200209〜10乗鞍スカイライン


 日本の道路最高点をもつ乗鞍スカイラインを初めて知ったのは「雲上の道路」としてある道路地図に紹介されて
いる写真を見たときです。今からもう20年も前、免許もまだ取れない年の頃の話です。いつかは自分で運転しようと思
っておりました。
 最近、HPで乗鞍スカイラインがたびたび話題になっていました。環境保護の観点から、今シーズン限りで自家用乗
用車は走られなくなるとのこと。(2002年のシーズンを最後にマイカー規制となりました。)
 もうチャンスは今年しかない!と思いながらも忙しい日々が続きなかなか行くことが出来ません。や
っと時間がとれたと思ったら9月、気候を考えるとそろそろやばい時期です。

 結局9月と10月の2回に分けて行きました。一回目は乗鞍岳登山まで行いましたが天候がやや悪く、10月に再度し
きり直しをしました。

 乗鞍スカイラインは日中のみ営業、山頂P(畳平)は原則として宿泊駐車できません。つまり朝のゲートオープンまでに
並んで、ゲートオープン(夏は3:30〜、春秋は7:00〜)後に山頂目指して車を走らせます。
 しかし今シーズンは自家用車で登ることが出来る最後のシーズン。車も半端じゃなく多いとの前情報をいろんなHP
や掲示板から入手しました。
 確実に走破すべく、前日から並ぶことにしました。


 下記に紹介する写真は2回目、10月に行ってきた時の写真がメインです。
最後の方に9月に行ってきた乗鞍岳登山写真をつけます。


 出発は10月12日の正午。本日中にゲート前に到着して並
ぶ予定です。
 住まいは都内、乗鞍スカイラインまではかなり距離がありま
す。まずは中央道に乗ります。八王子、上野原付近での渋滞
に巻き込まれながらひたすら走らせます。
 これは途中の談合坂SAでナビのGPS情報を得た物です。
ここは少し山の中ですが高度433mを示しています。
 さらに走らせると前方に八ヶ岳が見えてきました。あの山の
さらに向こうまでゆきます。
 これは中央道最高点の写真です。1012m
 中央道諏訪湖SAで一休みした後、岡谷JCTから長野道に
入ります。
 出口は松本です。松本から国道158号線を西に進みます。
 しばらくして新村というところでコンビニに寄ります。ここで今
晩の夕食と明日の朝食を買います。
 本格的?なコンビニはここで最後です。途中道の駅がありま
すが、早くしまってしまうため、トイレ休憩くらいしかできませ
ん。
 →この先、新島々駅付近にセブンイレブンがありました。
 さらに西に進みます。道路は緩い登りが続きます。そしてだ
んだんカーブも多くなってきます。
 この写真は奈川渡ダムです。ダムの上の道路上を走りま
す。

 このダムの手前には全国的にも珍しいトンネル内分岐があ
ります。
 ここの他にトンネル内分岐があるのは国道140号線、埼玉
県の三峰山付近(下のリンク参照
)くらいしか知りません。
 ここもやっぱりダム絡みの道でして、もっと特長があります。
 トンネル+ダム上道路が1車線しかなく、行き違いが出来ま
せん。
そのかわり交差する3本の道それぞれ、トンネル入口付近に
でっかい待ち時間表示信号があります。
 待ち時間は3〜5分程度で、その間他の道からの進入は禁
止となります。待ち時間が長いので、本当に行っちゃ行けない
のかどうか不安になります。
 もし間違って進入したらかなり危険です。


 一応、国道140号の写真を紹介します。(ここで紹介してい
る国道158号線ではありません。)
 待ち時間表示信号です。(円形グラフが欠けてゆきます)



 トンネル入口です。(狭い!)

 トンネル内分岐です。(暗いのでブレ)


 反対側では車が待っています。

 上高地付近を通過し、安房トンネル(長野/岐阜県境)
はいります。トンネルに入る頃にはすでに日が暮れていまし
た。
 トンネルの出口料金所付近にちょっとした休憩所がありま
す。無料の公衆トイレはここで最後です。
 スカイラインに乗れば、山頂駐車場の有料(1回100円、小
学生以下無料)しかありません。
 トンネルを出てすぐに左折して県道485号線に入ります。
 しばらくして平湯峠への分岐を左折します。ちっちゃい看板
なのでよく見ないと見落とします。
 見落としそうな看板を頼りに平湯峠へのジグザグ道を進み
ます。
 乗鞍に行ってきたと思われる対向車数台とすれ違います。
 この写真は平湯峠頂上付近の乗鞍スカイラインへの案内板
です。
(この看板もわかりにくい!)
 スカイライン入口手前で車列を見つけ、さっさと後ろにつけま
す。
 でもあんまり前車に近づけないようにします。(理由は後述)

