PLAY&MUSIC
近頃劇見たり音楽聴きに行ったりします。
記録魔YUKOです。
これを読んだご本人様、素人YUKOが勝手に思って書いています。
笑って済ませてください。
もし、気を悪くされた場合は、すぐにお知らせください。
内容を早急に訂正させていただきます。
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ESSAY
Ulala Party/井上 麗
場所 銀座 NB club 日時 2004年3月30日(火)19時00分開演

知り合いのハープ奏者の方のバースディライブ。
一度ハープを生で聴いてみたかったのよね。今まで聴いたハープは、ルネサンスハープ(前回のアントネッロ)だけだったので。
今回は、お食事ワンドリンク付のライブ。楽しみである。
プログラムがないので、自分の記憶と、同行者の記憶とで曲名を控えてみた。

開演の20分ほど前に着席、オーダーもすぐに入ったのだが、ドリンクだけがきたところで開演。
風の谷のナウシカのオープニング曲から。
この曲が好きだそうで、ハープにも合いそう、とのことで弾いてみたとのこと。本当に、ハープの曲のように聞こえる。
続いては、小学校の頃のハープの先生の結婚式で弾いた、と仰っていたグリーンスリーブス。
アルペジオ、和音が美しい。
ウィーンのハープの先生が、このメロディを気に入って、ハープ用にアレンジした、というさくらさくら。
お琴のようにも聴こえたり、低音部でのメロディを奏でるところは本当に綺麗。

ハープは、足のペダルが大変、と聞くが、残念ながら足先まで見えず、というか、姿も殆ど見えず、音だけを聞く感じになる。
が、力強い音、繊細な音、細い音、太い音、と、爪弾き方によって全く違った音になるのが興味深い。
続いては、マクスウェルの引き潮。
この曲はハープのために作曲された曲で、本当に、ハープの良さが前面に出ているような感じがする。
潮が本当に行ったり来たりしているようなそんな風景が思い浮かぶ。

ここで、ゲストの登場。ヴァイオリンの成原奏さん。
大学の後輩だそうだ。
まずはタイスの瞑想曲。
同じ弦楽器だからだろうか、しっくりと美しく聞くことが出来る。
続いてG線上のアリア。
ハープが伴奏になると、美しさが倍増。美女、という感じがする。(何のこっちゃ)
そうして、第1部最後の曲は、チャルダッシュ。
実は、ヴァイオリンでのチャルダッシュは初めてである。
リコーダー、クラリネットは聴いているのだけれど・・・。って、むちゃくちゃマニアックな私、という感じだよな・・・。
ハープだと、激しく思えないかな、と思ったのだが、静かな部分はより静かに、激しい部分はより激しく聴こえ、ハープでの伴奏もありなんだ、と実感。

第2部はポピュラーミュージックである。
今まで趣味で聴いていた曲を弾いてみる、という彼女にとっては初めての冒険的な試みとのこと。
編曲は、大学の大先輩でもあるという、宮本一さん。キーボードも担当する。
最初の曲はわからないっ。
聴いたことはあるのだが・・・。
次は、『ヴィーナス』。
ハープの激しさが凄く前面に出ていたような気がする。
また、フルート奏者の上野善巳さんの演奏するピアニカがすごい。
ダンシングクイーン。
皆が楽しそうに演奏している。フルートもいい。
君の瞳に恋しているは、バラード調で、ゆったり。ロマンチックに聴こえる。
最後の曲は、風になりたい。
アイリッシュハープに持ち替え、観客たちには、卵の形をしたマラカスを持たせて、一緒に楽しむ。
パーカッションの伊勢友一さんも登場し、本当に観客も含め皆楽しそうだ。

アンコールは2曲。
まずはピアソラのリベルタンゴ。
ヴァイオリンの成原さんも再登場し、オールキャストでの演奏。
すごい。
本当に最後の曲は、ハープソロの星に願いを。
しっとりと大人の雰囲気。

