京区 文京シビックホール小ホール 日時 2003年10月23日(木)19時00分開演

5月に初タブラトゥーラを連れて行ったのだが、あの時のものはタブラトゥーラ出演だがタブラトゥーラではなかったので、リベンジ。
いつもの、『悲しみはつのりて』から。
妹は、夕立のお陰でこの、『悲しみはつのりて』を聴きはぐれた。残念。
いつものように、つのださんが、メンバー紹介をする。

続いて、『タルタリア』。
アドリブの部分が、先ほどの曲もそうだが、変わったような気がする。
条件反射的に、草原と駈ける馬が思い浮かぶ。
パブロフの犬だなぁ、私。

続いて『夜くる人』と『新しい自転車』。
夜くる人は、ロマンチックをイメージしているらしい。
そういわれれば、ロマンチックに聴こえてくるから不思議。
フィドルの一定音伸ばされている上にダルシマーとウード(だったかな)のアルペジオ、ショームがメロディを奏でる。
やっぱりロマンチックか。
新しい自転車はやっぱり楽しそう。
後ろのほうの列なので、ちょっと音が遠目には聴こえるが、横は中央なのでみなの音がちゃんと聴こえる。今までは左よりだったから(左が定位置の江崎さんを見るため)感動。

『カンティガス・デ・アミーゴス』から2曲。
90年位前、本屋さんが羊皮紙の裏に楽譜を発見したもの、らしい。そのなかで2曲唄われた。
そう、波多野睦美さんがゲストなのだ。
彼女の声は、柔らかく、優しいのだが、ピアノでもしっかりと一番後ろの席まで聞こえるのが凄い、と思う。
『ビーゴの海に立つ波よ』は、ダルシマー、ビウエラとお歌のみ。
素朴な感じで、いい。
『恋を知る乙女らみんな』は、ちょっと踊りっぽいかな。
この曲も素朴な感じだ。

前半最後は、江崎さん作曲の作品3曲。
まずは新曲の『紅い花』。
つのださんが青っ洟のことを引き合いに出したので、もしかしてハナは『花』ではなく『鼻』なのか!?と勘繰ったりもしてみたりして。
でも、ちょっと甘酸っぱい初恋って感じの曲だ。
『トロキルス』は、相変わらず江崎さんの巻き舌での羽ばたきがあったりで、ぴこぴこ指に見とれる。
『チャンバラ』は、つのださんが楽しそうに弾いている。
パイプライン風のテケテケテケテケがあったり、本当に楽しそうだ。

さて、後半。
突然ゲストのフラメンコギタリストの山崎まさしさん(まさよしに非ず)の登場。
ご自分作曲の『ファルーカ』をソロで演奏。
弦を撫でるような、くすぐるような感じで演奏している。
どんどん曲も激しくなり、情熱的なフラメンコダンサーが足で床を激しく叩いて踊っている感じがする。

続いて山崎さんの作曲である『逃げ水』。タブラトゥーラのメンバーと一緒に。
荒涼とした大地、とっても乾燥していて蜃気楼が出ている風景が思い浮かぶ。

カンティガス・デ・サンタマリア。
13世紀スペインのアルフォンソ10世が編纂した400曲のうちの3曲を演奏。
今まで聴いたことのある曲とは違う曲だ。
ゆーったりしたショームとウードの曲、太鼓とフィドル→リコーダーが加わる→ラウタが加わる、と、段々音も大きくなっていく曲、最後はお祭りのような3拍子の曲。

フェデリコ・ガルシア・ロルカが編纂したアンダルシア民謡から2曲。
『セビーリャの子守唄』は、つのださん、田崎さんの2人が伴奏。
つのださんはフラメンコギターを借りての演奏。
続いての『アンダ・ハレオ』は好きな子が車に乗って去っていく歌らしい。
車がブオーン、と行ってしまうようなちょっと激しい曲。

『パルマス』手拍子、という意味。
手拍子から始まる曲で、手拍子が終わるとパーカッションがおもむろに始まる。
そのパーカッションの中にギターが音符ではなく、音を立てて入っていくのが格好いい。

