PLAY&MUSIC【2】
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大根おろしに秋刀魚ライブ/タブラトゥーラ
場所 四谷 コア石響 日時 2001年9月12日(水)19時開演

タブ相互リンク先のKo!君と、タブラトゥーラへ。
始めてのタブのKo!君が気に入るか不安だったが、とりあえず、会場へ。
会場は、コア石響。ぼやぁと歩いていると、見落としそうな感じの入り口。
地下が会場。95人定員の小さなホールだ。椅子も折りたたみのパイプ椅子みたいなものだし。

座席の後ろからタブのメンバーが登場。おもむろにいつもの『悲しみはつのりて』を演奏し始める。
続いて、『タルタリア』。モンゴルの人、土地、と言う意味だそう。
走る風、風でうねっとした広大な草原。空想が広がる。

続いて、13Cの北フランスの吟遊詩人たちの曲。3曲メドレーで。
プログラムを見ていて、なんかどっかで見たことある曲ばかりだなぁ、と思っていたら、案の定、5月の薫風ライブと同じプログラムだそうだ。ほぼ。
そうして、『夕凪』。
紫がかった桃色の空。風も無く、海も穏やか。桃色の空が海に写って、全てが桃色に見える・・・。
そんな風景が思い浮かぶ。

『新しい自転車』、『ギュレギュレ』と続く。
サイクリング、サイクリング、ヤッホー、ヤッホーって感じの曲で、軽い乗り。
ギュレギュレは、トルコ語でさようなら、と言う意味だそう。明るくbye-byeと言おうね、と言う感じ。

前半戦最後は、14cイタリアの曲。『トリスタンの悲しみ』と、『ロッタ』。
ロッタは、パーカッションと、音にならないビウエラから始まる。
皆、それぞれ、曲なんだか、ただ音を出しているんだか、という感じがする。
そうして、途中から全員での演奏。混沌から大騒ぎへの変貌が不思議な曲だった。

前半が終わり、休憩。休憩中に、Ko!君は、タブのCD購入。ふふふ、気に入ったな、お主、と言う気分だった。
後半は、『10月の歌』から。深まりゆく秋、街路樹の落ち葉がはらはらと舞う・・・。
そんな感じがする。
続いてカレリア。3枚目のCDに入っている曲だそうで、今回はそれのアレンジ。

前回入っていなかった『夜の蟹』が、今回入っている。
前回は入っていなかった事で不評だったとの事で今回復活。
やっぱり夜の蟹は定番でしょう。
近藤さんは、太鼓を叩きながら、足元の右側にすず、左側にタンバリンを置き、足で演奏している。
手足違うリズムを取るのは、大変なはずなのに、さらり、とやるところが凄い。

『ル・ジタン』『エル・ソンブレロ』は、前回も聴いた記憶がするっと入り込む。確か、ジプシーって意味だっけ、とか、エル・ソンブレロはスペイン語なんだよね〜とか。
今回も、エルソンブレロは、パーカッションなしで演奏された。

最後の2局は、『トロキルス』と『チャンバラ』。
トロキルスは、ラテン語でハチドリと言う意味だそう。
パーカッションの近藤さんは、本当に楽しそうに演奏している。
チャンバラは、つのださんいわく、『ちょっと吉田兄弟』とのこと。
確かにつのださんのラウタ(あれ、ビウエラだったかな)は、三味線のごとく演奏されていた。
隣をふっと見ると、Ko!君は、近藤さんのパーカッションと一緒に手が動いている。
よっしゃあ、気に入ったね、やったね、という、かなりハイテンションな気分になった。嬉しい。

アンコールは、3本締めをしたり、舞台上で観客が踊ったり、普通のコンサートではあるまじき風景が繰り広げられる。
観客は4人、舞台に出てきて踊り狂っていた。
ちょっと出られない位置だったので、踊りは諦める。

終わってから、メンバーの江崎さんに挨拶。
ついでに、BBSでおなじみのしるくさん改めまゆちゃんがカメラを持っていたので、写真を撮る。
江崎さんとのツーショットや、Ko!君とのツーショットも撮ってもらった。
わーい、現像できたら送ってもらって宝物にしよう。

HOT & COOL CLASSIC 興奮の第一夜−"劇空間"古楽への誘い/ラ・フォンテーヌ
場所 お茶の水 カザルスホール 日時 2001年9月4日(火)19時開演