彼女にとって初めての体験であるポピュラーミュージックも、彼女自身の身体に染み込んでいるものだろう、本当に初めてとは思えず、素晴らしかった。
今度は、是非、普通のコンサートも聴いてみたい。

ヴェラスケス時代スペインの音楽とダンス/アントネッロ
場所 佐倉市民音楽ホール 日時 2004年2月21日(土)14時00分開演

近くの音楽ホールだったので、お昼に突然思い立つ。
しかも、入場料、1500円でっせ、行かいでか。

実は、このコンサート、もともとは音楽講座『バロック音楽を学ぶ3日間』の第2回目の講座なのだ。
第1回は天正遣欧使節の聴いた音楽、第3回はもっと時代が下る。
そうして今回はベラスケスの時代のスペイン。
ベラスケスというと『ラス・メニーナス(女官たち)』や『マルガリータ王女』等で有名な画家だ。
16世紀末の、フェリペ4世の時代、レパントの戦いでイギリスに破れたが、芸術は全盛の時代だ(そうだ)。
今回は、アントネッロ(濱田芳通さん、西山まりえさん、石川かおりさん)に加えバロックギターのラファエル・ボナビータさん、バロックダンスのマリア・ホセ・マルティンさんが参加しての公演だ。
以前、バロックダンスはみたことがあった。
確か腕はあまり動かさず、足が優雅に飛び跳ねていたような感じのダンスだったような記憶がある。
さて、それを踏まえて。

まずはサラヴェルデのカンツォン第11番。
宮廷音楽と言うより、民衆的な音楽の感じがする。
リコーダーは尺八のように聞こえるし、ハープはさしずめお琴か。
続いてコレンテ第3番。
前の曲と続けて演奏されたため、あれ、ちょっと雰囲気変わったな、くらいのイメージしかなかった。

マリア・ホセ・マルティンさんが登場し、サンスの『ハラカス』。
ギターと踊りのみ。カスタネットもついて、曲もフラメンコ調ではあるんだけれど、踊り自体はもっと洗練された、宮廷風に見えた。
続いてファルコニエーロの『甘き旋律』。
コルネット(トランペットのようなマウスピースのついた木製の角笛のような楽器)とハープは大人の雰囲気だ。

続いてサンスの『カナリオス』。
可愛らしい曲で、足だけのダンスである。上半身は殆ど動かず、足だけがリズムを刻む。これよ、こんなかんじのが私の思うバロックダンスよ、という感じである。
続いて、サラヴェルデの『カンツォン第3番』。情熱的なチェンバロから始まり、装飾音が多いような印象。
前半最後はアラニェスの『ステキな人生』。
楽しそうな音楽とダンス。カスタネットとダンスがすばらしい。

後半はリコーダーの古橋潤一さんが登場。
まずはサラヴェルデの『カンツォン第10番』。
サラヴェルデという人は、結構激しい曲が多いような気がする。それともたまたまだろうか。
古橋さんがメロディと呼応する部分は後ろを向いて演奏したりするシーンもあった。

ここで楽器の説明。
バロックハープは弦が3本並び、ピアノで言う黒鍵が真中にあるらしい。
弾くときは、外の弦をよいしょっとより分けてから弾くとのこと。
コルネットは木管で出来ており、唇を振動させて(トランペットのように)おとを出す楽器。オーボエのような、トランペットのような音。穴が少ないので、唇で音を調節するらしい。
ビオラダガンバは、足のビオラということ。チェロと違い肩がなで肩で弦が6本ある。
バロックギターの弦は笑った。本来は羊の腸を縒って作るガット弦なのだが、実は日本製の釣り糸が弦として張られているとのこと。音が安定するそうだ。

さて、ムルシアの『ファンダンゴ』。
情熱的でフラメンコ風の曲。ダンスは扇を持って、途中からはカスタネットと共に。
続いてファルコニエーロの『英雄』。英雄と言うより、楽しそうで、行進、というかんじがする。
ソレルの『ファンダンゴ』はすばらしかった。
チェンバロとダンスだけなのだが、チェンバロは激しく、1音づつ左手が右手の上下を行ったり来たりすることもある。ダンスは足音が聞こえるように踊る時と激しく鳴らす時の対比がまたいい。