最後は『エルソンブレロ』。
メキシコのつばの広い帽子。
曲前のフラメンコギターのソロが本当に格好いい。
途中でのアドリブに、江崎さんはカルメンやラグスを入れたりして、江崎さんのソロを見に行っている身としては、つい笑顔がこぼれた。

アンコールのうちの『ボロボロのジプシー』は、ちょっと物悲しい。
位の高いお嬢様が、ジプシーの歌に惹かれ、一緒に出て行ってしまうお話。
山崎さんのフラメンコギターは、格好良かった。撫でているだけに思えるのに、ボディを叩いていたり、メロディが奏でられていたり、どうやっているんだ!?という感じである。
今度はフラメンコと一緒に見てみたい。
波多野さんのお歌は、相変わらず優しく、でもしっかりとこちらに届く歌で、ますますファン度を上げてしまった。
また波多野さんのゲストで見たいなぁ。

GROUND one 〜音楽の共存〜
場所 北区 北とぴあ『つつじホール』 日時 2003年10月18日(土)18時00分開演

ギターを弾く知り合いからメールがきていたので気にはなっていた。
結構近いし、ギターの演奏自体を聴いたことがなかったし。(ロングネックリュートはあったが)
ついでに、このコンサートの主催者のサイトを見てびっくり。
名前と顔が一致する音楽家の人が他にも2人出演することになっている!
古楽の方での知り合いのはずが、違うところでも出会うとは。

今回は、金子晋一さん、という作曲家の方がプロデュースした集まり。
金子さんのお知り合いの音楽家たちの共演らしい。
にしても、出演者を見るとむちゃくちゃ幅がある。
篠笛、ピアノ、エレキギター、ベース、ドラムス、シンセサイザー、電子オルガン、ヴィブラフォン(打楽器)、ピッコロ、ピッコロトランペット、クラリネット、ファゴット、アルトサックス。
色々なジャンルとのコラボレーションと言う感じ。

時間を30分間違えていたので会場に着いた時には既に篠笛の音が。
岩田学さん作曲、仁見哲さんが篠笛、岡野有仁さんピアノ。
ピアノも篠笛も激しい部分と静かな部分との対比が聞いていて興味深い。
激しい部分もあるのに、心は落ち着いて行くようだった。

次は歌付き。
田崎章子さん作曲、ピアノ、歌、蓮見昭夫さんエレキギター、前元大輔さんシンセサイザー、大竹信之さんエレキベース、大槻敏彦さんドラムス。
田崎さんの声は優しい声で、ちとジャズっぽいかな。

続いてエレキギター。
蓮見昭夫さん作曲、エレキギター、守屋純子さんピアノ、大竹さんと大槻さんは引き続き。
ドイツの冬の空との事だが、確かにちと重苦しい空が思い浮かぶ。
アンニュイな感じもするがちょっとロックっぽいかな。

ということで、どうやら第一部はピアノを使った演奏の様子。
一旦休憩が入り、舞台のセッティングが変更され、ピアノが消え、シンセサイザー2台と電子オルガン、ドラムスが登場。
どうやら第二部は電子音を使った音楽らしい。

最初はシンセで、色々な音を出しました〜、と言う感じ。
渋谷義輝さん作曲、冨樫亜仁香さんシンセサイザー。
次は電子オルガン。橘ゆりさん作曲、電子オルガン。
日本の○○節(色んな民謡ということ)をフィーチャーしている。
合いの手も鍵盤で、時々『よいやっさ』『はいはい』といった女性の声がかかる。
三味線や尺八、スキャットも鍵盤で。
すごいな、と思ったのが上と下の鍵盤とを片手で同時に弾く事。技だね。

最後はビブラフォン、シンセ、ドラムス、ベースが一緒に。
1部でも登場した大竹さんが作曲、エレキベース。
神田佳子さんヴィブラフォン、樺山潤一郎さんシンセサイザー、1部にも登場した大槻さんがドラムス。
シンセ、激しすぎです。
指が倍の数に見えるし、音が大きいから耳がしんどいし。

