819日の行程

 日和佐・道の駅(9:51)→  室戸岬(14:20)→ 最御崎寺(24番札所)(14:5515:25)→ 津照寺(25番札所)(15:5016:10)→ 金剛頂寺(26番札所)(16:4017:00)→ キラメッセ・道の駅(17:3017:35)→ 吉良川大橋(17:55)→ キラメッセ・道の駅(18:0518:51)→ 二十三士温泉(20:00

総走行距離:127km
総走行時間:10時間09
実走行時間:8時間くらい
実平均速度:16km/hくらい
停止時間:約2時間

 朝5:30に自宅を出発し、徳島までは快調に飛ばしたけど徳島市内では通勤ラッシュに捕まり9:30頃やっと日和佐の道の駅に到着。準備して出発しようとしたら会社から電話があり、あれこれ話をしていたら結局10時前になりました。電話で話している最中におじさんの乗ったロードバイクが通過していきました。5分遅れで相手はロード、しかも荷物なしときたら15kgくらいの荷物を積んだクロスバイクではとても追いつかないと思うけどなんとか背中でも見られたらと必死でこぐ。すると軽く流しているのか見通しの良い直線道路になったとき500mくらい先に発見。しかし、差は縮まらず。そのままずっとたまに見える背中を追いかけて走ります。

 差は縮まらないけど開きもしないということは256km/hくらいで巡航しているよう。するとかなり長距離を走っているのかも。もしかしたら、おへんろかも。その後コンビニでストレッチしているこのロードバイク乗りのおじさんを見かけたので抜いていきますが、どうせどこかでまた抜かれるでしょう。その後しばらくはは調子よく走っていたのですが、そのうちスゴイ逆風で20km/hも出せなくなります。ヒドイときには15km/hを切ることもあります。先日の琵琶湖もヒドかったけど今度は荷物を積んでいると余計に風の抵抗もあります。本当にしんどくて叫び出しそう。というか実際叫んでいました。

 この23番から24番の間は一番ツライところだと言われています。距離があって歩きだと一日ただ歩くだけという距離であり、海外線なので景色があまり変わらないからです。しかし、歩きならわかりますが自転車のヒトも同じようなことを言っているのにはオドロキます。普段の通勤では信号が多くてストップアンドゴーの繰り返しに嫌気がさしている私にとっては景色など変わらなくてもノンストップで長距離走れるなんて嬉しいことではあってもツライワケがありません。と思っていましたがこんなに逆風が続くとホントにイヤになります。

 しかし、これだけ逆風が続き遅い速度で走っていると本当に逆風のせいなのか?とギモンに感じてきました。本当はボクが遅いだけなんじゃないか。逆風にかこつけてさぼっているだけなんじゃないかと自分で情けなくもなってきました。

 ところで、あのロードには途中で抜かれることはありませんでした。やはりおへんろではなくてただ55号線を走っていただけなのでしょう。

 夫婦岩のトイレでおしっこして、またひた走り14:20に室戸岬に到着。3時間で到着する予定だったのに逆風のせいで4時間半かかりました。ここから少し行ったところでスカイラインを上るのですが10%勾配が1.5kmということで他の難所に比べるとまだましで荷物を積んだままで上りきることができました。

 参拝のあと便意を催し駐車場のトイレでゆっくり用を足して出てくるとあのロードが上がってきました。フロント2枚のロードでは10%勾配はキツかったことでしょう。でも荷物なしだからまだまし。バイクの若者2人組とどこかで会っていたようで声をかけられていましたがそれに答えて「逆風がヒドクて死にそうだった。」と言っていました。これを聞いて安心しました。やっぱりあの逆風は本当だったのです。しかし、私より遅いロード乗りには初めて出会いました。嬉しい、と言ったらヘンか。

 その後、10%勾配の九十九折りの道を下って行きました。自転車の倒し方を覚えたので荷物を積んだクロスバイクでも以前よりかなり速くコーナーを曲がれます。たぶんロードバイクでつづらお峠にて落車した当時よりも現在のこの状態の方が速いと思います。荷物を積んだクロスバイクだけど。

 津照寺に着くと先ほどのバイク2人組が出発するところでした。彼らはお参りを作法どおりにはしていないようです。納経もしてないかも。私が出発するときには歩きのカップルに出会いました。最御崎寺に私が到着したときに出発しようとしていたカップルです。歩きもなかなか速いので驚きました。

 金剛頂寺へはけっこう時間が危うくなってきました。そして参道入り口の方までやって来て少し嫌な感じがするのです。そう、鶴林寺のときとよく似たシチュエーションです。またタイムアウトか?と思いましたが、なんとか間に合いました。まあまあ急な坂でしたがなんとか16:40くらいに駐車場に到着しました。階段を駆け上がりまず線香を購入しましたが、これが感じ悪かった。そのあと本堂で般若心経をあげているともうその直ぐ横でかた付け始めているのです。それが物とかをではなく扉を閉めているのです。お経が終わるまでに私が出る一つの戸を残して全て閉じられてしまいました。向こうの言い分も有るでしょうが、なぜ数分待つことができないのでしょう。まだ1645でした。1700を過ぎているのなら仕方ないけど。