マシャドの『フォリアのアリア』。本当に狂気、という感じがする。
最後はファルコニエーロの『フォリアス』。
くるくると回りつつ、ジャンプをしながら膝を曲げ伸ばし、と結構動くダンスで、フォリアというのは、舞曲なんだなぁ、と実感する。

初めてのアントネッロ。2時間はあっという間だった。
途中の宮崎大学教授の竹井成美さんの説明も分かりやすく、楽しく、ためになる講座であった。
アントネッロ、又聴きたい。

恋するバロック/ラ・フォンテーヌ
場所 調布市文化会館たづくり くすのきホール 日時 2004年2月14日(土)14時00分開演

久しぶりのラ・フォンテーヌのコンサート。(でもないか・・・秋に栃木のを見ていた・・・)
今回はバレンタインデーにちなんで、恋するバロックということで愛、恋にちなんだ曲の特集であった。
前半は小曲を、後半はストーリー付の物を。

最初はヴィヴァルディ『協奏曲ハ長調RV533よりアレグロ・モルト』。
もう、最初っからビバルディっという感じの曲である。

続いてコレットの『未開人とフェルスタンベールよりアンダンテ愛を知るとき』。
可愛い、CDの曲にも入っている曲。

それからジャゾット『アルビノーニのアダージョ』。
これは有名な曲だ。
映画にも使われ、劇的にメランコリックな感じの曲。

つづいては、アリアを楽器で。
バッハ『ひとをたぶらかすアモルよ BWV203』。
ファゴットがバリトンの声の代わりにメロディを奏でる。
Aria1は、愛はこりごり、自分をほっといてくれ!という感じの曲、2曲目は、キューピッドの放つ矢に翻弄され、くるくると踊らされているような感じがする。

ここで古楽器の説明。
シンプルです(管楽器)、とか、エンドピンがないが軽いから足にはさんで演奏します(チェロ)、とか装飾がすばらしく、音楽を聴くだけでなく、見て楽しんでいた(チェンバロ)とか、そんな説明がされた。

ここでオーボエ・ダモーレという楽器の説明。
愛のオーボエ、という意味の楽器で、普通のオーボエよりちょっとだけ管が長く、柔らかい音がする。テレマンの曲をちょっと披露。
柔らかい、というより、ちょっとこもった感じの音かな。

前半最後はヴィヴァルディ『協奏曲ト短調RV103』。
各楽章の間にチェロやチェンバロの間奏が入り、それがまたなやましい感じのメロディで、くぅぅ、とくる。

後半はヴィヴァルディの恋〜ヴェニスの恋物語〜と題し、ヴィヴァルディと、彼と行動を共にしていたパオリナ、アンナ姉妹との交流を、ヴィヴァルディとパオリナのそれぞれの父親にあてた手紙を読みつつストーリーが展開する。
ソプラノ歌手であったアンナは、身体の不自由だったヴィヴァルディの世話を姉と一緒にしつつ、行動を共にしていたため、スキャンダルとして世間から叩かれたことを元にしているらしい。

脚本(お手紙作成?)は何でもやります、という感じの江崎さん。
彼自身もヴィヴァルディに扮し、お手紙を読む。
えっと。彼の衣装にはなかなか・・・。 ゴブラン織風のジャケットの裾からひらひらブラウスを出し、茶色のソバージュ風の鬘をかぶっている。
知り合いいわく、『アルフィーの高見沢さんを思い出させる』とのこと。
水永さんは、アンナの姉パオリナの役。水色の、胸元に共布のお花がついたロングドレス。
三宮さんは、アンナの夫だった老伯爵、高群さんは伯爵の執事、という役柄である。

伯爵の元へ、今は亡き妻のアンナの独身時代の手紙が送られます。ヴィヴァルディと関係があったらしい、とありますが、その愛の行方は、また、老伯爵は?