第三部は現代音楽。
最初のが楽しかった。
出演者は4人なのに譜面台は7つ。
川島素晴さん作曲、木ノ脇道元さんピッコロ、曽我部清典さんピッコロトランペット、遠藤文江さんクラリネット、塚原里江さんファゴット。
1つの楽譜で、少しづつ横にずれながらまずは一人づつ、ピッコロ、ピッコロトランペット、クラリネット、ファゴットとリレーのように演奏される。
続いてピッコロの演奏半ば位にピッコロトランペットが入り、2人で演奏、次の周はそれぞれの入りが早くなり3人で演奏、最後は全員で演奏する。
曲なんて聴いておらず、楽譜を真剣に追っている演奏者たちを観察していた。
後で、ピッコロを演奏した木ノ脇さんに聞いてみた所、楽譜が出来たのが一昨日前とのこと。そりゃ、真剣に楽譜を追うわな・・・。

続いてクラリネットソロ。
先ほどの遠藤さんがまた登場する。作曲は小坂咲子さん。
これも、楽譜が舞台上、2個づつ、3個づつと分かれてほぼ円を描いている。
1つの譜面台の楽譜が終わる度毎に演奏者は次の譜面台へ移動。
曲というよりも、叫び声、音符というより音、という感じ。
後でプログラムを見たらば乳児のアリアとのこと。道理で。

最後はパーカッションとアルトサックス。
作曲はプロデューサーの金子晋一さん、神田さんが今度はパーカッション全般、齋藤貴志さんがアルトサックス。
ここで、この会のプロデューサー含め9人の作曲者達が舞台後方に並ぶ。手には、暗転中に舞台の左右を横断していたろうそく(に見立てた懐中電灯)を持っている。
このろうそくは、平和と共存とをあらわしているそうだ。
舞台前方にはカウベル、ヴィブラフォン、銅鑼、太鼓(なんていうか分からん)等がコンパクトに置かれている。
気づくと、アルトサックスを殆ど聞かず、パーカッションだけを聴いている自分がいる。
見ているだけでも楽しい。
ちょっとづつ舞台が暗くなり、ろうそく風のものの明かりがつけられ、真っ暗になったところで終了。

色々なジャンルのものが一度に聴けて、楽しい音楽会であった。
が、私的にはもちっと生の楽器が欲しかったなぁ、とおもったりもして・・・。

バッハ・カンタータの世界とコンチェルト/アンサンブル《BWV2001》
場所 栃木市文化会館大ホール 日時 2003年10月12日(日)17時00分開演

私にとっては2回目のアンサンブルBWV2001。
指揮者なし、声楽8人、ピリオド楽器奏者8人がメンバーの少数精鋭隊だ。
今回は、ナチュラルトランペット、バイオリン2人に助っ人が参加。
開場後、すぐにロビーコンサートがあるのは前回と一緒。
江崎浩司さん、尾崎温子さんのオーボエコンビと通奏低音であるチェロの田崎瑞博さん、チェンバロ(本職はオルガンらしい)の能登伊津子さんが演奏していた。
終わると今度は弦楽のみとなり、川原千真さん、三輪真樹さん、花崎淳生さん、田崎さん&能登さんの演奏。
曲が分からないのが癪だわ。
開演前から音楽の世界に入り込めるのは嬉しい。

まずはカンタータ第196番。
結構前向きの曲だなぁ、という感じがした。歌詞は分からないけれど。
後で、貰った歌詞対訳を見ると、主が祝福してくれますように、という内容であった。

続いてカンタータ12番。
結構メランコリックな感じでオーボエがメロディを奏でるのだが、前日の寝不足と、直前の発表会の疲れとで、気づいたらこの曲は終わっていた。
しもた、もったいないことをした。

