【目次】
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プロローグ
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7月14日 京都から沖縄へ
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7月15日 海と泡盛
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7月16日 泡盛マジック
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7月17日 台風
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7月18日 泡盛マジック・パート2
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エピローグ
プロローグ
5月某日…沖縄料理の居酒屋「西国屋」にて。
「7月の連休にヨロン島に行く計画しとるんじゃけど、ゆみさんも来る?」
広島弁を使うヨロン出身(顔のホリは深い)の友人M。
なんでも、バースデー割引の格安航空券を使って、
10人ほどでヨロンに行って、海と泡盛を満喫する予定らしい。
すぐに参加を表明し、「手続きはどうしたらいい?」と聞いたところ、
「何もせんでええよ。」
7月10日…なんと誰も飛行機の手配をしていないことが発覚。
ええぇ!?どうすんの?
「行くよ。」
他に代替案とかないわけ?
「ヨロンしか考えとらん。」
他のメンバーはどうなのよ?
H氏はチャッチャと自分の飛行機は手配して、
「なんとかしなさい。」
だって。
マジで!?
ビンボー学生に飛行機代10万も出せるか〜!!
でも、みんなとヨロンの海で遊びたい。泡盛飲んで騒ぎたい。
そこで、金はないが時間はある学生の必殺技、「フェリー活用案」を実行。
那覇→ヨロン島・ヨロン島→大阪は船で移動することで、
コストを約半分ほどに抑える作戦。
それでも、5万近くかかる。
イタイ。実にイタイ。
でも、
ヨロン島で友人たちと海・泡盛を満喫するために!
そのために、清水の舞台から飛び降りちゃうことにした。
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7月14日 京都から沖縄へ
7月14日、私は京都にいた。
関空まで100キロある。
でも、なんとしても、14日のうちに沖縄へ行きたかった。
なぜなら、15日になると航空運賃が6000円もハネ上がるから。
どうせ6000円払うなら、
那覇で1泊した方が楽しそう♪
この、私らしいといえば私らしい、
強行突破・体力無視・対費用効果重視・なんとかなるだろう的発想。
この普通の人ならまず選ばないであろう選択肢が、
(フツーは行くの止めるか、15日に行くよね…)
私の旅行を予想不可能な、ワケのわからない、でも一期一会のステキな思い出にする。
しかし、神ならぬ身、この後何が起こるか知る由もないのであった。
京都からスーツのまま関空まで足を運び、夜9時ごろ、那覇着。
1泊1500円の安宿・ココシャンティを見つけ、転がり込む。
こんな安宿に、スーツ姿は
浮きまくり。
「何でパンストなんかはいてるの?」とつっこまれる。
とりあえず、国際通り(沖縄一番の繁華街)で甚平購入。
ドミトリーで、女の子7人の相部屋。
コモンルームでは皆でわいわい酒盛り。
私も
「ゴーヤビール」
なるものを買い込み、酒盛りにまじる。
ちょっと苦味のきいた不思議な味。
岩手のわさびビールよりはおいしいけど、330mlボトル500円は高すぎ。
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7月15日 海と泡盛
ビッカビカのいい天気!!
こりゃ〜、海行くしかないっしょ!!
ヨロンで会う約束の他のメンバーは16日にヨロン入りするという。
だいたい、メインのヨロン出身M氏は飛行機がキャンセル待ち状態という。
おいおい、ちゃんと来るの〜!?
あんたが誘ったんでしょ?
電話でM氏を責めまくる。
ま、いいや。こっちはこっちで楽しみます。
昨晩の酒盛りで知り合った、北海道からきた3人組とレンタカーを借りて、
いざ、エメラルドビーチへ!!
も、海サイコー!
こんな色の海が日本にあったのね!
普通にそばを熱帯魚がチョロチョロしてるし、太陽はサンサンと降り注ぐし、
気分は爽快!
水は思いのほか、ぬるい。
結構、日に焼けた。
さてさて、夜は泡盛で宴会。
お酒に強いハズの私も、泡盛パワーには勝てないのか、
調子に乗って飲みすぎたのか(他の人のグラスまで手を出していた)、
はたまた旅疲れしていたのか。
ベロベロに酔っ払って
、あんまり覚えていないけど政治問題を熱く語り、
「は…吐きそう」と連呼し、
国際通りで寝込んでいた。(ちゃんと人がついていてくれたけど…)
ビバ☆泡盛
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7月16日 泡盛マジック
目が覚めたら、ヨロン行きの船はとっくに出ていた。
ありり?