マルチェッロのオーボエ協奏曲から始まる。
続いて、協奏曲『恋人』RV271。可憐な女性が思い浮かぶ。でも、その無邪気さで男性を翻弄させる感じか。

クープラン『恋のうぐいす』。これはもう、江崎さんの独壇場だ。うぐいすが本当に鳴いているかのよう。
『ごしきひわ』も、やはりすごい。リコーダーはやはり鳥の鳴き声なのね、と実感する。

『疑い』は、2人の中を疑う人たちに対し、何とか『違うんだ!』と疑いを晴らそうとしている感じがする。
チェロソナタ、オーボエソナタは、三宮さん、高群さんのためかな、という感じもしないでもなかったけれど、演奏家たちに曲を提供し、お金を得て次の地へ向かう、ということもしていたのだろう、と思わせる。

『私は小舟のように』、ジョルダーニの『カロミオベン』辺りで2人のプラトニックな愛は頂点を極める。
しかし、ヴィヴァルディはウィーンへ渡りそのままなくなります。
亡くなった後の『ごしきひわ2楽章ラルゴ』の辺りでは、鼻がつん、として涙が出そうになった。

最後に、ハ長調に移調した『ごしきひわ2楽章』。
リコーダー、オーボエ、チェロとメロディが移っていくのが又いい。
2人の男女としてだけではない愛情を見せてくれたような気がした。

アンコールは『タンブーラン』。
コレットの未開人とフェルスタンベールのタンブーランより土着的な気がした。

愛がテーマの今回の公演、凄く良かった。いつもの『楽しい』ではなく、心があったまるコンサートであった。

笛と太鼓で豚が飛ぶ/飛豚〜Hit On 1st Live〜
場所 四谷 石響 日時 2004年1月31日(土)18時00分開演

タブラトゥーラでもおなじみの近藤郁夫さんと、江崎浩司さんのライブ。
太鼓と笛だけで淋しくないのか?とちょっと思いつつ、いざライブへ。
まずはバロック時代の曲、マレーの『水夫達の行進』から。
ではあるが、サックスとドラムスで、現代の曲のように思える。
続いて近藤さんの『夜の虹』。
滝にかかった虹、という説明のごとく、最初は滝のように音が流れ、風景が思い浮かぶ。
それから江崎さんの『紅い花』
タブラトゥーラと雰囲気が変わらないのは、やはりメンバーがメンバーだからか。
それから、やはり江崎さんの『トロキルス』。
これもタブラトゥーラの曲であるが、タブラトゥーラでははちどりがわんさかいる感じなのだが、1匹のはちどりがぶんぶん飛んでいるような雰囲気である。
バルトークの『ハンガリーの歌と踊りから』。
アレグロは、民族衣装を着て丸くなって踊っているような感じ。
アンダンテはベリーダンスを踊るような、イスラムチックな感じ。
モルト・ヴィヴァーチェは、可愛らしい感じ。
前半最後の曲はバッハのバディネリ。
ドラムスもメロディを奏で、(というか、奏でたように聴こえる)堪能。である。

後半はかなりお遊びが入る。
まずはドビュッシーの子供の領分ゴリウォーグのケークオォークから『大人の領分』として大人の寸劇(笑)つきの演奏。
続いて、ショーロとしても演奏される『ティコティコ』。軽快。
ブリュッヘンの『5つのエチュード』より第4番。現代音楽っぽい感じがする。オーボエがモダンオーボエのせいもあるのか?
サティの『官僚的なソナチネ』。クレメンティのソナチネから拝借しているらしい。どっかで聴いたような曲が出てくる出てくる。
最後の曲はマショーのヴィルレ<優しく美しい乙女>。
江崎さんはリコーダーとショームを持ち替え、近藤さんはダルシマー、ドラ、インドの民族楽器を操り、不思議な空間を作る。

アンコールは、拍手(手拍子?)から。フラメンコのパルマみたいに、2人が手を打つ。が、踊りたくなる、というよりも圧倒された。
続いてのアンコールはさっきやったティコティコ。
パーカッションと笛だけで淋しいなんてとんでもない。
本当に楽しく、圧倒される演奏会であった。