カザルスホール 読売新聞社主催のクラシックコンサート。
他に、オイロス・アンサンブル、LYNXの、計3組が一夜づつ奏でていく。
その第一夜が、このラ・フォンテーヌである。
今回は、ゲストにバイオリンの桐山建志さんとファゴットの岡本正之さんを迎え、6人でヴィヴァルディを綴る。

さて、まずはいつもの4人の演奏で、2本のオーボエと通奏低音の為の協奏曲ハ長調から。
オーボエ2人の掛け合いなどは、将に!と言う感じがする。

続いて6人で『海の嵐』。完全にラフォヴァージョンで、フルートの代わりに江崎さんのリコーダーが冴える
水永さんに至っては、オルガンとチェンバロを立ったまま交互に弾きこなしている。(目の前にチェンバロ、90度の方向にオルガン)
オルガンの音は華やかで、いつものチェンバロとは違った雰囲気がする。
そうして、物凄く素早い江崎さんの指使いは、演奏後の『どうだぁ!』という満足げな表情が物語っていたのでは。
なかなかみられない表情に思わず笑みがこぼれたけれど。

それからヴィオリン・オーボエ・オルガンと通奏低音の為のソナタハ長調RV779
女子孤児院の女の子達の為に作られた作品で、水永さん以外は男性だったけれど、可愛らしく、優しい曲調で、演奏の仕方も心なしか可愛らしく見える。
この曲は、江崎さんと岡本さんがお休みだったため、珍しく三宮さんが右側に立って演奏。

前半最後はリコーダー・オーボエ・通奏低音の為の協奏曲。
江崎さん曰く『犯人を追う警察』。事件発生から犯人追跡、犯人は捕まえられるのか!?という曲だそうだ。
9/8のロンドンでも演奏するそうで、英語での紹介も披露してくれた。

後半最初の曲は『夜』。
舞台が暗くなり、演奏者たちが登場、そうして暗いまま演奏が始まる。
夜だけあって、おどろおどろしさをかもし出そうとしているかのようである。
途中で舞台に明かりがつき、びっくり。
皆さんの顔には仮面が。ヴェネツィアの仮面のお祭りのような気がしたのだけれど、欧州のお化けをイメージしたものだそうだ。
仮面をかぶったお化け達が夜通し遊び、夜明けに帰っていく、というストーリー。

つぎの『ごしきひわ』は反対に大笑い。
水永さんの頭に鳩の帽子。なぜか江崎さんはメンバーにいない。楽譜の用意はしてあるのだけれど。
彼なしで始まってしまった。
え、どうしたの!?と思ったら、ソプラニーノリコーダーを持ち、頭と肩にはね飾りをつけた江崎さんが2階のパイプオルガン用の出口から登場。颯爽と吹き始める。
そこから飛んで降りるかとも思ったのだけれど、2階からじゃ無理、結局裏から1階に降りて来て皆に合流した。
途中、オルガン、ファゴット、リコーダーのみの演奏になると、残りの3人が休憩を始めた。
弓矢にみたてた弦楽器の弓で、水永さんの被っている鳩を打ち落とそうとする。
とうとう弓矢を持たない三宮さんが鳩の側に寄って、『ほら、今打て!』とばかりに押さえつけ、弦楽器の2人が鳩めがけて弓を射る。
失敗!何と三宮さんに矢が刺さってしまった!
三宮さんは、その後矢をつけたまま演奏。
皆さんの芸達者ぶりが発揮された1曲だった。

最後は、リコーダー・オーボエ・ヴァイオリン・ファゴット・通奏低音の為の室内協奏曲ト短調RV107。最後にふさわしく、華々しく終了した。

恒例のアンコールは、海の嵐から始まる。が、江崎さんのエンターテイナーぶりったら!
シュノーケリングの道具をつけ、浮き輪もつけて登場。つけたまま演奏したもんだから、途中でゴーグルが曇って楽譜が見えなかったそうだ。
2曲目はごしきひわから。これも、みんな、微笑みながら演奏。あれ、吹き出している人もいたかも。
最初っから最後まで、出演者含め、大層楽しめた演奏会だった。

オネストリー・ナウ/フォーリン・プレイ・シアター第14回公演
場所 下北沢 駅前劇場 日時 2001年8月25日(土)14時開演

知り合いの所属している劇団の公演。
私は初めて拝見する。

旅行でフランス・リヴィエラにやってきたアンブロウ夫人と、息子のヘクター。
ヘクターは、童心を忘れていない、40歳。
上流階級らしく、同じホテルに滞在するアメリカの上院議員の為に歓迎パーティーを開くことにする。
しかし、実は彼らには裏があったのだった。