休憩は20分。
ドリンクとケーキが安い。
思わずパウンドケーキ2センチくらいの厚さ200円也を妹と1:2(勿論私は2)の割合で頂いた。

後半最初は2つのバイオリンのための協奏曲ニ短調。BWV1043。
能登さんは、この曲だけがチェンバロでの演奏であった。
バイオリン2台のメロディが会場中に響き渡り、すばらしい。

最後の曲はカンタータ第147番。
主よ人の望みの喜びよ、が入っている曲。
トランペットはむちゃくちゃ高い音で、でも澄んだ音、しかも苦しそうではないのが凄い。オーボエの江崎さんは、曲によってファゴットとオーボエを持ち替え、ついでに場所も替わり、と大変そうであった。
この曲は第1部の最初、終わりに合唱が入り、第2部の終わりにコラールが入る。
一人一人のソロもこちらに響き、寝ていられなかった。
合唱は別。なぜだか合唱になると眠くなるのよね・・・

前回見たときは、お歌の人たちの声が遠く、不満たらたらだったのだが、今回はこちらにちゃんと響き、嬉しい演奏会であった。
しかし、眠ってしまったのだけが残念。ってか、バッハは私に合わないのかなぁ・・・。
それから、1曲が終わらないのに、拍手する人もいて。
演奏家たちはちょっと戸惑い気味のようにも見受けられた。
次は12月でトリトンスクエアなんだよね、ただ、殆ど同じメニューなんだよね。どうしようかなぁ。

ニューバロックパラダイス/ラ・フォンテーヌ
場所 栃木市 栃木高校講堂 日時 2003年10月11日(土)13時30分開演

栃木蔵の街音楽祭のなかのコンサートのひとつ。
見たことのあるものと言っても場所が違えば聞き方も全く違ってくるわけで。

まずはプラのソナタト長調より。
音が響くが、響きすぎず、それぞれの楽器がしっかりと聴こえるのが嬉しい。
水永さんのチェンバロは華やかに響き、三宮さんのオーボエは優しく、江崎さんのオーボエは明るく、そうして高群さんのチェロがしっかりと安定し、落ち着いた印象を与える。
近江楽堂等ではほかの楽器に押され聞き取りづらいことが多いのだが、しっかり聞こえるのが嬉しい。

続いてコレットの未開人とフュルスタンベール。
三宮さんはオーボエとオーボエ・ダ・カッチャ(狩のオーボエ)を曲毎に持ち替え、江崎さんはオーボエ、アルトリコーダー、ソプラニーノリコーダーを持ち替える。2人の指の早さにほぉっと感嘆が出る。

続いて水永さんのソロで、デュフリのシャコンヌ、ヘ長調。
繰り返し部分に上の段、下の段を使ったり、装飾音をちりばめ、華やかで、でも、ちょっと可愛い曲。
水永さんらしい。

前半最後の曲は、バッハの無伴奏チェロ組曲に伴奏をつけて。
江崎さんの編曲で、グノーのアベマリアが入り込んだり、メヌエットが入ったり、主の望みの喜びよ(だっけ?)が入ったり、気づけばチェロがメインのはずが伴奏に聴こえたり、楽しい。
伴奏付にすることによって、もっと大きなものになっているような気がするのは不思議。

後半最初の曲は、バッハの最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ"寅さん編"。
江崎さんが台本及び講談師、他の人たちはそれぞれ役がつき、無声映画さながら演技をする。
演技の後、澄ました顔をして演奏するギャップが又楽しい。
途中、寅さんのテーマが入り込んだり、演奏をしない人たちは演技を続けたり。
その中でも笑ってしまったのが、泣いているさくら(水永さん)にハンカチを差し出す寅さん(三宮さん)、一旦返して貰うとそれで洟をかむが、まだ泣いているさくらを見て、そのハンカチをもう一度差し出す。さくらは洟をかんでいるのを見ているので断固拒否するのだが、それでもハンカチを裏返して貸そうとする。結局寅さんは貸すのを諦める、というシーン。
後ろでは江崎さんと高群さんが"友人たちのみなの嘆き"を演奏しており、臨場感たっぷり。
去年のサントリーホール以来に拝見したが、初演時と比べ皆恥ずかしがらずに演技をするようになっていて、おぉ、と思った。