 一応これで今日のお参りは終わりです。あとは今日のねぐらをどうするか。もともとクルマで来たのは荷物をクルマに全て置いておいてそこをベースに出発し、一日の終わりに国道沿いを走っている電車で輪行してクルマに帰ってきてまた自転車で進んだところまでクルマで行きベースを前に移すという方法を取るつもりだったのです。ところが朝気が付きましたが室戸岬のあたりは電車が通っていないのです。途切れているのです。仕方がないのでバスを使うしかありません。つまり輪行できないので自転車を置いておくのです。

 キラメッセ道の駅まで走ってバス停の時刻表を見ると18:58分が甲浦まで行く最終です。まだ1.5時間ほどあるのでベースをもう少し前に持っていった方が良いかと思い、先へ進みクルマを置いておける場所を探すことにしました。吉良町並み見学駐車場というのもありましたが、関係のない駐車はお断りと明記してあるし、夜間の人気はなさそうなので少し心配です。結局吉良川大橋まで走りましたが適当なところがなく、やはり道の駅に戻ることにしました。ムダな動き。

 道の駅で夕食を取って、そのあと少し心配になったので電話で確認することにしました。何がかというと最終バスが日和佐まで行く最終電車に接続しているか否か。まだ夜9時や10時で終電ということもないだろうとは思いましたが。

 
 甲浦の駅に電話するとだれも出なくて、一つ向こうの宍喰に電話したら日和佐まで行く電車は20:08分が最終だとのこと。すごくイヤな予感。バスが1時間で甲浦まで行くのかどうか。バス会社に電話するとなんと甲浦に到着するのは20:25だと言います。つまり、無理。

 「最終バスが最終電車に接続していないのですか?

 こう尋ねると、ここで初めて知りましたが、海部からはJRで甲浦から海部までは別の線なのです。海部までの電車20:41発に接続していると言います。そして、おそらく20:41の電車で海部に行けば海部でまだ先に行く電車があるはずのようなことをうにゃうにゃ言うのです。でも、先ほど宍喰の駅員さんはないと断言していたしそちらを信じるしかありません。しかし、こういう最終電車の接続というのは都会ではヒジョーに重要なことだと思うのですが、こちらではそうでもないということなのですね。


 ということで、クルマに帰る方途はなくなり、このまま先へ進むしかなくなりました。そうと決まれば明日ラクなようにできる限り神峯寺の近くまで今夜中に言っておかなければなりません。とりあえず二十三士温泉というところが25kmくらい先にあり営業時間の終わるのが9時なので8時目標で走ることにしました。けっこう飛ばして、20km/h台後半でずっと走り無事間に合いました。

 ゆっくり温泉につかり出てきて、さて、どこで寝ようかと考えながら自転車のところに行くと、入るときに停めてあった前後キャリアに荷物を積んだフル装備のMTBの持ち主から声をかけられました。TESTACHMTBに全てORTLIEBのバッグなので金を持っている50代だろうと勝手に思いこんでいましたが、私よりずいぶん若い青年でした。

 訊くとこの温泉の向かいに公園がありそこにテントを張ると言う。これはちょうど良いと私も一緒に並べてテントをはらせていただくことにしました。彼はおへんろではなくて徳島からフェリーで四国入りしてカルストに行って来たという。何日間回っているのか訊くのを忘れましたがお盆休みの範囲だと思います。初めは学生かと思いましたが立ち居振る舞いからして社会人と思います。礼儀正しく、また相手のことを詮索しないというのもヒジョーに心地よいなかなか好青年でした。でも、あとから考えるとお互い名前すら訊くのを忘れていました。

 彼は翌々日の朝10:00のフェリーで東京に帰るので明日は阿南あたりまで走りたいらしく、そのためにルートを悩んでいました。室戸岬経由か奈半利から493号で野根まで峠越えをするか。私は四国の峠は険しいというイメージがありましたので室戸岬経由を薦めました。四国は海岸沿いでもアップダウンがあるのです。それに、室戸岬の昨日の逆風。昼間の風向きがあの方向なら徳島方向に走ればすさまじい順風になるはずです。

 距離は恐らく1/3くらい短いけどおそらく険しい峠越えより、距離は長くても順風満帆な室戸岬。私ならゼッタイ室戸岬なのですが、彼曰く、標高差はどう見ても500mくらい。40kmほどで500mの標高差なら険しいとは思えない。ということでした。

820日の行程

 二十三士公園(6:30)→  神峰寺(27番札所)(8:008:30)→小屋(8:409:20)→ 田野(9:30)→ 奈半利(9:459:55)→ 野根<55>12:30)→ 日和佐・道の駅(15:30