このアンブロウ親子、実は宝石泥棒で、こうやってパーティーを開いて、開いている間にホテルの部屋に忍び込んで宝石を盗りまくるのだ。
さて、この親子(本当は親子じゃないんだけれど)のたくらみは成功するのか?
また、彼らにかかわるほかの客、そうしてホテルの従業員の運命やいかに!?
というストーリーである。

調子に乗ってくると、だんだんと早口になって、時々台詞をかんでしまうこともあったけれど、それを除けば、大笑いした。
面白かった。
どたばた振り、どんでん返しに次ぐどんでん返し。
あっという間の1時間40分だった。

新作CD発売記念インストアライブ/ラ・フォンテーヌ
場所 渋谷 HMV5Fクラシックフロア 日時 2001年8月11日(土)17時開演

インストアライブ 大忙しの1日。キャラメルボックスの後は、ラ・フォンテーヌである。
しかも、ラ・フォンテーヌにとっても初めてのインストアライブ。
池袋から渋谷まで、30分あれば余裕で行けると思ったのに、バケツをひっくり返したような雨。
結局50分近く掛かってしまった。
到着したのは、17:03頃。案の定、1曲目は始まっていた。

まずは、CDの1曲目でもある、プラのトリオソナタ。
1楽章後、いつもの自己紹介。そうして、トリオソナタの続きになる。
いつもと違うのは、観客が全員立っている事。しかも、CD売り場の中で。
写真を撮る人、指揮をする人、真剣に聴く人、様様である。

続いて、CDの4曲目、テレマンのトリオソナタ。
江崎さんは、ここでオーボエからリコーダーに持ち替え、演奏。
これもまた、先週聴いたような気もするが、CDを聴き馴染んでしまいすぎていて、覚えが無い。
しかし、側で聴けるだけでサイコーに素晴らしい。
皆さんの演奏する様子が全て見えて、(相変わらずチェンバロの手が見える位置をキープ)
じっくりと指の動きを真剣に見ている自分に気づく。

あ、演奏をしっかり聴いていない、と気づいたのは、最後の曲になるところだった。
私の好きな、テレマンのプレスト。
相変わらず皆さんの指が良く動く。かなり早い曲であるので、指先の動きがよく判らないくらい良く動いている。

30分があっという間に過ぎ去ったような気がした。
演奏会後、サイン会に突入。
もう既に1枚持っているので、もう1枚買って、というのももったいないのでやめにした。
かなり心は動いたのだけれど・・・。
メンバーの皆さんにご挨拶をし、最後にここのサイトにも遊びに来てくださっているこきんさんにもお会いでき、帰途についたのだった。
なお、同行の妹は、『バロック?つまんない。』というタイプであったが、強引につれていったところ、気に入ってくれたようだ。
よかった、よかった。

ミスタームーンライト〜月光旅人〜/演劇集団キャラメルボックス
場所 池袋 サンシャイン劇場 日時 2001年8月11日(土)14時開演

月光旅人 思いっきりネタばれです。これから観る!と言う方は、読まないで下さい。

キャラメルボックスの新作。
Mr.Moonlightなんて言うから、てっきりビートルズなのかと思っていた。全然出て来ないじゃないかぁ!
っと、1ケ所だけ出てきたか。

真面目な、気のちょっと弱い男性(上川隆也)が、大学時代の友人(大内厚雄)の亡くなった妹につかれる話。
夏は幽霊というのは、確かに巷では定番化しているかもしれないけれど、ここも倣うか。
自動車事故で亡くなったのは、妹だけで、他の同乗者(佐藤仁志、岡内美貴子)は怪我だけで済んだ為、運転をしていたバイオリン弾き(佐藤)が兄(大内)に恨まれるのだ。
殺したい位に。

そこへたまたまオーラの弱った兄の友人である図書館司書(上川)の登場。
妹は、この心優しい彼にとりついて、運転手の彼だけが悪い訳ではないことを説明しようとする。
が、周りの見えなくなった彼は、司書の中身を信じようとしない。
表面だけを見て、皆で自分をからかっている、陥れようとしている、と思いこむ。
妹と司書は兄を助けられるのか。

まるで、兄が主人公のようではあるが、主人公は、とりつかれた図書館司書である。
図書館の中では、本を読んでいない、一言も喋らない女性が1人いる。
終盤に入って図書館員の一人(中村亮子)が霊感が強い、と取ってつけたように設定される。
彼女が、普通の人と勘違いしていた、一言も台詞を言わない女性(小川江利子)が実は妹の幽霊だった、
ということがわかるのだが、これは、蛇足のような気がした。