 時刻は18時です。ゲートオープンまで車の中で待ちます。車
から降りてゲート入口から並んでいる台数を数えてみました。
(←ヒマ人?)
 すると、この日はゲートから26台目、まずまずです。
 あんまり遅いとスカイライン頂上Pに入ることが出来ず大幅
な時間ロスが生じます。今回は確実にOKでしょう!!
 待っている間、あたりは真っ暗です。近くの車のルームラン
プか月、星くらいしか見えません。
 この日は久々に天の川を見ることが出来ました。
 車内で夕食をすませ、眠ることにします。
いまは10月なのでゲートオープンは7時の予定、9月までは3
時30分にオープンします。
 本来であれば7時前にアラームをセットすれば良かったので
すが、もしもを考えて3時にセットしました。

 とにかく寒い!標高1500m以上だからしょうがないです。ア
イドリング停止してますので、10分もすると車内はかなり冷え
てきます。
 私の場合、後部座席に毛布と布団を持ち込み、くるまって休
みました。
 アラームが鳴り目覚めます。あたりの車は動いていません。
やっぱり7時オープンなのかと思い、もう一度寝る準備をしよう
とすると、ゲートに向かって工事車両が降りてきます。
 「これはもしや?」と思い、急いで支度をすると10月にもか
かわらず3時30分にゲートオープンしまし
た。
 いやいや、あわてて準備しましたよ。
 並んでいた車が次々とエンジンを始動し、ヘッドライトをつけ
て走り出す様子は、なんかのレースのようでもあります。
 しかしまだ寝ているのか、取り残される車も数台いました。
私の前のワゴン車もまだ寝ているようで動く気配がありませ
ん。
構わず追い越してゆきます。車間を開けて停車していたので
ラクラクかわせました。
 写真はゲート通過直後、対向車は先ほどの作業車両です。
真夜中に開門ご苦労様です。
 ゲートからしばらく走ると料金所です。(右の写真)

 暗闇の乗鞍スカイラインを走り続けます。本当に周りが暗く
て何も見えません。ちょっと脇を見ると後続車のヘッドライトが
ずらっと並んで見えました。
 それにしても加速が鈍い。それもそのはず、この道路は十
数キロしか無いにも関わらず1000メートル以上の高度差が
ある。おまけに空気が薄いからよけいそうかもしれない。
 車なら酸素濃度センサーなどでエンジンを微調整するからマ
シです、バイクなどではすっかり元気がなくなってしまうらしい。
おそるべし乗鞍スカイライン。

 約40分ほどして頂上駐車場「畳平」に到着です。4時ちょっ
とすぎでしょうか。今回はご来光を見るのを第一目標としてい
ます。ご来光は6時ちょっと前、もう一回、車の中で仮眠しま
す。
 →一部の方は乗鞍岳山頂からのご来光を拝むべく早々に
出発していました。
 5時半、アラームで目覚めます。この畳平駐車場からご来光
bestスポットである大黒岳までは徒歩で数分です。
 真冬の服装(外気温5度くらい)をして、大黒岳を目指します。

 そして山頂の少し手前に陣取りカメラを東の空へ向けます。
当然日の出はまだです。
 天気が良すぎて雲海が浅く、今日のご来光は遙か遠くの山
から登るようです。
 あたりはかなり明るいのに夜明けはまだです。
 これは大黒岳から乗鞍スカイラインの反対側(エコーライン)
を写したものです。こちらは無料で通行できますが、畳平P手
前のゲートが朝の7時まで開きません。従って、道路上での駐
車となります。
 それにしてもすごい車の列です。道路の下の方までほとんど
車で埋まっています。

 こんなに明るいのに夜明けはまだです。
 時刻を確認します。たしかこの時期は5時50分くらいのはず
です。
 きました!太陽が見え始めます。
 辺りから一斉に歓声と拍手が沸きます。
 さらに日が昇り明るさが増してきました。
 太陽がほぼ出きったところです。ここまで5分もかからなかっ
たでしょうか。
 周りが朝焼けに染まります。これは大黒岳からみた富
士見岳です。
 それにしても車がいっぱい。
 大黒岳山頂を経由し北側を望みます。
 さっき登ってきた乗鞍スカイラインの桔梗ヶ原付近です。
 駐車場待ちの車がこちらにもびっしり!ちょっと苦労しまし
たが早めに来て良かったです。
 これは北アルプスです。一番左が槍ヶ岳、真ん中が奥穂高
だったと思います。
 槍ヶ岳って本当に槍みたいにとがってるんですね。

 こんな景色を見ながら朝食(コンビニおにぎりですが)をとりま
す。寒いんですが、すごくおいしく感じました。
 満足して大黒岳を降りてゆきます。これはその途中で、鶴が
池と畳平駐車場を撮ったものです。
 池の青、山の緑、そして空の配色がとてもすばらしいです。
 これはさっき紹介したエコーラインのゲートです。7時オープ
ンまで1時間くらいあります。
 ちなみのこの地点が日本の道路最高地点だそうです。
(畳平駐車場より少し高いところにある。)
 最高地点は県境になっています。これは長野県側です。

