7時前に起床、9:00チェックアウト、荷物はホテルに預けておく。
今日は夕方から電車で移動のため、下調べのため駅まで歩いてみる。
荷物無しでだいたい10分ほど。
橋は階段が多く、大きい荷物を引きずっていくとなると、倍くらいかかりそうだ。
ヴァポレットでサンマルコ広場へ。
昨日行きそびれたサンマルコ寺院見学。
が、昨日よりも並んでいる。
仕方がないので、20分ほど並んで漸く中に入れた。
カメラダメ、ノースリーブ、短パンダメ、とダメダメ尽くしであったが、なんとか見学。
やはりヴェネツィアの権力はすごかったのね、お金かけて作ってあるわ、という感じのする寺院。
残念ながら、寺院の隣にある時計塔は、工事中で見られなかった。
続いて、アカデミア橋へ。
ここは、木を組み合わせたような橋で、これでベネツィアの大運河にかかった橋を全て制覇したことになる。
といっても3本しかないんだけれど。
S・マリア・デナータ教会へ。
ベネツィアの突端にあり、白い壁と丸い屋根が美しい。
ここまで歩いてくる日本人は少なく、フリーの醍醐味を目一杯味わう。
そういえば、サンマルコ広場からリアルト橋あたりまでは日本人の姿を見かけたけれど、ホテルの近辺は東洋人の姿を殆んど見かけなかった。
ベネツィアといえば、サンマルコ広場なんだろうか、日本の旅行会社のツアーは。
教会からアカデミア橋の途中にあるカフェで、サンドイッチとオレンジジュースで休憩する。
テレビでは、L'ATTACO と表題がでて、空爆の様子が流れてきた。
どひゃ、アメリカさん、攻撃始めたの!?
それより、ミラノの空港の事故も気にかかる。が、『レナータ』という声が聞こえた。
よかった、私たちの使う『マルペンサ』ではないらしい。
が、詳しくは全く判らないので、今晩会うボローニャ在住のT君に詳細を聞こう、と話し合う。
ホテルに戻るため、また散歩かたがた迷走。
ひたすら歩き倒す私たち。
ホテルそばのカフェでオレンジジュースで休憩し、荷物を受け取りサンタルチア駅へ。
が、時間が早すぎた。電車発車時刻の1時間前着。
仕方がないので、駅構内にあるベンチで休憩かたがたぼやぁとする。
16:33出発の15分前になって電車に乗り込む。
ユーロスターの1等車を日本から予約しておいたため、楽に乗り込めた。
さすがに2日間歩き倒したせいか、腰は痛むし、足はじんじんとしている。
お茶とお茶菓子のサーブがあり、(実はこれが目当てだったりする)一息つく。
今回のお菓子は、le bruschelleというお菓子で、小指の先くらいのパンを乾燥させたものにオリーブオイルとピザ味がつけてあるスナックだ。
空調が効いていたので暖かい飲み物をオーダーしたのだが、温くてまずかった。
イタリアで紅茶をたのんじゃいけません。
18:25ボローニャ着。
交通の要所だけあって、大きい中央駅だ。
がらがらと大きい荷物を運んで、タクシーに乗り込む。
途中、交差点で事故があったり、デモが行われるので交通規制が行われていたりがあったのだが、無事ホテルに到着。
ホテルは、前もってT君にお願いをしていた。
何と、ホテルの部屋全てを見学して『この部屋!』と決めてくれたそうだ。
お陰で、大層可愛らしい部屋だった。
白い壁、黒い木製の梁、赤いカーテンとおそろいのベッドカバー。
特に梁は、12世紀の時代のものがそのまま見えているもので、歴史を感じさせる。
2人ではしゃぎながらひとしきり記念撮影。
T君からTELが入り、今日の晩御飯は、『超VIP』なお客様とご一緒することになった。
新国立劇場のえらい先生(E先生)とピアニストの奥様、そこから2ヶ月間研修にきている歌手の方4人、ボローニャでの研修の先生(B先生)、私たちを併せて総勢10人。
先生方は本当に偉い人たちなんだろうけれど、音楽に疎い私たちは、偉さが判らず、『へぇっ』てな感じでおしゃべりをさせていただいた。
B先生は、9月に日本で『トゥーランドット』の公演に参加されていたそうだ。
研修生の方たちは、9月半ばから2ヶ月間、勉強にきていて、漸くイタリアの生活になれてきた頃らしい。
ご結婚されている人もいて、だんな様を置いての2ヶ月間は寂しいだろうな、と思う。

お料理は最高に美味かった。
前菜は魚とフルーツのマリネ。第一皿はイカ墨のリゾット海老添え。第二皿はたこのソテーキャベツ添え。デザートとフラゴリーノ。
食べている間は、白のスパークリングワインを頂く。
イカ墨のリゾットは、真っ黒けでお歯黒状態になるほど。が、美味しい。
添えられている海老はぷりぷりで柔らかく、これもまた美味。
たこのソテーは、驚くほど柔らかい。
火を通すと硬くなるはずの蛸なのに何故?と聴いてみると、企業秘密だそうな。
デザートは、洋ナシのコンポートにクリームをかけ、上からキャラメルで焼いたもの。
この店で一番甘いデザートらしかった。
他の人たちは、ジェラートにしたり、メレンゲにしたりしていて、私一人がチャレンジ。
結局、やはり半分も食べられず、ギブアップ。
T君とMさんが頼んだメレンゲを味見させてもらったが、大層美味しかった。
結局、関係のない私たちも、E先生のご相伴に預かってしまった。
『関係ないのに・・・』と先生に言うと、『いや、ちゃんとT君つながりで関係はあるから』と仰って下さって、ありがたくご馳走になった。
どうもありがとうございました。
【後日談】
日本に帰って『E先生』を検索。音楽界ではご高名な方だった。
そんな方に、
『新国立劇場行ったことあるの?』→『いいえ〜』
『あなたたちも歌を歌うの?』→『いいえ〜』
とかるーく答えた私たち。知らないとはいえ、失礼なことを言いやしなかったか、今になって青くなっている。