これも又、家族愛の内の兄妹愛の話。が、春のエトランゼより気持ちが伝わって、いい話だった。
今回は、久しぶりの上川君の登場であったが、彼はやっぱり情けない役が似合う。
はまる。
それから台詞を怒鳴るだけでなくなっていた。
皆の役が合っていて、違和感なく見られたお芝居だった。

新作CD発売記念コンサート/ラ・フォンテーヌ
場所 初台 近江楽堂 日時 2001年8月3日(金)19時開演

ラフォちらし。畳んであった痕が・・・ラフォンテーヌの公演に行く。
5月に発売になったCDの記念公演である。
ここの公演は2回目、前回は12月だった。
今回も、お約束どおり、左の一番前、全員の姿が見え、且つチェンバロを引いている指が見える位置をキープ。
こういうところで『ピアノを弾いていた自分』がでてきてしまう。

まずCDの1曲目から開始。オーボエの掛け合いが面白い。
続いて初お目見えのテレマンの4重奏曲。ラルゴは悲しい雰囲気で、チェロメインで始まる。

次はチェンバロの独奏。
ロワイエと言う18Cのオペラを作っていた人の作品をチェンバロ用に直した『スキタイ人の行進』。
草原を馬に乗った騎馬民族がずんずん行進している雰囲気。

前半最後も初お目見え。プラ兄弟のトリオソナタ。
これはバロック音楽ってこんな感じよね、と言った感じの曲で、2楽章目は女性が優雅にお庭を散歩している感じがする。
最終楽章はさしずめサロンでピーチクおしゃべりしているかのよう。

休憩後はブレシャアネッロの協奏曲から。
チェロがピチカートで、ベースのようにはじくのだが、これが本当に、クラシックっぽくない。
CDを聴いている時からジャズっぽいなぁとは思っていたけれど、本当にジャズアレンジするとは思わなかった。まんまじゃん。
ラ・フォンテーヌバージョンというだけあって、全員のソロアドリブ付き。観客から笑いがこぼれる。

次はビバルディ。
聴くからにおぉビバルディ、と言う感じがする。最終楽章なんざ、うきうきスキップする感じさえする。

そうして恒例チェロの独奏。うっとり聴き惚れてしまった。

最後はCDでも聴いたテレマンのトリオソナタ。
心なしかCDよりも装飾が多い気が。本当に気のせいかもしれないけれど。

アンコールはプラのソナタ。最初の曲の後の楽章だ。
途中でCD(をMDに落とし込んだもの)と平行して演奏、少しづつCDだけに変わり、ちょっとだけ新しいCDを宣伝。
このあたりの演出、ラ・フォンテーヌらしい。

オーラス、アンコール2曲目は、CD最後の曲、テレマンのプレスト。
この曲は、私のお気に入りでもある。
しかし、皆の指がよく動くものだ。

CDだと全てが纏まって聞こえ、どれが誰の音だか判らなくなりそうだったけれど、生は、一人一人の音や演奏がしっかりと聞こえ、見え、楽しめた公演だった。

古楽器によるバロック室内楽 バロック・アンサンブル”Ko-ha-ku”結成公演〜ドイツ・バロックの黄金時代〜
場所 初台 近江楽堂 日時 2001年7月12日(木)19時開演
kohakuちらし

トロヴァトーリレヴァンティでお馴染みの、オーボエ及びリコーダー奏者の江崎さん、
チェンバロ奏者の長久さん、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の頼田さんと、
フラウト・トラヴェルソ奏者の道満さんが結成したko-ha-ku。(琥珀。紅白にあらず)
演奏する楽器だけでもよくわからないかとおもう。
私もよく判らない。

オーボエは、今現在あるオーボエに比べて、付属品が少ない。穴を直接指で塞ぐ。
チェンバロは、ピアノのような形をした楽器で、鍵盤を叩くと、鍵盤にくっついた爪が弦をはじくらしい。
フラウトトラヴェルソは、フルートの原型のような楽器。木で出来ていて、大きい横笛、といった感じ。
ビオラ・ダ・ガンバ。チェロのような楽器。但し、弦が多い。数えたら7本あった。ということで、ネックの部分も太いのだ。
最後に、今回ゲストで登場したバロックバイオリン。噂によると、今のバイオリンよりネックの部分が短いそうだ。いかんせん、詳しくないのでその違いがよくわからないけれど。