→ちなみに、日本の国道最高地点は、群馬県の国道292号
線、渋峠付近です。(2172m)
 続いて岐阜県側です。そういえば自分の車で岐阜県に入っ
たのは今回で2回目でした。関東からは遠いから、なかなか
来られないです。
 畳平駐車場にあった看板です。9月に来たときは乗鞍山
頂まで行ってきました。
 畳平駐車場にあった最高地点看板です。
 山頂は3000mちょっと。9月に行ったときはこの看板通
り1.5時間かかりました。(300mしか高低差はありませ
んが...)
 これは9月に来たときに購入した証明書です。
 これは規制情報のパンフです。
 車に戻りナビで高度を確認します。
2746mを指しています。(40m程度の誤差はありますが)

 もうこんな高度を指すことはないでしょう。
(すぐに思いつくのは富士山スバルラインの新五合目2500m
くらいです。)
 このマップも、もう表示できなくなります。なにせ自家用車乗
り入れ規制になりますんで。
 少し休んで帰ります。前回、9月に来たときはエコーラインを
下りましたが、今回は景色も楽しもうと、来た同じ道、乗鞍スカ
イラインを下ってゆきます。
 それにしても対向車の頂上P待ちはすごいです。
 桔梗ヶ原付近です。遙か先に雲が見えます。明らかにあちら
の雲より上を走っています。
 逆行ですが右の山が乗鞍岳です。(ちがうかもしれない)
 途中のミニ駐車エリアで撮影したものです。高山/丹生川村
方面です。雲が下に見えます。!
 このときも駐車場待ちの対向車の列が続いています。写真
を撮ってると、待っている人から話しかけられました。

おじさん「上から降りてこられたのですか?」
私「はい。」
おじさん「上まであとどのくらいですか?」
私「あと3〜4キロはありますよ。頂上までこの列は続いて
いますよ」
おじさん「どれくらいでつきますかね?」
私「いま8時くらいですが、たぶん夕方になると思います
よ。」
おじさん「.......(唖然とした表情)」 「女の人とかい
るからトイレに困って。どこかありませんでした?」
私「頂上か、下の料金所にしか無いですね。場合によって
は引き返した方が良さそうですよ。歩くのは大変ですし。」
おじさん「.......」 「おたくは何時に来たんです
か?」
私「昨夜の6時頃です。」
おじさん「え〜っ!そっそんなに早く来たんですか?」
私「それでも私より前にかなりの方が並んでいましたよ。」
おじさん「今日は出直して明日にすることにします。今日の
夕方並びます。いいこと教えてもらってありがとう。」
 お礼にお菓子をもらっちゃいました。
 しばらく走るとだんだん背の高い木々が目立ってきます。
 ナビで高度を確認すると約2500mを示しています。一般的
な森林限界高度は2500mといわれています。
 スカイランを降りきり、帰りの料金所に到着です。でも雰囲気
が変です。ゲート入口から車が入ってきません。そういえば途
中から対向車もありませんでした。
 ゲートを出ると
「頂上駐車場が満車で入ることが出来ません。今から登っ
ても日没まで駐車場に入れませんので、本日の営業は終
了します。」
と、繰り返し放送していました。まだ8時半です。よっぽど車
が多かったのでしょう。早く来て良かったです。
 中には徒歩で頂上を目指している方もいました。歩けば畳
平Pまで5〜6時間で着くかもしれないが...

 この写真は残り19日と寂しげな表示を撮ったものです。

 この後、平湯峠〜安房トンネル〜国道158号〜松本ICを経
由し、途中の諏訪湖SAで温泉に入浴、諏訪南で一旦高速を
降りて相模湖まで一般道路を走ってきました。
 ここからは1回目、9月に乗鞍山頂まで行ったときの写真で
す。

 天気はあいにく悪く、登るつもりはなかったのですが、連れ
のリクエストでとりあえず肩の小屋(途中の山小屋)まで行くこと
にしました。
 これは途中のお花畑です。9月というのにすでに花の姿は見
えません。気温一桁ですから仕方ないです。

 肩の小屋は霧に包まれていました。せっかくだから山頂まで
ということで結局最後まで登ることになりました。
 途中岩場や急坂、酸素濃度が薄い、日頃の運動不足
(←たぶんこれが一番効いている)でややつらかったです
が、約1.5時間で無事山頂に到着です。
 山頂は霧に包まれて何も見えません。仕方なく頂上の証拠
を撮るべく、頂上看板と、この写真(一等三角点)を撮影しまし
た。
 これは頂上小屋で購入したオリジナルキーホルダーです。こ
こでしか入手できません。
 裏に名前と日付を彫ってもらえます。
 しばらく頂上にいると風が吹いてきました。そしてだんだん霧
が晴れてきます。
 ついにエコーラインまではっきりわかるようになってきまし
た。
 これは頂上付近から高根村/御嶽山方面を撮影したもので
す。
 山頂にいた人の話では数日ぶりの天気だそうです。
 この日まで3回も登りなおしたカメラマンもいました。
 頂上から降りてきて振り返ったところです。
 畳平に降りるとすでに日が差すまでに天気は回復していまし
た。
きて良かった〜!

 池の青と山々の緑がきれいです。前記の10月の写真よりも
色が濃いですね。

 このときはエコーラインを下り、乗鞍温泉郷で日帰り温泉「湯
けむり館」によってきました。


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