総走行距離:106km
総走行時間:9時間
実走行時間:7時間くらい
実平均速度:15km/hくらい
停止時間:約2時間

 2人とも朝は5時に起床。結局彼は493を行くと言い残し、コンビニで朝食を取るからと先に出発していきました。私は昨晩買ったパンを食べ、ゆっくりしてから、温泉の前でバイク乗りと会話して6時半ごろ出発しました。彼は意外と朝食をゆっくり取る習慣みたいでその後コンビニの近くで擦れ違いました^^

 神峯寺の参道入り口は少しわかりにくい。一度間違ったところを上がっていって地元のおじいさんに声をかけられて間違いに気づきました。その後も少し迷ってやっと入り口に到着。




 ここから
3.5km400mのぼるので平均10%ほどの勾配。ここはまったく失敗しました。いつもはもっときつい勾配でもそんなに距離が長くないので一気に上ってしまえるのですが、3.5kmというのは長すぎました。最初に飛ばしすぎたので途中で脚を使い切ってしまいました。

 あと
1,500mという立て札のところに荷物を置いていくことにしました。しかし、乳酸が溜まっていてここからは休み休み上っていきました。ペース配分を考えるべきでした。


 フラフラになりながらなんとか到着しましたが、もう脚も使い切り、走る気力もなくなって先に進むのがイヤになってきました。お参りをすませて坂道を下りながらどうするか考えようと思ったら、荷物を置いたところで急に雨が降ってきました。雨宿りをするところもないので下って行くことにしましたがしばらくするとバケツをひっくり返したような雨。猫と犬の雨降り。落雷まで。お墓のとなりにプレハブがあったのでそこで雨宿りをすることに。これで完全に戦意喪失。四国のためには恵みの雨でしょうが。

 30分くらい経ってようやく小降りになってきたので行く準備を始め今日の予定を決断しました。日和佐へ帰ろう。彼の後を通って493を走ろう。

 493は初めは緩い上りながら25km/h以上で快調に走れました。落石注意の標識と実際に転がっている石が少し怖かったのはありますが、この調子で少しずつ上っていくのなら500mの標高は何も怖くはありません。

 良かったのはどのあたりくらいまでか覚えていませんが、そのうちなんか変な感じになってきました。下っているのにスピードが出なくなり、軽い上りのハズなのに勾配の感覚以上に減速するのです。乳酸が溜まって脚が動かなくなっているのか、でもそれでは下りの減速の説明がつきません。試しにこぐのを止めるとほとんど停止してしまうのです。極度にエネルギーがなくなっていることも考えられるのでヴァームを飲んだり、ウェイダーを摂ったりしてみますがまったく改善されません。あと考えられるのは向かい風か強いということですが、感覚的には無風に近いのです。その他に考えられることと言えば、平衡感覚がおかしくなっていて下りに見えて実は下っていない、緩い上りにしか見えないけど本当はかなりの勾配がある。これ以外のことはあまり考えたくないのです。誰かが荷台を引っ張っているとか、誰かが荷台の上に座っているとかそういうたぐいの話。

 昨日の室戸岬のように苦しい時間を過ごした後、本当にある程度の上りになって来ました。これを必死でこいで上りきると今度はかなりの下りになりました。ここが四郎ヶ根峠です。ここも気分良く自転車を倒しながら降りていきますが、道が、舗装が悪くていけません。ロードレーサーだとしたらとても快適に走れないでしょう。

 55号をまた北上します。期待していた追い風はない。むしろ少し向かい風かも。このあたりは昨日まだ逆風じゃなかったかな。やっぱり室戸岬経由で帰った方が良かったかな。彼にも感想を聞いてみたい。あの平衡感覚がおかしくなったような感じは彼もあったのかどうかも併せて。やはり名前くらい訊いてメアドの交換もしておけば良かったかと少し思う。別れるときに私の写真をデジカメで撮っていたからブログかなんかでアップする気かもしれないので帰ったら検索しようと誓う。

 55号は快調に飛ばす。といっても荷物もあるし坂もあって2025km/h巡航というところでしょうか。サーファーや海水浴客を横目で見ながら走る走る。お腹は空いたけどもしかして彼に追いつくかもという期待もあって店に入るのはやめる。でも、コンビニでおにぎり買って食べたけど少し座り込んでしまいました。55号では自転車へんろに何人かすれ違いました。自転車へんろといってもいろんなスタイルがあるものです。本当にママチャリでのんびり歩道を走るヒト。MTBのヒト。日和佐トンネルの近くであった若者は本当に嬉しそうな笑顔で手を振ってくれました。私のことは逆打ちのへんろと思われているのでしょうかね。ラストスパートということもあってけっこう飛ばしていたので異様だったかもしれません。

 ということで、15:30に日和佐の道の駅に到着。今回は4ヶ所しか回りませんでした。次回はもう少し効率よく回ろうと思っています。

 




 

 
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