今回は、バッハの一番弟子のクレープス(蟹という意味だそう)、テレマン、そうしてバッハ(大バッハ、及び息子と遠縁の3人)の作品。
っていうのに、会社帰りの公演だったせいか、前半のクレープスとテレマンの1曲目は頭に入っていかず、右の耳から入って左の耳から出てしまった感じだった。
演奏者の皆さん、ごめんなさい。

ただ、1曲目のクレープスのトリオソナタは、全体的にかるーい感じ、2曲目のテレマンのトリオソナタの3曲目のDOLCEは、あまーい感じのする曲だった。
後半戦。
バッハ3連発である。
バッハ、遠縁のエルンスト・バッハ、息子のクリスチャン・バッハと続く。
まず、J・Sバッハ。軽やかな感じがする。例えば、広いホールでフルコースを食べる時に流れていそうな感じのする曲調である。
これは、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロの3人で演奏された。
続いてリコーダー、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ3人の演奏によるJ・FR・Eバッハのトリオソナタ。
チェンバロがないせいか、何か足りない感じがする。
が、チェンバロの華やかさに隠れていた1つ1つがしっかりと聴けるのがいい。
最後にJ・Cバッハのクインテット。
5人で演奏しているだけあって、小品ではなく大きい曲、という感じがする。
5人の音がまとまって、うわんっとやってくるときの凄さ、圧倒される。
チェンバロのメロディが素晴らしい。
前もって、江崎さんが、『チェンバロをお楽しみに』と言ったものだから、プレッシャーがかなりかかったとのこと。
でも、負けていなかったようにお見受けした。

2時間で6曲、それぞれの曲に特徴があって、眠くなる暇もなく(まったりはしたけれど)、しかも音響のいいホールで、楽しめた2時間だった。

復活祭後、昇天祭のカンタータ/バッハ・コレギウムジャパン定期演奏会
場所 初台 東京オペラシティコンサートホール 日時 2001年7月7日(日)19時開演

自分の誕生日に音楽鑑賞、なんて贅沢なんでしょう。
というわけで、BCJである。
1階26列25番なので、かなり後ろのほう、ちょっと端の席。
しまった。どうせなら2階席あたりにしておけばよかった。

まず、パイプオルガンから始まる。
今井奈緒子さんが2階にあるパイプオルガンの前に座る。
おもむろに手を広げ、ひきはじめる。
プレリュードだけあって、華やかな音。が、最低音が大きく、メロディが聞き取れない。しくしく。バスのほうが音が響くのね〜。
それとも、座った場所がたまたまバスの音が一番入る場所だったのだろうか・・・。
ラルゴは、音が変わり、パンの笛のような音になる。ちょっと落ち着いた音。
最後のフーガは、又華やかな音に。こちらはプレリュード程バスが気にならなかった。

オルガンが終わり、オーケストラとコーラスが舞台へ上がる。
16人のオーケストラと、16人のコーラス隊。
といっても、最初は15人。何故かオーボエの一人が上がっていなかった。
合唱からソロ、デュエット、と曲ごとに歌う人数が代わり、曲が進んで行く。

テノールは、前回見に行った時と同じ櫻田亮さん。声が届きにくいのだが、声自体は澄んだ美しい声をしている。
ソプラノは野々下由香里さん。よく通るどちらかというと金属的な声。
アルトは、カウンターテナーのロビン・ブレイズさん。ウィーン少年合唱団のボーイソプラノがそのまま成長しました、という感じがする。
バスは、ステファン・マクラウドさん。バスというより、バリトンといった感じだが、いい声。

歌が2曲続き、休憩へ。
ここで、前から逢おうと約束をしていたしるくさんと逢えて、おしゃべりを始める。
と、後ろから、『YUKOさん』の声。他には知っている人いないはずだが。
とくるりと回ると、チェンバロ奏者の長久真実子さんだった。
トロレヴァなどではおしゃべりをちょっとしたことがあったけれど、声をかけてくださるとは思わなかった。いやぁ、嬉しい。
どうやら、オペラシティの1階でお茶をしていたら、トイレに突進していった私を発見したらしい。
しかも、当日出演するオーボエ奏者の江崎浩司さんも一緒だったとの事。
恥ずかしい。大きい声で呼んでくれればよかったものを・・・。

後半戦突入。ソロの人たちがコーラス隊からひとり、ひとりと歌う番になると中央前に出てきて、(演奏者の後ろだけれど)歌って行く。
音も立てずに立ち上がり、そろりそろりと歩くさまは、なかなか興味深い。(そんなん見ていないで、ちゃんと聴けよ、と言われそうだが)

あっという間の2時間。拍手が鳴り止まず、アンコール。
大満足の2時間だった。

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