拍手が鳴り止まず、この曲が最後だと思った高校のスタッフが水永さんに花束を渡したのはご愛嬌。
最後の曲はファンダンゴ。
スペインの曲らしく、フラメンコを踊りたくなったり、闘牛を見ているような気分になったりする。

アンコールは2曲。ヘンデルのメヌエットから曲をちょっと拝借した江崎さんのOld Ivyと、テレマンのトリオソナタからプレスト。
オールドアイビーのジャズっぽさが、段々出てきて、一番最初に違う人たちで演奏された時(題名もなかった)のジャズジャズした感じに近づいてきたような気がする。
楽しい2時間であった。
会場も、大正時代の講堂だけあって、趣もよかったし、なにせ、椅子は木で出来たベンチだし。
また、ここで演奏会を聴いてみたい。

マンマミーア!/劇団四季
場所 汐留 四季劇場『海』 日時 2003年10月8日(水)13時30分開演

初劇団四季である。
高校時代からの親友M(うーむ、私の友人にはMさんが多い・・・)からのお誘い。
彼女の勤める病院のレクで、補助金が出て格安で見られるとのこと。これは、同行者にも当てはまる。これは行くしかないでしょう。
母も見に行っており、パンフレットを見て『行きたいなぁ』とも思っていたし。

高校生が観劇会に来ており、騒がしいかと思ったら、マナーを守ったいい子達であった。
私の席は、2階7列。2階のA席での一番前。通路のすぐ後ろなので、見やすい。
配役表をチェックし、有名どころが殆ど出ていないなぁ、と思いつついざ。
オーケストラピットにはドラム、パーカッション、キーボード、シンセサイザーなどが入っているのが見える。前奏曲はABBAの曲のいいとこ取りという感じ。

ソフィは20歳の女性。明日、スカイとの結婚式を控えている。
母親のドナはシングルマザー。ホテルを経営している。が、昔はロック歌手であったらしい。
ソフィは、自分の父親が誰だか知りたくて、ドナの当時の日記を盗み見て父親候補3人を結婚式に招待する。一目見れば分かる筈、と信じて。

ソフィの吉沢梨絵さんはハスキーボイスであるが、声が前に飛んで、パワフル。ドナの保坂知寿さんは、上手。上手だけれど、ごめんなさい、私には合わない歌い方であった。はすっぱすぎる唄い方のような気がして、時々口の周りだけで唄っているような気がして。
ターニャの森以鶴美さんも上手。ロージィの青山弥生さんも上手なのだが、存在感が薄い気がした。
男性陣は総じて声が前に飛ばない人が多かったように思えた。聞き取りづらいのよ、声が。マイクがあるって言うのに・・・。
それから、男性陣の歌詞が私に届かない。1階の真ん中辺りなら歌が届いて感動できたのだろうけれど、私には『遠くで唄っているなぁ』にしか思えず、その辺のところは女性陣の方(特にやっぱり保坂さん。)がよっぽどこちらに届いていて、女性陣への共感が出来た。
男性陣がんばれ、と言う感じである。

ABBAの曲。知らない曲も結構あったのだが、一部分だけ知っているとか、おぉ、懐かしいぜ、という曲もあり、思わず一緒に唄いたくなった。
が、歌詞を知らないので止めた。
40歳くらいの人だったら将にタイムリーにABBAを聞いた世代なんだろうな、と思いつつ知らない曲が結構あったことにも驚きつつ聞いていた。

外国のミュージカルを翻訳しているせいか、日本語と音とが合わない部分が結構あり、がんばってはいるんだけれどなぁ、という感じであった。
それは歌詞が届かない原因の一つだったのかしら。

各々細かいところはうーむ、と思う部分はあったものの、全体的には楽しいミュージカルであった。
でも、同じミュージカルを何度も見たい、とは思わなかったけれど。
アンコール、カーテンコールが何回もあったのも嬉しかったわ。
そういえば高校生たちは総立ちであった。

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