ま、い〜や。ヨロンには明日行こう。
ということで、那覇観光!!
今度は10人でレンタカーを借りて、ひめゆりの塔やら、平和公園を訪れる。
そして、夜は沖縄最大の花火大会!!
なんと1時間で7500発。大阪の天神祭りで4000発だからね。その倍ですよ、倍!
なんだか台風5号が近づいているらしい。
それでも強引にやるみたいだ。
きれいな夕日が西に沈んで、コンサートで気分も盛り上がって、
いざ、花火開始!
と思った途端!!
花火開始まもなく、いきなりスコールのような豪雨!
屋根を求めて逃げ惑う人々。開き直って、雨に打たれる人。会場は大混乱。
でも、花火は続く。ガンガン打ちあがる。
それ、ヤケクソやろ!!っていうくらい上がる。
続々人は出口に向かう。迷子の放送が流れまくる。
MCは「雨に負けるな〜!」とか叫んでる。
てか、もう既に負けてる気もする。
結局、豪雨の中、花火は1時間上がり続けた。
花火と雷のコラボ
なんて、初めて見た。
花火自体もスンゴイ良かった。都会と違って、邪魔するものが何もない。
生涯、絶対忘れられない思い出となってしまった。
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7月17日 台風
今日こそはヨロン島に渡らねば。
飛行機で既にヨロンに渡った友人から
「こら!何してんねん!」「こちら宴会中」
など、
電話やメールがガンガン入る。
早朝の船便に寝坊しては困るので、徹夜でそのまま港に送ってもらう。
チケット売り場では、「台風5号が来ているので、船長判断でヨロンには寄港しない可能性が高いです」
とかなりチケットを売ることを渋られたのだが、
1%の望みにかけて、「とりあえず、乗ります!」とゴリ押した。
そして、いざ、乗船の時。2日間共に行動したSさんと感動の別れ。
「今度、北海道おいで〜!」
「大阪来たら、言うてな!」
そして、
船のタラップに足をかけた瞬間!
係員に呼び止められる。
「あ、さっきヨロンはバッコウが決まったよ。」
へ…?バッコウ?
抜港!?
ヨロンをスキップするってこと!?
「払い戻しは、窓口でやってね〜。」
感動の別れを惜しんだばかりのSさんと2人肩を並べ、
トボトボと宿に引き返す。
ま、ムリなものはムリなので、開き直って、首里城やさとうきび畑を観光しまくる。
せっかくなので、「沖縄の台風」を体感するために、海にも行ってみる。
波がすんごい迫力でザバ〜ン★。風が強くて前に進めない。
でも、こんな海で泳いでる人がいた!!
死ぬよ!?
「明日、私たちも泳いでみる?」
速攻却下。
夜はカラオケ&泡盛。
沖縄のカラオケはめちゃ高い…
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7月18日 泡盛マジック・パート2
起きたら12時だった。
気になっていた
映画、「ゴーヤチャンプルー」
も見逃した。
国際通りでタコスを食べたり、ちんすこう買ったりして、
なんとなくダラダラ過ごし、大阪行きの船に乗り込む。
この船は憎らしいことに、ヨロンに寄港しやがる。
あぁ、ここ数日、渡りたくて渡れなかった夢の島。
ここには友人が待っているというのに…
でも、ここで降りたら帰れなくなるので、降りたりなんかはしない。
そのまま大阪へ帰る。
乗船時間は約40時間。
ひたすら寝まくる。24時間くらい寝た。
後は本を読みまくり。
「蛇にピアス」「三四郎」「東京ラブストーリー(マンガ)」を読破。
60人くらいのザコ寝の2等船室なんだけど、おばちゃんがお菓子をくれたりする。
子供が話しかけてきたりする。
夜中にオヤジと目が合ったりする(すぐに布団を移動)。
ま、もう乗ることはないだろうと思う。
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エピローグ
ヨロンの友達から5文字のメール
「
約束やぶり
」
そう、私が5万円もはたいて沖縄に飛び立った最大の目的は、
ヨロン島で友人たちと海・泡盛を満喫することであった。
海と泡盛は満喫できた。
新しい友達もできた。
でも、ヨロンじゃなかった。
旧友には会えなかった。
台風のせい?泡盛のせい?
(お前のせいじゃ!というつっこみは受け付けません。)